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しもさんの「気になる一言」
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2008年09月30日(火)
対等になれると錯覚するな

映画「幻影師/アイゼンハイム」(ニール・バーガー監督)から。
主人公が、奇術を使い、街の人気者になる。
皇太子などの目にも止まり、近づくチャンスが増える。
話す機会も当然多くなり、親しくなっている気がした。
しかし、それを嗜めたのは、
今まで何十年間もトップに接してきた、警察官だった。
その台詞が「対等になれると錯覚するな」。
正確には、
「どこまで親しくなれる?対等になれると錯覚するな。
彼らは出し抜けない、やるだけ無駄さ」である。
こんな台詞ばかりをメモしていたから、
最後の大どんでん返しに、う〜ん、なるほど・・となった。
話は戻るが、つい意見、進言などを許されると、
勝手に親しくなった・・勘違いをする。
けれど、実際には、そんなことはありえないから、
この台詞を選んでしまったのかもしれない。(笑)
何でもいい、言ってみろ・・は、対等になったわけではない。
危うく、勘違いするところだった、ふぅ。



2008年09月29日(月)
謝るなら、前で説明しなさい

映画館で起きた、ハプニング?トラブル?アクシデント?である。
実は、映画「歩いても歩いても」を観たくて、某映画館へ足を運んだ。
しかし、上映時刻になっても始まらず、
もしや・・と思っていたら、案の定、映写機の故障らしい。
まぁ、そんなこともあるさ、そのうち・・と思っていてが、
なかなか、楽しみにしていた映画が上映されない。待つこと約30分。
確かに観客も少なかったが、みんなのイライラが募ってきた頃、
一人の若い男性の従業員が、ちっちゃな声で、それも観客の後方から
「機械が壊れたので、観ることができません・・」と呟いた。
自分の娘くらいの年齢と思われる男の子に向かって、
おいおい、まずは「申し訳ありません」だろ?、
この会社の危機管理はどうなってるんだ、と感じていたら、
後方に座っていた老夫婦だろうか、自分の孫くらいのその従業員に向かって、
躾けるように「謝るなら、前で説明しなさい」と諭した。
彼のわかりにくい説明は「謝罪」には程遠かったけれど、
この老夫婦の一言で、楽しみに遠路から訪れた人もいたはずなのに、
誰一人、上映中止にクレームを付ける人がいなかった。
(みんな、呆れていたのかもしれないが・・)
まぁ個人的には、映写機故障での映画上映中止なのだから、
それなりの責任ある人が、誠意を持って観客に謝罪すべきだったと思う。
こんなことで、映画館で映画を観る人が減って欲しくない。
(私は話のネタが一つ増えたから、いいけれど(笑))



2008年09月28日(日)
鴨川シーワールドまで、30km/hで1時間

週末、職場の仲間と、千葉までゴルフに出かけた。
初めて、東京湾アクアラインを通り、あっという間に、木更津へ。
千葉といったら、落花生と鴨川シーワールド。(汗)
今回のメモは、助手席から景色を眺めていたら、突然目にした案内版。
「鴨川シーワールドまで、30km/hで1時間」
あまりに面白かったから、気になる一言。
普通なら・・いや、私が考えるとしたら、現在地から30キロだったら
「60km/hで30分」と書くからだ。
渋滞するような道路でもないし、人間の心理として、
これから「まだ1時間」より「あと30分」の方が、嬉しいはずなのに・・。
どうして「時速30キロで1時間」なのか、今でも疑問である。
(制限速度までは、確認しなかったけれど、
千葉県民の読者がいたら、是非、教えて下さい。)
全国には、まだまだ私がメモしたくなる看板がいっぱいあるはず。
来年は、美術館でも巡りながら、看板のメモをしまくろうかな?
いやいや、普通は、美術館の企画展話題だよなぁ。
私も「30km/hで1時間」と変わらないか・・



2008年09月27日(土)
ブラジルとペルーは、言葉が違うんだよ

南米だからってこともないけれど、てっきり
「ブラジル」「ペルー」は同じ言葉だと思っていた。
ある時、言葉が違うから話が通じない、と言われ
「うそ〜」と呟きながら調べてみた。
ブラジル(もとポルトガル領)は「伯剌西爾」と書き、
人口は、1億5582万(1995)と多く、 
南米では、ポルトガル語を使用する唯一の国だった。
日系人約130万人もいるようだ。 
ペルー(もとスペイン領)は「秘露」と書き、
人口は、2353万(1995)、主要言語はスペイン語。
ということは「ブラジル国民」と「アルゼンチン国民」は
言葉が通じないということだろうか。
サッカー王国のイメージが強い両国、
選手同士も、にこやかに話しているシーンが・・・
あれ、確かに、あんまり仲良く話しているシーン見ないな。
まさか言語が違うとは思ってなかったけど・・。



2008年09月26日(金)
最後に、幸せを感じたのはいつ?

映画「セックス・アンド・ザ・シティ」
(マイケル・パトリック・キング監督)から。
4人の女性が、それぞれの人生を歩む。
恋愛あり、泣き笑いあり、波乱万丈の人生なのだが・・。
子供の前では「セックス」の話は「塗り絵」と称され、
露骨なエッチネタも「塗り絵したい」などとかわす。
もちろんセックスシーンもあり、やはりPG-12指定ならでは。(笑)
しかし、私が気になった台詞は、4人の他愛無いおしゃべりで
「最後に、幸せを感じたのはいつ?」と訳された英語。
キャメロンディアス主演の「ベガスの恋に勝つルール」でも
たしか、女性同士のおしゃべりで、このフレーズが出てきた。
外国映画、特にアメリカ映画で、
女性が行動するきっかけとなる言葉かもしれない、とメモをした。
隠語で「最後に、セックスしたのはいつ?」の意にも使われるが。
さて、日本の女性は、集まるとどんな話をしているのだろうか。
ファッションや芸能界のことばかりではなく、
「幸せについて」語ることもあるのだろうか。ちょっと気になる。



2008年09月25日(木)
「よさこい」の必需品「鳴子」の役割

全国各地で「連」が出来、今や猫も杓子も・・の感がある
四国・高知の「よさこい」の踊り。
曲も振り付けも自由、手に「鳴子」と言う鳴り物を持つだけ。
額に汗を浮かべながらも、笑顔で乱舞する若者たちは、
この鳴子が何に使う道具か知っているだろうか。
田の稲が実ると、待っていたように雀がやってくる。
それも群れをなしてきて、稲穂を啄(つい)ばんでゆく。
それを退治するための仕掛けが鳴子。
板に数本の竹筒を下げ、張り巡らした縄にぶら下げ、
雀の襲来に応じて縄を引き、カラカラと音を放って雀を追い払う。
どこのお宅にもあって、炊くだけで主食になるのは「米」だけらしい。
日本人にとって「米」は大切な食糧であり、文化である。
だから「事故米、汚染米」にも、こんなに厳しいのだろう。
今の日本中に渦巻くモヤモヤを、
よさこいの「元気な踊り」と「鳴子」で追い払って欲しい。



2008年09月24日(水)
夫は、納棺師なんです

映画「おくりびと」(滝田洋二郎監督)から。(お言葉に甘えて・・)
久しぶりに、自然と目が潤む作品と出逢った。
自分が夢だと信じていたものはたぶん夢ではなかった、と呟き、
一体、自分は何を試されているんだろう?と悩み、
友人知人には「もっとマシな仕事つけや」と叱られた主人公。
終いには、愛する妻にまで「こんな仕事しているなんて・・」
「今すぐやめて、お願い」「さわらないで汚らわしい」と嫌われる。
こんな辛いことはないだろう、と思った。
それでも、遺族からの感謝の言葉を支えに、妻と別居してでも
この「納棺師」という仕事を続けてきた彼にとって、
物語の終盤、手荒く遺体を扱う葬儀屋に向かって、
妻が口にした「夫は、納棺師なんです」は、最高の喜びであったろう
なぜか、私の心も、この台詞に揺さぶられた。
夫の仕事に、誇りと尊敬の念を持った台詞だったから。
もし仮に、巷で「地方公務員」という職業がけなされた時、
私の妻は「夫は、地方公務員なんです」と毅然とした態度で、
口にしてくれるだろうか。とても気になるところである。
そう言われるよう、日々努力が必要なのかもしれないな。



2008年09月23日(火)
良い人生を歩ませてもらいました

ソフトバンクの王監督が辞任した。
50年間の野球人生にも、ピリオドを打ちそうなコメント、
「良い人生を歩ませてもらいました」が心に響いた。
私が生まれた時、彼はプロ野球にデビューした。
私が野球に夢中になった小学生の頃、
いつもテレビ画面の中には、王選手がいたし、
一歩足打法を真似た写真は、大切にアルバムに貼られている。
その王監督が、サイン色紙に添える一言は、
選手時代は「努力」、そして監督時代は「気力」。
この話を聞いて、まじめな監督らしい「一言」だと思った。
「人間を動かすものは『気』だ。病気とは『気』の病。
気の持ちようだ。気持ち、気合い、気迫、気力・・。
さらに根気に強気に、元気に、勇気に。」
一言も漏らさないよう必死にメモをしたのを覚えている。
「良い人生を歩ませてもらいました」を表す「気」を考えたが、
同じ「き」でも「歓喜」しか浮かばなかった。
王監督、とりあえず・・・(笑)、お疲れ様でした。
WBC、野村監督、王ヘッドコーチ、期待しています。(汗)



2008年09月22日(月)
是非、上映が終わる前に取り上げてください

面白いメールが続いて届いていた。
50歳だから50作品、映画館で映画を・・をテーマに観続けたはずなのに、
なぜか、100作品を軽く超えてしまった。
ほとんど見終わった後に、汚い字のメモを整理しながら、
「気になる一言」を一気に書き上げる。でも、アッブしない。
一日3作品を観た日も何度かあるから、取り上げ出したら、
毎日、映画ネタになってしまう気がする。(汗)
もちろん、ストーリーには関係なく、その作品の中の台詞に注目し、
自分の生活・仕事・自己啓発に役立つような日記を書いているので、
たいした作品紹介にはならないのであるが・・。
出来る限り、読者へのネタばれを避けようとして、
上映が終了してから、アップすることにしている。(なるべく)
それに気付いた読者がいたようで、
しもさんの「気になる一言」で、観に行くかどうか、決めることがあるので、
是非、上映が終わる前に取り上げてください、という内容だった。
嬉しいような、照れくさいようなメールだけれど、
私が多くの人に伝えたいのは「映画館で映画を」だから、試してみようかな。
(必ず、1行目に「作品名」は書くので、ネタばれは嫌という人は、
勇気を持って回避して下さい・・(笑))



2008年09月21日(日)
今晩は「篤姫」より「巨人・阪神戦」(汗)

毎回楽しみにしている、日曜夜8時のNHK大河ドラマ「篤姫」。
しかし・・今晩だけは、セリーグ首位攻防戦のプロ野球テレビ観戦。
最大13ゲーム差を追い付くか、なんと10連勝か、
ラミネス、セリーグ外国人最多安打達成か、
見どころ満載の「巨人・阪神戦」に、チャンネルは一度も変えなかった。
(その割には、放送は途中で終わってしまった・・ぐすん)
結果は巨人勝利で、両チーム同率首位。
今年は一度も、東京ドームへ足を運べなかったけれど、
なぜか、私の野球熱は冷めていない。
毎試合結果は確認しているし、原監督のWEBもチェック、
地元わが町出身の横浜・石川選手については、
一打席ごとの結果まで、mixiのコミュニティで調べている。
なんと土日に時間があれば、高校野球の予選まで足を運び、
その雰囲気を楽しんでいる私がいる。
そういえば、メル友の息子さんが、
都内の高校でキャッチャーとして頑張っていることも知った。
変化といえば「ジャイアンツ好き」から「野球好き」に変わりつつある。
(まだまだ、ジャイアンツ贔屓であるけれど・・(笑))



2008年09月20日(土)
体を育てるのはミルク、心を育てるのはブック

北海道恵庭市の市長インタビュー記事だったと思う。
職員から市議、市長になって、注目されていた。
そんな彼は、職員時代、ブックスタートを
日本で最初に始めた人(らしい)。(本人、コメント談なので)
ブックスタートは、1992年イギリス・バーミンガムで始まった政策。
乳児検診の時に、赤ちゃんに絵本のプレゼントをする。
ただそれだけなのに、プレゼントされた子とされない子とでは、
小学校に入る頃には、明らかに学力の差が表れるという。
それで、イギリスでは、このブックスタートが広まった。
わが町も、私が社会教育課時代に始めた記憶が鮮明に蘇った。
そのブックスタートのコンセプトを簡単に文字にすると、
「体を育てるのはミルク、心を育てるのはブック」
赤ちゃんの心を育てるためには、絵本を読み聞かせること、
話しかけることだということだ。
地元に、児童図書と読み聞かせにも使えるスペースを備えた、
「こども交流館」が開館した。
「言葉を喪失すると、人間は暴力化します」・・
そんな言葉もメモをした。やはり、読書好きの子どもを育てたい。
活字中毒の私の願いである。



2008年09月19日(金)
こんな日は、飲まない方がいいですよ

朝から、なぜかバタバタの一日だった。
議会の関係で、1階から4階までの階段を約15往復。(けっこう疲れた)
その後、夕方まで、なぜか落ち着かないリズムが続いた。
やっと席に戻ると、今度は台風情報を気にしながら、
「室長」の立場で「明日の保育所運動会」の判断を検討し、
各保育所長に指示を出す。
「子育て総合支援センター」からは、来場者5万人達成の連絡があり、
スタッフで内輪のお祝いを・・と誘われ、所長として「顔」を出すことに。
さらに、今日から「館長」を兼務することになった
「こども交流館」(児童図書と遊びのスペース)がオープン。
精神的・体力的に疲れているスタッフを労いたいと思いながらも、
直接現場に行けなかったので、ちょっとした顔合わせを・・。
どちらも、お祝いだし、私にとって欠かせない仕事なので、
「飲んじゃおうかなぁ」と思っていたら、職場の部下が、さらっと呟いた。
「室長、こんな日は、飲まない方がいいですよ」。
台風のため、真夜中に「非常召集」がかかるかもしれないし、
今日のバタバタでは、まだ何かあるかもしれないし・・
気をつけた方がいいですよ・・とアドバイスをもらった。
給料日後の金曜日、食事会には顔を出し、久しぶりに飲まずに帰宅。
うまくいえないけれど、今日はこの一言に救われたような気がする。
台風に備えて、もう寝ようっと。



2008年09月18日(木)
「何やってんだろう、私。」「何やってんだろう、俺。」

映画「百万円と苦虫女」(タナダユキ監督)から。
あることが発端で、百万円貯めては、どこかへ引っ越す、
そんなことを繰り返している主人公、鈴子。
(配役は、最近お気に入りの女優の一人、蒼井優さん)
そんな彼女を好きになり、なんとか百万円貯まらないように
わざわざ彼女にお金を借りてまで増えないようにする彼。
結局は、理解されず、別れる羽目に。(ちょっとネタばれ(汗))
そんな2人が、場面は違うのに、同じ台詞を呟く。
それが「何やってんだろう・・」だった。
一所懸命やっているのに、誤解され、考えた結果にたどり着けない。
そんな時に口に出る台詞かもしれないな。
超プラス思考の私だって、何度も口にしてきた台詞だから、
その想いが伝わってきた。
挑戦して失敗する、虚しくなる、でもまた挑戦する。
結局は、その繰り返し。なかなか思うようにならない。
でもこの台詞、必死に自分と向き合っている証拠だと思う。
その繰り返しこそが、人間を成長させている気がする。
「何やってんだろう、私。」「何やってんだろう、俺。」
素敵な呟きである。



2008年09月17日(水)
プールサイドの(空色の床)は、大変すべりやすいです

思わず笑ってしまった、某プールで見つけた注意書きだった。
実際には「プールサイドの(空色の床)は、大変すべりやすいです。
走らないでください。」と書いてある。
(括弧書きで説明してあるところもおかしかったが・・)
私の笑いのツボは、プールサイドなら「水色」じゃないのかな?
さらに今時「空色」って色を使うかなぁ・・という疑問だった。
まして、青色という意味で「ブルー」を使い、
「プールサイドの(ブルーの床)は、大変すべりやすいです。」では、
わかりにくいだろうなぁ・・なんてくだらないことを考えていたが、
日本人ならではの「色」の違い、を改めて感心させられた。
紫紺、茄紺・・など、微妙な色の違いがあるし、
その違いも、野菜の色だったり、自然の草花の色だったりする。
12色より、24色、36色のクレヨンが欲しかったあの頃、
負けずに、色を重ねて新しい色を作ったっけ。
やっぱ「ブルースカイ」より「空色」の方がいいな、私は。
笑って悪かったかな・・ごめんなさい。



2008年09月16日(火)
勘違いは、悲劇であり、喜劇である

映画「同窓会」(サタケミキオ監督)から。
フレーズとしては、実はもう少し長い。
「勘違いは、人生最大の悲劇であり、
人生最大の喜劇である。」だったかな。
作品冒頭のメモだったから、まだ準備が整わなかった。
(実は「最大」か「最高」か、ちょっと自信がない(汗))
「勘違い」とは、間違って思いこむこと。思い違い。
英語では「mistake」と「misunderstand」と分かれる。
「mistake」は(・・での)思い違い。錯誤。
「misunderstand」は考え違い。解釈違い。
さてこの作品、久しぶりに、もう一度、
DVDで見直したいと思った作品である。
作品のテーマも「勘違い」なのだが、
視聴者である私も「勘違い」させられていたことに気づいた。
最初から「勘違い」しなければ、どう感じるんだろう。
作品の感想が変わってしまいそうである。
あぁ、たぶん予告に騙されたんだな。(笑)



2008年09月15日(月)
「ためらう」つまり「いさよふ」

「十六夜」は、当然だけど「十五夜」の翌日。
陰暦8月16日の夜、または夜の月のことをさす。(秋の季語)
今年は「9月15日」。
「十三夜」(じゅうさんや)のように、
単純に「十六夜」(じゅうろくや)と読まないところが、
気になって仕方がなかったので調べてみた。
「いざよい」
いざようこと。進もうとしてすすまないこと。ためらうこと。
「月の出が満月よりもやや遅れる」ので、
これを「ためらう」つまり「いさよふ」と表現したようだ。
十五夜のすっきりした美しいさを保ちながら、
やわらかさがでてきたようですね、と言った人がいる。
なるほど・・芸術的な表現だなあ・・とメモをした。
秋の月に関する表現は本当に多く、日本人を意識する季節でもある。
実は、私、物理部天文班だったんだ、高校の時。(汗)



2008年09月14日(日)
名月と波音と三線

「中秋の名月の夕方、(静岡県)沼津市我入道の浜で、
三線弾きながら、BBQやろうよ」のお誘いにのった。
昇りはじめ、雲に隠れていた満月も、次第にまん丸の形をあらわし、
曇りや雨の天気予報を吹き飛ばしてくれた。
「部屋とYシャツと私」は平松愛理のヒット曲だが、
今日の場合は「名月と波音と三線」、これに尽きる。
砂浜にビニールシートを敷き、大の字に寝っ転がると、
前方からザザ〜ンという「波の音」、
後方から、仲間が弾いてくれる「沖縄・三線の音」、
そして、天を見上げれば「中秋の名月」。
もちろん、片手にはホストの作ってくれた抜群のお手製料理、
そしてもう一方には「泡盛」や「オリオンビール」。(笑)
持参した単眼鏡で「満月」をずっと眺めていたが、
なぜか、飽きなかったことに、自分でも驚いた。
ずっと見ていても飽きないものとして、
「赤ちゃん」「動物」に加えて「月」を入れようと思う。
さすがに「満天の星」までは見えなかったけれど、
今年の「お月見」は、休みと重なって大満足であった。
記録に残しておきたくて「名月と波音と三線」



2008年09月13日(土)
正午は「12:00PM」でありません

昨年の夏に行った「カナダ」の写真とメモを整理していたら、
面白いメモが残っていた。
飛行機の中で、あれっ?と思ったことらしい。
(突然、思い出したのだが・・(汗))
座席の目の前にある個人の専用ディスプレイに、
到着地現地時間などが表示されるのだが、
どう考えても、到着地(日本)現地時間が昼なのに、
目の前の表示は、真夜中、になっている。
以前、職場の同僚と討論したから覚えているが、
(インターネットで国立天文台のホームページを調べた)
例えば、24時間表示の「14:25」は
12時間表示では「2:25PM」。
もちろん「10:30」は「10:30AM」。
問題の「12:45」は「12:45AM」のはず。
(同じ意味で「0:45PM」でもOKかも・・)
しかし、前述のディスプレイには「12:45PM」。
日付け変更線など、時間に敏感なはずの航空会社が
こんなミスをするとは思えないのだが・・・。
誰か、JALの関係者に聞いていただけませんか?(笑)



2008年09月12日(金)
変わっていないところは、大切なところ

平成21年度から、幼稚園教育要領や保育所保育指針も変わる。
教育基本法は、なんと60年ぶりの改正となるようだ。
その改訂に向けて、現場の幼稚園や保育所の先生方は、
日常の保育をしながら、忙しい中、研修会へ足を運んでいる。
多くの先生方の復命書を読み、添付されている資料に目を通し、
「新旧対照表」を眺めながら、改正点にはラインマーカーを引いた。
どうしてこのように変わったのか、社会の変化を念頭に、
私なりに、その改訂を理解しようと努めていた。
しかし、ある幼稚園の先生の復命書で、はっとさせられた。
「今回の改正は、基本はそのまま引継ぎ、内容を充実させている。
変わっていないところは、大切なところである。」
私たちは、つい「改正点」が気にかかる。
以前と、どう変わったのか、これからどう変わるのか。
しかし、もっと大切なことは、変わらなかった部分であることを知り、
もう一度、変わらなかった部分を読み直してみよう、と思う。
目先の変化に惑わされない。これは大きな気付きである。



2008年09月11日(木)
「アメリカ同時多発テロ事件」と「衆議院議員選挙」

どちらも「9.11」なのである。
先日、ある方の講演を聞いたところ「9.11」の日付が
何度となく登場するので、おかしいなぁ、と思った。
私が思い浮かんだのは「アメリカ同時多発テロ事件」。
彼が話していたのは、与党圧勝の「衆院解散選挙」。(笑)
どおりで話が噛み合わない筈だぁ、と笑っていたら、
なんと今、日本が抱えている課題の一つである
「ねじれ国会」「新・テロ特措法」も、元を正せば
この「9.11」に起きた出来事に端を発していると気付いた。
(「与党圧勝」しすぎたから、次に野党躍進になったかも・・)
歴史で習った「226事件」「515事件」と同じく、
「9.11事件」と教科書に載るのだろうか?
さて、その時「9.11」は、どちらで紹介されるのだろうか。
世界史は「アメリカ同時多発テロ事件」。
日本史は「衆議院議員選挙」。なるほど。
さて、あなたの関心事はどちら? 
世界? 日本? それともあの人の誕生日?(笑)



2008年09月10日(水)
「神風が吹いた」その言葉しか浮かばなかった

WBC、世界ベースボール大会の監督人選が話題になっている。
前回のWBC、野球ファンでなくても、覚えているだろう。
絶体絶命の状態から勝ち上がって優勝したから。
あの大会、影の立役者は、実はメキシコだった。
格が違うと思われていたアメリカに勝ったからこそ、
日本の挑戦がつながったとも言える。
この言葉、もう決勝リーグを諦めて帰国するのだから・・と、
関係者の労をねぎらい、食事をしていた王監督の台詞。
テレビで、メキシコがアメリカを破った瞬間を見て、
「神風が吹いた」・・と呟いたのもわかる気がする。
もっと、気の利いた台詞を探したのかもしれないが、
その言葉しか浮かばなかったという。
何度となく「神風」を吹かしてきた王監督の台詞だからこそ、
この台詞は、私の心に残った。
「信じられない」より、もっと奇跡に近いフレーズ、
「神風が吹いた」・・これからも大切にしていきたいと思う。
そして「神風」を信じている人に監督をお願いしたい。



2008年09月09日(火)
唐草模様は、おめでたい模様

定期的にメモ整理していたら、出てきたフレーズ。
たぶん、日曜早朝のテレビ番組「早く起きた朝は・・」から。
いつの回か忘れてしまったが、風呂敷の話題になった。
昔から、泥棒が使うイメージで定着してしまった、
「唐草模様」であるが、本来は
「四方八方どこまでも伸びる延命長寿おめでたい模様」らしい。
古代エジプトで生まれた唐草文様が、
シルクロードを通って日本へ伝わり、
江戸時代には、風呂敷の柄として定着したという。
その風呂敷、今では、エコバックとして注目を浴びている。
どんな形でも、包み込んでしまうから。
私の関心ごとの一つでもある風呂敷は、
変幻自在に包み込む、日本の文化とも言えそうである。
カバンの中から、さっとお洒落な風呂敷を出し、
あっという間に、包んでしまうことが出来たら、かっこいい。



2008年09月08日(月)
グッジョブ(good job)

まだ公開中なので、ネタばれにならない程度に・・。(汗)
映画「ハンコック」(ピーター・バーグ監督)から。
主演のウィル・スミスが活躍するストーリーであるが、
私の視点は、イメージ戦略を仕事とするもう一人の主人公。
「悪役ヒーローを、正義のヒーローへ変える」。
凶悪な事件を解決するだけでは、真のヒーローにはなれない。
そこで考えたのが、今まで口にした事のない悪役ヒーローに、
「グッ」「グッド」「グッド・ジョ」「グッド・ジョブ」と
少しずつ教え、自然に「グッジョブ」と言わせることだった。
それがイメージを変える戦略の一つ「他人を誉める」こと。
私は、なるほどなぁ、と思って、暗闇でメモをした。(笑)
ハンコックが犯罪現場に駆けつけるまで、
頑張っていた警察官などに「ここまでよくやった」
「大変だったな、もう心配ない」の意味を込め、
「グッド・ジョブ」と口にさせることで、信頼を得ていく。
ハンコックは、嬉しくなって、あちこちで意味なく使うが、
それもまた、面白いシーンだった。
この台詞、実は悪役ヒーローだけのものではない。
我々だって、どんな時にでも使って構わないと思う。
いい仕事をしてきたら「グッジョブ(good job)」、
誰かのサポートができたら「グッジョブ(good job)」。
「グッド(good)」って、やはり前向きな単語なんだなぁ。



2008年09月07日(日)
飲む人は、朝が遅いからなぁ(笑)

地元の「空きビン・空き缶分別回収」当番だったので、
隣組の人たちと8時から9時まで、作業に参加した。
(朝、5時くらいから運んできる音がしてましたが・・)
(アルコールも含む)スチール缶、アルミ缶の多さでも、
今年の夏は特に暑かったからことがわかる。
自分たちの住む地域だけで、この量なんだから、
全国では・・考えたら、気が遠くなった。
さて、8時45分を過ぎ、そろそろ片づけの準備を始めたら、
まだまだ来るよ・・と隣のおじさんに言われた。
「飲む人は、朝が遅いからなぁ(笑)」と苦笑い。
さすが、飲んべぇは、飲んべぇの気持ちがわかりますね、
と誉めればいいのか、残り15分で大量のビール缶が集まった。
私なんか最近は、早く寝ちゃうので、朝が早いんですよ、
と切り返したつもりが「休みだったら朝から飲める・・」。
参りました、私なんて、まだまだ飲み方が甘いですねぇ。
よくわからないけれど「頑張ります。」って返事をしてしまった。
よかったのだろうか・・(汗)



2008年09月06日(土)
大人は食べ過ぎ 子どもは食べなさ過ぎ

いつぞや聴いた「食育講演会」、
講師は「東海大学体育学部体育学科教授 小澤治夫氏」
演題は「健康づくりしま専科 朝ごはんで健康づくり!」
非常に早口だったし、たぶん話したい内容が多かったのか、
記憶に残るメモは少なかった。(笑)
その中で最近の「食」に関する動きを表現しているな、と
感じた言葉を、私なりに一行にしてみた。
大人は食べ過ぎで、メタボ。(残す量も多いけれど) 
子どもは朝食をとらない、などの食べなさ過ぎ。
若い女性は、ダイエットも気にして少量しか食べない。
どちらにしても「食」に対する意識の低下が伺える。
今回の講演会、講師の先生も言っていたけど、
足を運んでくれた人は、食に対する意識が高い人たち。
問題は「食育」に興味を示さない人たちの「食生活」。
事あるごとに、伝えなくちゃなぁ、朝食の大切さ。



2008年09月05日(金)
世界の人々から尊敬され、尊重される「小さな世界都市」

書籍「コウノトリ、再び」(小野泰洋・久保嶋江実共著・
エクスナレッジ刊・349頁)から。
幼なじみの「やっちゃん」から、本が届いた。
「やっちゃん」といっても、その筋の商売ではない。(笑)
「泰洋」だから、小さい頃から「やっちゃん」と呼んでいる。
彼は、現在、NHKエンタープライズ
自然・科学番組エグゼクティブ・プロデューサーとして活躍中。
兵庫県豊岡市で取材した「コウノトリ」に魅せられた人たちの
生きた言葉を中心に、丁寧に綴っている。
もちろん、インパクトのある会話に、メモは溢れた。
しかし、最後に選んだのは「コウノトリ、野生復活」を実現させた
豊岡市の総合計画の一文であった。
「私たちは、ふるさと豊岡が地方の小さな都市(まち)であっても、
世界の人々から尊敬され、尊重される『小さな世界都市』
になるものと信じます。」
奉職以来、長年携わってきた、私の「まちづくり」への想いと、
妙に、波長が合ったフレーズである。
豊岡市は「コウノトリ」、そしてわが町は、清流「柿田川」。
題材は違えど、私に残された公務員生活10年、
もう一度、原点に戻って、世界の人々から尊敬され、
尊重される「小さな世界都市」を目指したい、と心から思った。



2008年09月04日(木)
女は、金のない男と逃げたりしないからさ

映画「アフタースクール」(内田けんじ監督)から。
ヤクザの親分が経営するクラブから、ある女性が逃げた。
その彼女をいろいろな手を使い探しだす・・という
簡単なストーリーだけれど、大どんでん返しありで、
けっこう楽しめたストーリーだった。
その中で、どこへ逃げたか、どんな奴と逃げたか、
いろいろな憶測が飛び交い、面白い。
その中のひとつが、今回の気になる一言。
「女は、金のない男と逃げたりしないからさ」
なるほど・・という視点だった。
どんなに好きでも、女性は打算的だから、
金がない男と逃げるとどうなるか、計算できる。
だから、こんな発言になったのだろう。
そんなことも考えず、ただ感情だけで逃げると、
取り返しのつかない人生が待っている、というわけだ。
私にとっては「へぇ〜」というフレーズだった。



2008年09月03日(水)
「辞めろ!」(辞めた)「無責任だ!」(またか・・)

福田首相の辞任に対して、いろいろな人が、いろいろな立場で、
いろいろな角度から分析し、いろいろな解釈をつけ、
一億総政治評論家になったように、コメントを発している。
実は、私には、よくわからないことがある。
国民やマスコミや政治家は、在職中、福田首相に対して、
内閣支持率などを背景に、何度も「辞めろ!」と言い続けた。
しかし、辞職しようとしたら今度は「無責任だ!」コール。
そういう流れこそ「無責任だ!!」と私は思う。
世界の国々の人は、こんな日本をどうみているのだろうか?
国のリーダーがコロコロ変わる。
やっと誰かがリーダーになったら、潰しにかかる。
結局は、人を育てよう、という国民ではないことを物語っている。
洞爺湖サミットの議長が、もういない。(汗)
もう少しじっくり、人を育てる、ということを考えたほうがいい。
2007年09月12日(水) 安倍首相辞任の日、私が選んだ一言は
「内閣総理大臣を育ててこなかった与野党の責任」
一年経っても、ちっとも変わっていない。いいのか、これで・・



2008年09月02日(火)
「台風」の語源は「typhoon」起源説

書籍「日本の歳時記」(野分け)から。
「台風」について説明があったが、驚いたことがある。
語源には、中国語、アラビア語、ギリシャ語起源説があるが、
一番ポピュラーな説は、英語の「typhoon」に
漢字を当てたとするもの、との説明であった。
恥ずかしい話、私は英語の「typhoon」は、
日本の「台風」に英語を当てたとばかり思っていた。
「judo」(柔道)、「karaoke」(カラオケ)と同じように。
「台(颱)風」は、立派な「仲秋」の季語となっているし、
昔から使われている日本語だとばかり決め込んでいた。
もう一度、日本語を見つめ直す必要があるかもしれない。
アメリカの「ハリケーン」は「台風」と訳さないのかな。
調べてみようっと。
アメリカにも、ハリケーンによる大きな被害が出ませんよ〜に。



2008年09月01日(月)
そちの考えはようわかった、さがってよい

久しぶりに、NHK大河ドラマ「篤姫」から。
薩摩の新しい藩主、島津久光は、
西郷隆盛が、京都上洛から江戸へ進む計画に対して
反対した意見を、素直に受け入れられなかった。
前藩主、島津斉彬なら、京でも江戸でも顔が利くが、
今のあなたは、藩主としては、まだ無名の新人・・、
そんな意味の言葉で忠告したが、聞く耳を持たなかった。
多くの若者の意見を聞くと言いながら、
「そちの考えはようわかった、さがってよい」と大声を出した。
そこが前藩主と違うところ・・と誰もが思ったに違いない。
結局は、懐の狭さ、度量の小ささを、露呈する形となってしまった。
しかし、これは一般社会でも良くあるケース。
「何でいい、言いたいことがあれば言ってみろ」とばかり、
懐の広さを強調するのだが、己の評価に我慢しきれず、激怒。
かえって、何も言わないリーダーより、評価を下げることとなる。
う〜ん、自分のことを書いているようだ、反省しなくちゃ。(汗)