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しもさんの「気になる一言」
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2006年12月31日(日)
「手入れ」とは、手をかけること

こんな時しか、じっくり掃除することがないから、
年末の大掃除は、意外と好きな作業である。
(「好き」と「得意」は、別問題ですが・・(汗))
しかし今年は、ちょっと違った時間の使い方をしてみた。
そう、新しいものに買い替えるのではなくて、
愛用品などをゆっくり「手入れ」をしてみることに。
履き続けた靴をタワシでこすってみたのは、何年ぶりかも。
ついでに、汚れていたゴルフボールまで磨いてしまった。(笑)
細かいものは、綿棒で手入れしてみるといい。
予想以上のホコリが落ちて、嬉しくなってしまうはずである。
「手入れ」とは「よい状態に保つために、
整えたりつくろったりして、手をかけること」の意味。
手入れすると、不思議と愛着が増して、手放したくなるのは、
私だけではないだろう。
さて、今年も一番お世話になった、パソコンと携帯電話を、
来年もよろしく、と声をかけながら、手入れしようっと。



2006年12月30日(土)
幸せは、感化して拡がっていくもの

ある女性と「幸せについて」語っていたら、こう教えられた。
正確には「幸せは、伝えて拡げていくものではなく、
感化して拡がっていくもの」だったと思うけれど・・。
「幸せ」って、一言では定義できないけれど、
なんとなくイメージとして理解するには、面白い表現だと思う。
誰かがいつでも幸せを感じていたら、その周りにいる人は
その「幸せ」に感化されて、幸せになっていく。
幸せな人が、積極的に伝えていくのではなく、
幸せと感じている人のオーラみたいなものに感化されていく。
そんな拡がり方をしていくのが「幸せ」だという。
う〜ん、しあわせって奥が深い!!そんなことを思った。
自分の周りを観察してみよう。
幸せが、どう拡がっていっているのかを見つければ、
その発信源の人は幸せなはずだから。
と・・いうことは「幸せ」になりたかったら、
自分で掴み取ろうとするのではなく、幸せそうな人のそばに寄って、
感化されてくればいいんだな、これなら簡単だ。(笑)
さて、誰が一番幸せそうだろう、と周りを見回して見ると・・。
もしかしたら、私だったりして・・ (#^_^#)ぽっ



2006年12月29日(金)
1年後の下山義夫さんへ

今年の1月24日、雑誌「一個人」の
「1年後のあなたに宛てて、手紙を出しませんか?」
という企画になぜか心が動き、一晩かけて自分を見つめ、
1年後の自分宛へ、夢と期待をかけて手紙を書き、投函した。
しかし、今年の年末に届くことをすっかり忘れていたし、
いつもならコピーをとるのに、今回は何もせずに投函したので
「時間差郵便」として自宅へ配達された時、多少ドキドキした。
気になる一言は、私宛の手紙の冒頭部分。
1年前の私は、1年後の私に、こんなことを心配したり悩み、
また、こんなことを期待していたのか、と読み返す度に、
1人で何度も苦笑いしてしまう内容である。
ちょっと照れながらも、しっかり自分の生き方について考えていた
1年前の自分に対して、嬉しくもあった。
文中「『書くこと』を道具として何をしたいのか見つかったのか、
気になります」というフレーズが妙に引っかかったけれど、
それなりに見つかったので、本当の友達に伝えるように、
1年前の自分へ「安心して、見つかったよ」と話しかけることができた。
結果をすぐに求める昨今、1年をかけて届いた手紙を眺めながら、
ゆったりとした時間の流れと、企画してくれた「一個人」の編集者に
感謝の気持ちを感じて、宝箱にしまうことにする。



2006年12月28日(木)
女性の排尿シーン (Yahoo! JAPAN)

「しもさんの日記、面白い単語でもヒットするんだよね」
と、ある方から言われたが、実はあまり気にしていなかった。
講演の後、ホームページのアドレスを紹介するのも大変なので、
Yahooで「しもさん」とか「気になる一言」で検索してみて下さい、
きっと、見つかるはずですから・・と説明するのだが、
どうも、予想外のキーワードでも、検索できるらしい。(笑)
日記そのものが、1か月単位で検索されているらしく、
30日分の日記ごとに検索対象となっているようだ。
今回の「気になる一言」も、私の日記に辿り着いたフレーズらしい。
2006年10月の日記分。
「本当にあったアタック・ナンバーワン」のワン【シーン】から。
... しかし排泄は、排便、【排尿】、呼吸、発汗・・と4つ。
... だから、【女性】は生命力があるでしょ、
なにか食べ物が入っていると安心するのよねぇ」。
書いた日にちは違うけれど、確かに、全てのキーワードが含まれている。
でも、検索した当事者もたぶん驚いたことだろう。
約75000件ヒットの中で、こんな色気もない日記が、
20番前後に表示されていたのだから・・。
長く書いている分、多くのキーワードでヒットする訳がわかった。



2006年12月27日(水)
自分の人柄を天下に公表するゲームなり

最近「ゴルフに関する格言」を集めだしたが、
今までで一番、気に入っているのが、このフレーズ。
チャールズ・B・マクドナルド、という人の言葉。
正式なメモでは、「ゴルフとは、
自分の人柄を天下に公表するゲームなり。恐ろしや」。
この「恐ろしや」に、意識しないで出てしまう癖や行動、
はたまた、発言を観察しながらプレイすることで、
その人の「人柄」がわかってしまうゲームだとわかる。
人間、何かに夢中になると、人柄がそのまま出てしまうもので、
その典型的なのが、ゴルフなのかもしれない。
だからこそ逆に、相手の人柄を知りたければ、
1日、一緒にラウンドすればわかる、ということでもある。
今までも、政財界の人たちが4人でゴルフをしながら、
談笑するシーンをテレビなどで見かけるが、
この言葉を知ったあと、ちょっぴり、笑えることが増えた。
この人、人柄知られたら、まずいんじゃない?と考えたりして。
そういえば「ゴルフが進歩しない人は人生も進歩しない」
なんて格言もあって、ドッキリした私がいる。



2006年12月26日(火)
2006、私の漢字一字は「変」

恒例となった、年末に考える、1年を振り返る漢字一字。
悩んだ挙句に、選んだのは、変化の「変」。
取り替えるわけでもないし、交代するわけでもない。
交換とも、ちょっとニュアンスが違うから・・。
昨年まで夢中で出かけた「東京ドーム」は、数回に留まり、
健康管理も含めて「ゴルフ場」へと足の向きが変わった。
パスポートも、ベトナム・香港へ行ってから10年経過、
またまた、10年の更新手続きを行った。(海外には行ってない)
そういえば、中学校の同級生の集まりも、
「ただの飲み会」から「混声合唱」へと変化していったし、
愛車を、義父の形見だった「サニー」から、
以前乗っていた「クラウン」へ、再び乗り換えた年でもある。
そのうえ、気が向いた時に書いていた執筆も、
活動場所を「自宅」から「伊豆の旅館」へと場所を移した。
こうして、1年を振り返ってみると「変化」の年だったと思う。
「変わる」ということは、実はちょっと「勇気」がいる。
変えてからを、着実にこなす、これは意外と難しい。
来年は49歳。目標の漢字は「削」。
50歳を前に、拡げ過ぎた関係をプラス思考で「削」ろうと思う。
残ったものを確実に定着させるためにも。



2006年12月25日(月)
「アンコ〜ル」と「アルコ〜ル」

先日、ある団体の忘年会にお招きを受けたが、
ハプニングは、その2次会のスナックで起きた。
酔っ払ってから繰り出すカラオケは、もう呂律が回らないから。
歌詞などお構いなしに、マイペースで歌う人。
聴いてもいないのに、曲が終ると拍手だけする人。
実はこの「しっちゃかめっちゃ状態」が、私は好きだ。
お酒は、これくらい楽しまなくちゃ・・と思うから・・。
今回の一言は、ある人が歌い終わった時に、叫ばれた。
ステージまで近づいていって「アルコ〜ル」「アルコ〜ル」と、
拍手しながら、大はしゃぎ。
それが「アンコ〜ル」の間違いだと気が付くのに、
さすがの私でも、時間がかからなかった。(笑)
「アンコ〜ル」と「アルコ〜ル」を間違えるくらいなんだから、
もう、飲みすぎなんだってば・・。
いくら「アルコ〜ル」と連呼されても、もう1曲歌う人はいない。
この人には、アルコールはあげてはいけないな、と思ったが、
この間違い、耳に付いて離れなくなってしまった。
誰かに教えて、忘れるしかないな、こりゃ。



2006年12月24日(日)
「音」が落ち着いていたって感じですかね

クリスマス・イブの午後、妻が所属している合唱団、
「伊豆新世紀創造祭記念合唱団」(約230人)が、
モーツァルト生誕250年を記念して、定期演奏会に
ミサ曲・ハ長調K.317「戴冠ミサ」を「静岡交響楽団」の演奏で
歌うというので、三島文化センターへ楽しみに出かけた。
(有馬記念の「ディープインパクト」が気になりながらも・・)
その帰路、会場入り口で、知人とバッタリ逢って、
「演奏どうだった?」と感想を尋ねたら、冒頭の一言。
私も、さすが静岡交響楽団、うまいなぁ・・と感じていたが、
どう表現すればいいのか、わからなかったというのが本音。
それを、さらっと表現したフレーズに、私のアンテナが反応した。
音楽を聴くのは好きであるが、その感想を言葉にするとなると、
まだまだボキャブラリー不足で、私には荷が重たい。
専門的な言葉ではなくても、自分の言葉として表現したいと思う。
音楽だけでなく、スポーツでも、食べ物でも・・私の感性で。



2006年12月23日(土)
こんなに寒いと、酒飲まなきゃやってられないよ

恒例のイルミネーションのイベント。
若い人たちの企画で、私はお手伝いもせず、顔を出すだけ。
それでも夜、しばらく外にいると、自然に身体が冷えちゃって、
暖を取るために、管理棟へ逃げ込んだ。
お〜い、誰か熱燗買ってきてくれ〜って、叫びたくなった。
そう思っている時、私の気持ちを再現するかのように、
「う〜ん、寒いねえ」と、熱燗を抱えて入ってきた男性がいる。
そして、冒頭の一言を呟きながら・・。
「こんなに寒いと、酒飲まなきゃやってられないよ」
そう言えば、この台詞って、寒い時に無意識に出てしまう、
不思議なフレーズである。(笑)
本当は、アルコールが体の中から温めるのか、定かでないけれど、
たぶんこれからも、何度も使うだろうこのフレーズ。
意外と「男性限定」の台詞かもしれないな、と思ったら、
ちょっぴり可笑しかった。



2006年12月22日(金)
テーマを決めて、飲む

忘・新年会、今年は激減した。
と、いうより、突然の飲み会が減ったという方が正しい。
それくらい、アフター5というか、放課後というか、
仕事を終えてからの、楽しみが増えているということ。
定期的に行きたいところ、読みたい本、観たい映画とか、
時間がいくらあっても、足りないくらいである。
とはいえ、飲むことが嫌いではないから、飲み会は行く。
仕事の愚痴など、ただの雑談で終わるなら、
時間がもったいなく感じ、後悔するけれど、
今日は、これをテーマに飲みましょう・・なら大賛成。
有意義な「飲みにケーション」となるはずだから。
年末のテーマはやっぱり「今年の漢字一字」が相応しいかな。
1年を振り返るには、もってこいのテーマだから。
年始のテーマは・・・う〜ん、飲みながら決めようっと。(笑)



2006年12月21日(木)
どちらかといえば、私は「M」ですね。

ラジオから流れてきた会話だった。
「私は、間違いなく『S』ですよ」
「どちらかといえば、私は『M』ですね」
女の子が2人、ヒソヒソと話しているので、
運転しながら聞いていたら、洋服のサイズの話だった。(笑)
彼女たちも、途中で気が付いたらしく、
「あっ、洋服の話ですよ・・」と言い訳をしていた。
これって、ちょっとした会話のネタには使えるな、と
携帯電話に「M」だけ、メモをした。
誰かが「私は『L』だな」と言えば、すぐわかったのに。
「S」「M」ネタをもう1つ。
「ねぇねえ、プリプリの歌で『ダイヤモンド』と『M』、
どっちが好き?」の質問に対して、
「どちらかといえば、私は『M』ですね」と答えれば最高。
やっぱり、このフレーズだけピックアップすると面白い。



2006年12月20日(水)
自分がどれだけ成長したかを試す時ですね

ゴルフで、ロングホール(パー5)の場合、
第3打でグリーンオンして2パットでパー、が基本の攻め方。
しかし、もしかしたら第2打で届くかもしれない、
という距離を残した場合、
次のクラブ選択を自分で判断するのだが、
その判断基準をどこにおくか、テレビで話題になっていた。
ほとんどの人は、自分のスイングで届くか届かないか、
または、スコアアップのために冒険するかしないか、
という理由だろうと思う。
しかし、女子プロゴルファー・東尾理子さんの判断基準は、
私を喜ばせてくれたので、気になる一言。
もちろん、人それぞれに言い分はあるだろうけれど、
この考え方って、けっこうお気に入りである。
だって、ゴルフだけではなく、多くの分野で使えるはずだから。
時には、自分の成長を確認する為に、挑戦してみよう。
但し、豊富な練習に裏付けられた時だけだから、お忘れなく。
私は、何度も成長に失敗しているようだ。(汗)



2006年12月19日(火)
男は無理矢理作ったんです。

対談集「人間の男(オス)女(メス)の怪」から、気になる一言。
(養老猛司・阿川佐和子著・大和書房・206頁)
ミリオンセラーを記録した「バカの壁」で一躍有名になった
養老猛司さんと、女優・阿川佐和子さんの対談集である。
昆虫採集が趣味の養老氏が、生物学的に男と女について話す。
その中で面白かった雑学をメモにした。
「放っときゃ女になるものを無理矢理、男に引っ張るわけです」と
受精卵の成長を説明していた。
言い換えると「性腺原器がそのまんま何にもしないでいれば、
卵巣になって女になるんです」ということらしい。
その説明が、テンポが良くわかりやすかった。
また「鳥と爬虫類は、その逆」という説明で、
「ニワトリのメスから卵巣を取ると、トサカが生えてきて
コケコッコーと鳴く」という例えに私のアンテナが引っかかった。
人間も含めて、生物って面白い。
核戦争なんてしている場合じゃない、もっともっと
「人間の男(オス)女(メス)」について知りたくなった。



2006年12月18日(月)
ひでぇな、「大停電」が今年のプレゼントかよ。

クリスマス・イブまで、あと一週間と迫ってきた。
プレゼントを準備している人に、この一言をプレゼント。
以前紹介した、映画「大停電の夜に」(監督・源孝志)の
ラストシーン、豊川悦司さん演じる、木戸晋一が呟いた台詞。
これって、作者のメッセージかな、と感じられた私のお気に入り。
どんなに高価なプレゼントよりも「静かな時間」、
アクシデントがもたらした、お金では変えない「静けさ」。
彼が囁く「ひでぇな」の台詞の中に、
なにも嫌そうな表情が浮かんでこなかったから、嬉しくなった。
本当は「嬉しかった・最高だよ」の意味が含まれている。
最近、長い間、停電したくても、すぐ復旧してしまう。
ライフラインとしては、非常にありがたいことなのだが、
街全体が、ロウソクの灯りに包まれる情景は、
私の憧れにも似ている。
私も照れながら「ひでぇな、大停電が今年のプレゼントかよ」と
呟いてみたいから、サンタさん「停電」を宜しく。(笑)

PS.
妻は「四葉のクローバーのペンダントが欲しい」と言うが、
たぶん、もう既に買ってあるに違いない、私のカードで。(汗)



2006年12月17日(日)
ルーキーか!!、ベテランか!!

実況中継のアナウンサーが、何度、連呼したことだろう。
2006全日本実業団女子駅伝、アンカー対決での一コマ。
主役は、資生堂チーム・弘山晴美さん(38歳)と
三井住友海上チーム・大崎千聖さん(19歳)。
ほとんどゴール直前まで続いた並走は、
最後は弘山さんの底力が勝り、ベテランの意地を見せ付けた。
たぶん、ここ数年は「ルーキーか!!、ベテランか!!」という
ちょっと手垢のついたフレーズを聴く度に、
このレースを思い出すに違いない。
テレビ観戦しながら、実は「千代の富士」対「貴乃花」を
思い浮かべていた。
常勝の横綱が、力の衰えを感じ、引退を決めた大相撲の一戦を。
レース後、弘山さんは、まだまだ頑張れるな、とホッとした。
(悲願達成、これで悔いなし、の引退もあるらしいけれど・・(汗))
ルーキーは、経験の違いを肌で感じ、ベテランの強さを知る。
ベテランは、成長してきた様子を足音に感じ、ルーキーの勢いを知る。
さて、あなたの職場では?



2006年12月16日(土)
この診察室は観覧車だ。

小説「空中ブランコ」(奥田英朗著・文藝春秋刊・265頁)
に収録されている作品の中から、もうひとつ。
(作品名はメモ忘れ。さらに「診断室」かも。ごめんなさい)
この単純で誰もがニヤリの例えが、私をくすぐった。
なぞかけのような楽しみがあるからだろう。
「診察室」とかけて、なんと解く。
「観覧車」と解く。その心は・・
「乗ったら1周する間、そのペースに合わせるしかない」。
ねっ、上手い・・と手を打ちたくなるでしょう。
今までの最高傑作は「今の仕事は、反復横飛びだ」
「どうして?」
「だって、疲れるだけで、前には進まない」
予想外の例えをして、その理由でニヤリとさせる。
「例え」は、シンプルで判りやすい、が一番。
これって、私の目指している言葉遊びの1つかもしれないな。



2006年12月15日(金)
TO−YOU(灯油)

私の「気になる一言」ネタの情報源に、
街角に溢れている看板、広告類等がある。
今回は、交通安全の早朝街頭啓発の帰り、
あるガソリンスタンドで見つけた、昇り旗のワンフレーズ。
はじめ「灯油」のわからかったので、
ガソリンスタンドで何の宣伝だろう?と思った。
逆に「TO−YOU」が「トーユ」と読む、とわかった時点で、
頭から離れなくなってしまった。
子ども達に「ツーユー」と教えられなくなってしまう。(笑)
私の疑問は、その業界・その会社で、昇り旗を製作する時に、
誰かが、この表現は可笑しいですよ、と指摘しなかったのか、
面白広告に取りあげられてしまいますよ、と抵抗しなかったのか、
ということである。
「TOUYU」が正しい表記だろうけれど、
そもそも「ローマ字」にする意味がないのかもしれない。
これだから、私のメモは尽きることはないのだが、
何でも横文字にすればいいってもんじゃない。



2006年12月14日(木)
オナラを落とした

読み終えたばかりなので、記憶が鮮明なうちに、もうひとつ。
「私の梅原龍三郎」(高峰秀子著・文藝春秋・288頁)から。
女優・高峰秀子さんが書いた、大画伯・梅原龍三郎さんとの思い出。
その中で、一緒の時間を過ごした人でなければ書けないこと、
特に、大先生が「オナラをした」話は、ニャッの部分であるが、
彼女は、何度か「オナラを落とした」と書いている。
初めての表現で面食らったが「オナラを落す」という表現に
私のアンテナが反応した。
なかなか標準語は見つからないけれど「オナラをする」、
「オナラをひる」「屁をする」「屁をこく」などなど・・(笑)。
一向に、上品な表現が見つからないけれど、
もしかしたら、オナラをすることの、尊敬語?丁寧語?
どういう場合に使うのだろう・・・う〜ん、気になる。
雑学好きの読者、言葉に詳しい読者、是非教えて・・。



2006年12月13日(水)
「個独」

先日紹介した「梅原龍三郎」作品展を観た時、
面白そうなタイトルだな、とショップで購入した本、
「私の梅原龍三郎」(高峰秀子著・文藝春秋・288頁)
の中で、面白い単語を見つけた。
正確には、解説の川本三郎さんの高峰秀子さん評。
「ひとりの自立精神を持った人間として『個独』が好きな人」
と記されていた。
変換ミスかと思ったが「公私の別をきちんとわきまえる人」
「自分の好きな世界を持っているから、
ベタベタとした人間関係のなかに入りこまない人」とも表現し、
確かに「孤独」ではなく「個独」なんだと納得した。
今、高齢者の独り世帯が増えている。
「孤独」感を味わい、寂しさで自殺する人すらいると聞く。
しかし、自分の好きな世界を持っている人は、
誰がなんと言おうが「個独」を楽しんでいるようだ。
やっぱり「独り」を楽しめる人間っていいな、そう思う。



2006年12月12日(火)
おいおい、今年の世相漢字は「北」か「王」だろ?

久しぶりに、私のぼやき。(笑)
なぜか毎年外れる、1年の世相を表す「今年の漢字」。
今年こそ・・と誓った予想は「北」か「王」。
しかし結果は「命」、毎年、わざわざ京都の清水寺まで
確認に行く知人の携帯メールで「落選」の報を受けた。
「生まれた命、絶たれた命、奪われた命、
そして、命の不安への膨らみ」が理由らしいけれど、
1年全体を代表する漢字なのかは、ちょっと疑問が残る。
「北」朝鮮ミサイル事件、「北」海道での竜巻き、
野球は、プロも高校も「北」海道勢が活躍。
新聞紙上は「北」の文字が溢れた気がしていたのだが・・。
または、天皇家に、親「王」誕生、WBC優勝「王」ジャパン、
高校野球はもちろん、ハンカチ「王」子。
新聞紙上を賑わせた「王」もまた多かったはずだ。
まぁ、何を書いても愚痴になるけれど・・(汗)
何年か経ってから、その1年を思い出せる一字にして欲しい。
どうせなら、明るい話題の一字を望みたい。
希望も含んだ漢字には、説得力が感じられないから。

PS.
私個人の「2006年漢字一字」は、25日を過ぎてから。



2006年12月11日(月)
風はばかにできねぇぞ、風はよ

さっそく借りてきた、映画「みんなのいえ」(監督・三谷幸喜)。
ストーリーは、全体を通してコメディなのだが、
その合間、合間に、私をくすぐる台詞が満載だった。
特に、家を建てるとなると、十人十色のアドバイスをしたがる。
「家(うち)は頑丈なのが一番なんだよ」
「内開きのドアなんて聞いたことがねぇや」
「風水ではね・・・」などなど・・
その中で、一番気になった台詞は、田中邦衛さん演ずる父親役
大工の棟梁・長一郎さんが、呟いたアドバイス。
家を建てる場所を見に行って、若い夫婦に助言したシーン。
どんな家がいい、和風だ、洋風だ・・そんなことより、
建てる場所に吹く風の強さは大事だぞ、といいたげだった。
基礎よりも大切なこと、それは自然とどう向き合っていくか、
そんなことを教えていただいた気がする。
この台詞は、監督・三谷幸喜さんが
この映画で伝えたかったこととは違うかもしれないけれど、
ゴルフに夢中の私には、聞き逃せないフレーズだった。
「スィング、飛距離、正確さ」より「自然とともに・・」が
一番大切なことかもしれないな、と苦笑いさせられた。



2006年12月10日(日)
色の強さということは、色の単純さからきます

三島市の「佐野美術館」で、日本の近代洋画を代表する
「梅原龍三郎」さんの展覧会が開催されているので、
ひとりでのんびり鑑賞することにした。
ルノアールとの出逢いが、彼の人生を大きく変えたが、
その色彩感覚は、独特のものが感じられた。
そのルノワールに彼は、こう言われたらしい。
「デッサンは勉強で補うことの出来るものだが、
色彩はタンベラン(気質)によるものだ」と。
多くの裸婦像や伊豆や富士などの景色に使われた洋画は、
その独特の色彩感覚を楽しませてくれた。
他の画家と違うところは・・と考えていたら、
冒頭の説明文を見つけた。(情報源は、色彩関連図書)
あまり多くの色を混ぜないことで、色そのものの力が
私を惹きつけているようだった。
私のお気に入りは、出口付近に飾られていた
彼が88・89歳に描いたと記されていた「自画像」、
しばらくその場から離れたくないほどの力があると感じた。
1年に1回、下手でも「自画像」描いてみようかな。(汗)



2006年12月09日(土)
性格っていうのは、既得権だからね。

小説「空中ブランコ」(奥田英朗著・文藝春秋刊・265頁)に
収録されている作品の1つ「親父のヅラ」のワンシーン。
「性格っていうのは、既得権だからね。
あいつなら、しょうがないかって思われれば勝ちなわけ」
というフレーズが私のアンテナに引っかかった。
変わっていることでも、人に後ろ指を指されるようなことでも、
「そういうのを一年間続ける」と「周囲もあきらめる」ようだ。
その人の性格として、周囲に認知されるということなのだろう。
よく考えると、性格って自分が決めるよりも、
他人が決めることなのかもしれないな、と思ったりする。
早いうちに、周りにそう思われることは、とても生きやすい。
同じ事をしても「あいつは、ああいう性格だから」と言われるか、
「あいつは、何を考えているのかわからない」と言われるか、
大きな差があるような気がするから。
でも、性格を変えたい時に困るんだろうなぁ。
まさか、あいつが・・・とか、そんなことする奴じゃないだろう、
とか、既得権が邪魔するんだよね、きっと。(汗)



2006年12月08日(金)
供養とは、亡くなった人に心配させないよう暮らすこと

職場でお世話になっている方の身内が亡くなった。
お通夜や告別式に出るたびに、思っていたことだから、
久しぶりに、メモ帳からご紹介。
情報源は、TV番組「江原啓之スペシャル・天国からの手紙」。
お盆やお彼岸によく耳にする「先祖の供養」であるが、
「供養」とは「仏や死者の霊に物を供え、
読経して冥福を祈ること」と辞書には定義があるだけで、
どうもわかりにくかった。
しかし今回の定義は、久しぶりに「なるほどなぁ」と
頷けるものであったので慌ててメモをした。
お墓参りや仏壇へお線香をあげるだけが供養ではない。
「亡くなった人たちに心配させないように暮らす」ことこそ、
魂が、この世に未練を残さず、
安心してあの世へ行ける(成仏出来る)方法だと言う。
実はこの「供養の定義」、人間だけの話ではない。
犬や猫をはじめ、もう「ペット」と呼びたくない
家族同様の生き物に対しても、同じことが言えそうだ。
「供養とは、亡くなった愛犬に心配させないように暮らすこと」
わかりやすい定義だと思う。



2006年12月07日(木)
神はアルコールを分解する酵素を肝臓の中に作られた

「共済だより・しずおか・12月号」で見つけた、
面白い言い訳である。(笑)
「神は、酒を飲むことを望んでおられ、酒を飲まないのは
神の意志にそむくことである。(ある酒飲みの学者の言葉)」
と続いている。
「飲めない」と言う人に、無理矢理飲まそうとは思わないが、
このフレーズは「俺の酒が飲めねぇのか」よりソフトであるから、
覚えておこうかな?とメモをした。
こんな時ばかり「神」を持ちだして・・と言うかも知れないが、
言葉の面白さを伝えるには、充分の台詞である。
アルコールは、人間にとって大切な飲み物、と言える。
せっかく神様が与えてくれた、肝臓の中のアルコール分解酵素。
大切に、そして出来るだけ長く使わせていただきます。(笑)
神様、ありがとう。



2006年12月06日(水)
You look but see nothing (見れども見えず)

先日、男性が「Look」で女性が「See」の意味が知りたい、と
この「気になる一言」でお願いしていたら、
英語が得意な読者ではなく、雑学が大好物な読者のコメントが届いた。
つまり正解ではなく解釈です(笑)、と前置きしてあるが・・。
そこで紹介してくれた英文が、気になる一言。
「頑張って見ている(look)のに見えてこない(see)」 の意味になる。
「look」は「注目している・意識して見ている」
「see」は「見抜く・意識せずに見ている(ぼーっと見ている)」
という解釈が成り立つのではないかな、ということらしい。
「男性は注目する。女性は見物する」
「男性は多くが見えるが、知るのは少ない。
女性は多くを知るが、見えているのは不明瞭」などなど。
さすが、雑学の神様、と私を唸らせてくれた。
さらに、私の大好きな、オチまでついていたのには驚き。
「視線にはもうひとつ『watch』というのもありますよね。
これは「じっくり観察する・興味深く見守る」という意味でしょうか。
男性が「Look」で女性が「See」なら、
それを「Watch」しているのは子供だと・・ 。
あぁ、今日は彼のメールの抜粋になっちゃった。(笑)



2006年12月05日(火)
言いたい奴には言わせておけばいいのよ

映画「The 有頂天ホテル」(監督・三谷幸喜)を
レンタルのDVDで観ることができた。
彼らしい台詞が随所に散りばめられていて、
当然私のメモは増えたが、選んだのはこの台詞。
ちょっと手垢の付いた、目新しいフレーズではないが、
なぜか、この映画を一言で表現すると、こうなった。
もちろん「自分の思いとおりに生きるの」とか
「やりたいようにやらないと・・」なども同じ意味。
言葉ではわかっていたが、なかなか思うように
「言いたい奴には言わせておけない」のが心情であった。
でも、少しだけ、ほんの少しだけど、
この映画を通して「言いたい奴には言わせておけばいい」
の意味が理解できたように思う。
言いたい奴は、何をしても言いたいのだから、
自分がしてみたいことを、思いっきりしてみたほうがいい。
ちょっぴり、精神的にも余裕が出来たような気がする。

PS.
続けて三谷作品「みんなのいえ」を観ようと思います。



2006年12月04日(月)
「鍛える」時期がないと華は開かない

今朝、ラジオから流れてきたメッセージである。
フィギィアスケート、日本勢の大活躍に喜んでいるが
コーチは、ほとんどが外国人である。
やはり、日本人より教え方、育て方がうまいのかなぁ、と
私なりにコーチングに関心を持っていたら、
ラジオで同じような話をしていた。
しかし、もっと深く広く「教育」を考えた場合、
彼らの活躍は、小学校や中学校時代の日本式指導、
いわゆる「鍛える」に堪えてきたからこそ現在があるという話だった。
それは、スケートの世界だけではなく、運動競技全般、
いやいや、文学・藝術の分野でも同じことが言えるかもしれない。
人生のどこかで「鍛えた」部分を持っている人は、
やはり、精神的に強いものを持っている気がする。
試合(本番)だけでは、決してうまくならないことを、
最近、練習に夢中になっているゴルフで実感をしている私がいる。



2006年12月03日(日)
「教える」「訓える」・・「教訓」は2倍?(笑)

「おしえる」を漢字変換していたら、2通り変換された。
違いは、あまり良くわからない。
ただ「教訓」って「おしえる」が重なっている・・と発見。
それだけが、なぜか嬉しかった。
「あの失敗を、教訓にして」などと使うのであるが、
言い方を変えると、
「失敗は、人間にいろいろなことを教える×2」となる。
いつだったか「人間は失敗からしか学ばない」という台詞を
紹介したことを思い出した。
もっと極端な言い方をすれば、人間に学ばせるためには
数多くの失敗をさせろ、ということなのか。
そういえば、昨年のイルミネーションのイベントでは、
風が強くて、いろいろなものが飛ばされて大変だったが、
今年のイベントでは、しっかり風対策がされていた。
こうやって、スタッフが成長していく。
言葉って、面白い・・そう教えてくれた「漢字変換」である。



2006年12月02日(土)
来年、ニューヨークは熱いですね

久しぶりに、妻と出かけた北海道料理の店「中むら」の店主は
私の大好きな「十四代」(山形・高木酒造)を飲み干した時に、
忘年会シーズンで忙しい中、わざわざ話しかけてくれた。
(冒頭、「下山さ〜ん・・が付くのだけれど・・(笑))
実は、松井選手の大ファンであり、意気投合する仲である。
(数年前は、東京ドームの帰りに、よく寄らせていただきました)
「来年こそ、ニューヨーク行きましょうよ」「そうですね、是非」
「もちろん、ヤンキースVSレッドソックスですよね」
「ニューヨークで、松井対松坂、見れたら最高ですよ」
「そうですね。さっそく旅行会社に訊いてみます」
短い会話だったけれど、けっこう本気の気持ちが伝わってきた。
横で聞いていた妻は「来年、ニューヨークは暑いのかと思った」と
勘違いしていたから、余計に面白かった。
岡島投手も、大塚投手も、レッドソックス入りが噂されている。
ヤンキースを破るためなら、いくら使ってもいい・・という
レッドソックスファン、恐れ入ります。
あとは・・ニューヨークへ行くお金の算段だけだな・・
実はこれが一番難しいのかもしれない。(汗)



2006年12月01日(金)
女性は「See」、男性は「Look」

意味を調べる前に、メモしていたフレーズだった。
なんだか、面白そうな視点だったから。
(情報源は不明です、誰かのホームページかな?、ゴメンなさい)
日本語にしてしまえば、両方とも「見る」なんだろうけれど、
その違い、使い分けは、英語が苦手な私にはわからない。
そのうえ、どうして「女性はSee、男性はLook」なのか、
気になって仕方がないのも事実である。
seeは、
見る, 見える; 見物する; 調べる; わかる, 知る; 考える; 思い浮かべる[描く]
予想[予測]する; 会う, 訪ねる; 経験する; 見送る; 同意[黙認]する;
すればよいと思う; 気をつける, 取計らう;
lookは、
見る, 眺める ((at)); 目をやる, 見ようとする; …の顔[様子]をする,
…に見える, …らしい; (家が)…に面する
目をみはる; 気をつける; 調べる, 捜す; (情勢が)…に傾く
期待する; ((間投詞的に)) ごらん, おい(おい).
目(つき)で示す[…させる], 表情で示す[表す]; 熟視する; 調べる;
意味を調べても、なかなかわかりにくい単語であった。
視野が広い・狭いとか(ズームか広角か)、そんな違いなのだろうか?
Lookの視点、Seeの視点・・あぁ、気になる、気になる・・。
英語の得意な読者の皆さん、是非、教えてください。