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しもさんの「気になる一言」
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2005年03月31日(木)
生まれていない職員を見て、36歳の年月を知る

3月31日は、公務員の大晦日のようなもの。
年度の終わりと新年度の境目として、大忙しの時間が流れる。
そんな中、業務終了後、職員による退職者の送別会が行われた。
退職する先輩らは、36年を越す年月を過ごしたことになる。
ただ、長かったなぁ・・ではどうも実感がわかないが、
この中の職員でも生まれていない人がいると思いますが・・の
コメントで、私ははっと、その長さを実感できた。
36歳といえば、もう中堅職員。
その人たちが生まれてない頃から働いてきたと思うと頭が下がる。
私だって、まだ小学生だったのだから・・。
本人はその年月を感じず、あっという間のようだった、と言うが、
周りの人を見て、その歳月を感じることだってある。
一緒に入った同僚の、シワが増え髪の毛が少なくなった様子や、
右も左も分からなかった新入職員が、人前で堂々とスピーチする姿、
そんな他人の変化で、その歳月を気づくこともある。
本当に、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
心から、この言葉を贈りたいと思う送別会だった。



2005年03月30日(水)
少しずつの頑張りを僕に見せて下さい

パソコンに向かい「今日の気になる一言」を書きはじめたら、
NHK「課外授業・ようこそ先輩」に松井選手が出演していた。
そう言えば1月の始めに、番組録画をした記事を読んだから
私の記憶が正しければ、その時の番組であろう。
「夢を夢で終わらせないために」と板書し始まった授業は、
私のメモを、あっという間に溢れさせた。
大きな手にできた堅いマメを実際に見せて、また触らせて
「私も、ちょっとずつ頑張ってきた・・」とコメント。
とても説得力のあるフレーズであり、生きるヒントになった。
そのあと、子供たちに発した松井選手の台詞が今日の一言。
「一挙に」ではなく「少しずつ」頑張ることの大切さを
教えてもらった気がする。
「一度に」「力一杯」頑張らなくてもいいんだよ、
少しずつの頑張りこそが、上達の秘訣なんだよね、
そんなメッセージが隠されているようだった。
それでも大リーガーになった松井選手ならではの台詞である。
もしかしたら、授業を受けている子供たちにではなく、
すぐに結果を求めようとする大人の視聴者である、
私たちに向けた言葉かもしれないな、と思い直した。
「少しずつの頑張り」かぁ、それならできる気がするな。



2005年03月29日(火)
それは、私自身を決して忘れたくないから

横山秀夫さん原作の映画「半落ち」をビデオ録画で見た。
先日、テレビ放映していたのを録画しておいたのだが、
なかなか見る時間がなくて、延び延びになっていたのである。
しかし、なぜか残業で遅くなった今日、観ようという気になった。
この作品、寺尾聰さん主演の映画で話題になったが、
私は、原田美枝子さん演ずる妻が、ある新聞投稿を読み
日記を書きはじめるシーンが印象に残った。
原作とは違った台詞が、私のアンテナに引っかかったのである。
「今日から私は日記を書きます」に続き、綴られたフレーズで、
どうして書き始めたか・・を丁寧な字で書いてある。
メモしたのは、私も同じことを思っていたからだ。
この「気になる一言」も、毎日続けなくても誰も怒らないし、
たとえ途切れたとしても、誰も気にならないかもしれない。
さらにこのところ、仕事が多いのか、私の仕事が遅いのか、
嫌ってほど残業が続くのに、なぜか書かずにいられない。
どうして寝る時間を惜しんでまで・・と訊ねられたら、
たぶん、冒頭のフレーズを思い出すと思ったからである。
この1年間、今まで仕事をしてきた二十数年間の中でも、
1番忙しかった1年だったかもしれない。
だからこそ、こんな経験は次の人にはさせてはいけないと感ずる。
どんなに忙しくったって、自分の時間を作って書き続ける楽しみ。
これだけは守り続けようとする私は、たぶん誰よりも
自分自身を忘れたくないからなんだと思っている。



2005年03月28日(月)
改革は国民のためになること

あるテレビ番組で、小沢一郎代議士が語っていた。
小泉首相の「三位一体改革」について批判したものだが、
私は、地方自治体に働く私たちにも同じことが言えるな、
と、メモをした。
この言葉は、意味は違うが、とても奥が深い。
当たり前といえば当たり前のことなのだが、
ついつい「一部の国民のためになること」が多いからだ。
特に公共施設の使用料等は、
「安ければ安いほどよい」と思いがちだが、
ここには「利用する人にとって」という前置きがある。
「受益者負担」という言葉があるが、
これは、利益を受ける人が、相当分の負担を負うこと。
なんでもかんでも「無料」という発想から、一歩踏み出して、
必要最低限の費用は、利用者が負担するという視点である。
住民サービスと勘違いしやすい「無料」という単語。
「合併する前の小さな町・村では無料だったのに」と
自己主張することは簡単だけれど、その前に、
本当に無料でいいのか、これも税金なんだ、と考えて欲しい。



2005年03月27日(日)
趣味だからガツンとやるんです

ある人と話をしていて、趣味の話になった。
趣味だから、適当に、楽しくやれば・・という私に対して、
ダメ、ダメ、趣味だからこそ、一所懸命やらなくちゃね、
と言い返された。
何度なく、同じような会話をしたけれど、
一番印象に残っているフレーズが、気になる一言。
うん、うまい表現だ、いただき・・とメモをし、
私もこれからは、ガツンとやろう・・と心から思った。
中途半端だから、あなたの趣味は?と聴かれて、
もじもじしながら、ちいさな声で「・・・・」と答える。
それよりも、ガツンとやってる趣味をもってみる。
「どうして、そんなことに時間とお金をかけるの?」と
訊ねられた時、すかさずこの一言を口にする。
ちょっと変わっているけど、素敵な生き方だな・・
そんなことを感じた一言である。



2005年03月26日(土)
OBは救済措置なんですよ

これほど時間とお金をかけても、
上達しないスポーツはない、それがゴルフである。
普通、ある程度のレベルまでいくと、
身体がその動きを覚えるものなのだが、そうはいかない。
久しぶりに仲間と出かけたゴルフは、OBの連続。
紹介できるスコアではなかった。
ちょっと白杭を超えただけで、2打罰。
これって、まったく変なルールだよなぁ・・とぼやいたら
同行の一人がぼそっと一言。これはいただき、とメモをした。
2打罰というのは、ラッキーですよ。
崖下とか、林の中から打ったら二打では出てこないはず、
そんな意味の解説だった。
たしかに、説得力のある説明だと思う。
プレー時間を早めるためとか、
後ろの組の人に迷惑をかけないための措置だと思っていたから
マイナス思考になっていた。
なんだか、OBを打ってもイライラしなくなりそうだ。
天気はいいし、富士山はよく見えたし・・楽しかった。
あとは、スコアだけなんだよなぁ・・やっぱり。



2005年03月25日(金)
「歓送迎会」より「送別会」と「歓迎会」は別の方がいい

年度末の3月、異動シーズンでもある。
同じ建物の隣の課へ移ろうが、とりあえず「異動」となり
形式的ではあるが「歓送迎会」が企画され、宴席が増える。
ただ予算・懐具合が厳しいためか、4月に入ってから
「送別会」と「歓迎会」を一緒にやることが多い。
「歓送迎会」は、とても合理的だと思うのだが、
参加者同士の話が噛み合わず、盛り上がりに欠けるのも事実。
一度も会話をしたことのないメンバーで飲むのだから・・。
今年はなかなか日程が合わず「送別会」と「歓迎会」を
意識的に別にしたのだが、予想以上に盛り上がったので驚いた。
一年間、一緒に汗を流したメンバーだけで、
思い出を語りながらの「送別会」は、アルコールが進む。(笑)
辛かったこと、笑ったこと、ミスしたこと、喜んだこと・・など
今だから語れる一年間の思い出は、尽きることがない。
今まで何も考えず「歓送迎会」を企画してきたが、ちょっと反省。
「送別会」は形式的なものではなく、
このメンバーで飲める最後の打ち上げ・・そう理解したい。
そしてまた「歓迎会」は、新しいメンバーで夢を語る飲み会。
来年の「送別会」を楽しみにして飲みはじめるスタートである。



2005年03月24日(木)
「TPOに合わせた飲み会」と「TOPに合わせた飲み会」

メルマガ読者からの問い合わせだった。
昨日の「気になる一言」ですが・・・ではじまり、
「『TOPに合わせた飲み会』ってなっていましたけど、
主役のことをTOPって言っているのですか?・・」と。
はじめ何のことかわからず、もう一度読み直したら、
恥ずかしい・・確かに「TOP」になっていた。
昨晩書いたのは、たしか帰宅してからだから、午前様だったはず。
相当酔っぱらっていたと思う、あまり記憶がないから。
それでも、私は書いたんだぁ・・と翌朝、内容を再確認して家を出た。
ところが今日、残業を終えて帰宅し、メールを確認したら
「御一報」のタイトルで、先ほどの指摘であった。
「ごめ〜ん、間違えちゃった・」と誤りのメールを返信しながら、
あっ!これいただき・・と思って、再びメモをした。
「主役に合わせた飲み会」ってのも、現実にはあるし、
「上司に合わせた飲み会」ってのも、よくあることだ。
私が伝えたかったのは、単純に
【時(time)所(place) 場合(occasion)に応じた
服装などの使い分け】を意味するTPOだったけど、
こっちの方が面白いじゃん、となって、私のアンテナに引っかかった。
間違いを指摘されるのは、意外と嬉しいものである。
それだけ、丁寧に読んでいただいているのだから。(笑)
それにしても、最近、ミスが多いなぁ・・(汗)



2005年03月23日(水)
すいませ〜ん、馬鹿刺し、2人前ずつ

このシーズン、アルコールを飲む機会が多い。
送別会、歓迎会、歓送迎会、退職者の慰労会・・。
なんとか理由をつけて、宴席に足を運んでいる私。
場所も、騒がしい居酒屋から静かなショットバーまで
TOPに合わせた飲み会が、連夜のように続く。
活字大好きの私は、そんな時もなぜかメニューに目がいく。
今日見つけたメニューは、本来は別々に書かれていたのだが、
一緒に飲んだ先輩が、お店の人に向けて叫んだ。
思わず吹き出して、メモをした注文が、気になる一言。
正確には「馬刺し」「鹿刺し」を2人前ずつだったのだが、
本当に並んで表示してあったので、インパクトが強かった。
さて、これから新年度に向けて、まだまだ飲み会は続く。
いつでも、楽しい・面白いメニューを見つけたいと、
携帯メモ片手に出没している私であるが、
こればかりは、数をこなさないとみつからないので、
仕方なく(笑)飲み会を続けている、ふぅ〜。

読者も、面白いメニューを見つけたら、是非御一報下さい。



2005年03月22日(火)
どこまで飛んで行くんだぁ〜(松井のホームラン)

「こんなもの手に入りましたけれど・・」と
職場の後輩が手にしていたのは、なんとラジオの実況中継CD。
私が、大のジャイアンツ好きを知ってのことで・・嬉しかった。
内容は、松井秀喜プロ10周年を記念して製作された332本のHR。
今話題のニッポン放送の番組「ショウアップナイター」Presents.
約1時間、松井選手ホームランの瞬間の実況中継だけが収録されている。
アナウンサーによって、そのホームランの表現が違うのだが、
どれも、興奮している彼らの様子がうかがえた。
その中で、私が気に入ったフレーズを気になる一言。
「ライト一歩も動かず」「グングン伸びていく」・・いろいろある。
そのうちの何本かは、私も東京ドームなどで見ているけれど、
その打球の凄さを表現するに相応しいのはこれだな、と選んでみた。
何度聞いても飽きなのは、単に松井選手が好きだからだけではなさそうだ。
やはりホームランは、野球には欠かせない。
今年もライト外野席で、オレンジのタオルを振りながら、
「ビバ・ジャイアンツ」を大きな声で叫ぶことになるだろう。
さて、もうすぐ今シーズンが始まる。少しずつ体調を整えよ〜っと。

PS.
今年は、堀内効果(笑)で、チケットが取りやすいとか・・。
球場へ行ったことがない方、是非一度、御来場を。チャンスです。



2005年03月21日(月)
お盆は世界中、お彼岸は日本だけ

お彼岸の中日で、墓参りに行った人も多いと思う。
いつもこの時期に、なぜか思い出す知識がある。
(たしか、2000/03/25にも、紹介したけれど・・)
「インドにも、中国にもない彼岸(陽願)という習慣」。
仏教の「盂蘭盆(うらぼん)」と
仏教伝来前からあった「神事」が習合したものが、
現在の「お盆」の概念だという。
しかし「彼岸」とは仏教用語で「向こう岸」という意味。
いわゆる極楽浄土のことであり、西方十万億土の彼方にあるという。
太陽が真西に沈むこの日は極楽浄土の方角がはっきりわかるので
「お彼岸」というらしいのだが・・。
せっかくの祭日なのだから、これくらいの知識があると楽しい。
細かいこと、難しいことは、お近くのお坊さんに聞くとして・・。
言葉として覚えておきたかったので、気になる一言に再登場となった。
どうりで、来年の春分の日、秋分の日が、なかなか決まらないはずだ、
次年度のカレンダーづくりを悩ませる原因はここにあった。
さて「暑さ寒さも彼岸まで」。桜が一斉に花開くに違いない。
楽しみである。



2005年03月20日(日)
味覚は一緒に飲む人によって変わるんですよ

先日「ワイン会のお誘い」を受けて、勝手に舞い上がり、
ただ美味しいワインが飲みたい、という気持ちだけで
参加させていただいた。
好奇心旺盛の私は、ワインの知識ゼロにも関わらず
テーマ 「ネッビオーロ(バローロ)を飲む」に挑戦。(汗)
ここで、イタリア・ワインを堪能した・・と書きたいところだが、
そんなフレーズを使えるようになるにはほど遠かった。
それ以後、機会ある毎に「ワイン」を口にするよう心掛けているが
いつまでたっても、その違いを言葉にできる気がしない。
私の味覚音痴は、相当なものかもしれないな、と頭を抱えた。
そんな時、ワイン会で教わった「気になる一言」を思い出した。
同じワインでも、一緒に飲むメンバーによって味が違うかもね、
たしかそんな意味の会話をしたのである。
ワインでなく、仕事が終わるたびに飲む生ビールでもいい。
なるほど・・と思わずメモをしたのは、言うまでもない。
これって味覚だけでなく、いろいろなことに言えると思ったから。
仕事だって、一緒に働く人によって「楽しさ・辛さ」が違うはず。
4月からまた新しいメンバーで、新年度が始まるのだから、
是非、また一緒に飲みたい・・と思う味覚を探していこうと思う。



2005年03月19日(土)
東京へ行って、とんぼ返りする自分に驚き

午前中、地元・伊豆で1件私用を済ませて、
お昼には東京・品川の「ラフォーレ東京」で知人の出版記念パーティ、
そして夕方には、またまた人に逢う約束があり、地元へ戻る。
さらに、夜には知人のピアノコンサートに出かけ、
コンサート後、久しぶりの再会に、深夜までグラスを傾けた。
以前では考えられない距離の移動と時間の使い方であった。
三島から品川まで、新幹線ひかり号では35分。
町田から1時間以上かかりました・・と知人のぼやきを聞きながら
改めて、三島の立地条件の良さを実感した。
いつもなら、せっかく東京へ行ったのだから、
ゆっくりいろいろなところを回ってこようとするのだが、
用事がなければ、地元へ戻ろう・・と思ってとんぼ返りした。
今回は、自分でも驚くほどのパワーがどこからか湧いてきて、
ハードな予定がこなせるまで体力が戻ってきたことを喜んだ。
お尻を気にせず、自転車で移動できるようになったし(笑)。
暖かくなって、もっともっと行動範囲が広がりそうな気配がする。                              

(どうしても時間が合わず、約束していたGWのジャイアンツ戦
チケット買いができなかったのが残念であるが・・)



2005年03月18日(金)
大前提に to meet がないと話になんないよね

第132回直木賞受賞作「対岸の彼女」
(角田光代著・文藝春秋刊・288頁)を読み終えた。
全体の印象は先日読んだ抜粋(抄)とは違かった。
やっぱり、全編を最初から最後まで読まないと、
その作品の良さはわからないのかも・・など、
ちょっと生意気なことを思ったりして・・。
ストーリーはまだ読んでいない人のために、
いつものように触れないことにする。
さて、作品の中の気になる一言。
「旅行ってさ、to see と to doって二種類あるわけね。
(中略)だけど、大前提に to meet がないと話になんないよね」
これって、とてもわかりやすいと思う。
景色を楽しむ旅行や、お祭りなどのイベントに参加する旅行も、
大前提に「人と逢う」楽しみがあるということ。
いつもいつも気の合う仲間との旅行もいいけれど、
旅先での人との出逢いは、大切にして欲しいと思うからだ。
ただ彼女はこう書いている。
「みんな違うってことに、気付かないと出会えない」と。
これも、大切なポイントだな、とメモをした。
わからないから知りたくなる・・これが基本だな、人間の。



2005年03月17日(木)
恋にもあるのかな?「消費期限」や「賞味期限」

恥ずかしい話であるが「消費期限」って知らなかった。
全ての食べ物には「賞味期限」が記載されてあるものだと思っていた。
ところが、品質が劣化しやすい(傷みやすい)食品には「消費期限」、
(製造日をふくめておおむね5日以内)
あくまでもおいしく食べるための目安の期限である「賞味期限」と
二つの「期限」がついていることを、最近知った。
「消費期限」はその日にちを過ぎると腐ったりする可能性が高いので
注意が必要らしい。
「賞味期限」はその日にちが過ぎても
すぐに腐ってしまうということはないらしく、おいしく食べたければ
この期限内に食べてね、というアドバイスなんだろう。
そうとはしらず、私は「消費期限」を「賞味期限」と読み間違えて
少しくらい期限が過ぎても大丈夫だよ、と食べていたケースが多い。
さてこの期限の応用は、もちろん「恋愛ネタ」。
解釈の仕方は、人それぞれだろうから、ここで定義はしないけれど、
「言葉遊び」のノウハウは、こんなところから始まる。
モノに使う言葉を、人間にあてはめてみるといい、面白いはずだから。



2005年03月16日(水)
シンプルだけど、個性がある。

まだ私が若かった頃(今でも若いつもりだけれど・・)
「シンプル・イズ・ベスト」という言葉が流行った。
大量生産、大量消費でモノが溢れた時代、
ちょっと生活を見直そう、という動きから生まれた台詞だったかな?
最近、インターネットを覗いていたら、同じような台詞を見つけた。
そのうちの1つが、気になる一言。
全文は
「シンプルだけど、個性がある。
シンプルだけど、手を抜いてるワケじゃない。
シンプルだけど、カッコイイ!
シンプルだけど、頑張ってるヤツよりも、際だってしまう」・・
そうそう、これこれ、私の目指している生き方は・・と感じメモをした。
最近、毎日のように、帰宅してから「捨てる」という作業をしている。
いつか使うだろう、思い出なんだ・・そんなつもりで貯めていたものを
思い切って捨てる・・これが快感になってきた。
酔っ払って帰ってきた時が、一番、思いっきり捨てられるようだ。
翌朝、大きなゴミ箱に捨てられたものを見て、驚く私が楽しい。
「シンプルがベスト」とは思わないけれど「シンプルがベター」、
そんなことを感じている、今日この頃である。



2005年03月15日(火)
野次馬根性の質問に、公共性があるのか

以前、日テレ会長が、ライブドア・堀江氏に対して
メディアの持つ社会的機能や公共性を主張していたが、
最近、私はインタビューされる人より、
インタビューする人、インタビュアーが気にかかる。
どうして、そこまで聞くの?って、思うことが多いから。
相手が嫌がっている質問を、仕事だから・・・を理由に
ズケズケと土足で心の中まで入り込もうとする光景は、
私の一番嫌いなシーンである。
もっと極端にいえば、そんなインタビュアーを送りこんだ
放送局、新聞社などの質さえ疑いたくなる。
何を質問してもいい、そんなことはないのだと思う。
あなたはマスコミの代表として質問しているのですよ、と
叫びたくなるのは、私だけだろうか。
私たち小市民が聞きたがっているだろうから・・ではない、
自分がどんなことを質問し、どんな人物として多くの人に
その人柄を伝えようか、を考えてみて欲しい。
きっと、もっと素敵なインタビューができるに違いない。
メディアの持つ社会的機能や公共性を主張する前に、
インタビューを聞いている私たちが、聞き終わった後、
幸せな気分になれるような質問をお願いしたい。



2005年03月14日(月)
応援を何とかしなきゃいけない・・

「堀内監督が応援団に異例のお願い…鳴り物応援の自粛を」
の記事を見つけた。
気になる一言は、その中のコメント。
ファンの応援の仕方まで規制されては、正直がっかりである。
目指すところは、メジャーリーグのような
ファインプレーに対して、ファンが総立ちになる
スタンディング・オベーションのようだが、私には「???」のマーク。
打者が打席に入る際のテーマソングを1打席に限定することさえ、
私には、理解できないでいるというのに・・。
贔屓のチームを、思いきり大きな声で応援することが
なぜ、いけないのか? 鳴りものさえなければいいのか?
相手チームの応援団まで、自粛をお願いするつもりなのか・・。
私の疑問は、増えるばかりである。
球場でしか味わえない臨場感は、外野の応援も含まれるはず。
それを楽しみに、わざわざ新幹線で出かけていくというのに、
自宅のテレビで観戦するのと変わりがなくなる気さえする。
「鳴り物をなくして、本当のボールの音とか、
本質的な醍醐味を感じてほしいね」とコメントしているが、
そもそも「本質的な醍醐味」ってなんだ・・と反論したくなる。
熱狂的な「応援団」がいるからこそ、選手は燃えるのだろう。
「応援」される側が、静かに応援してくれ・・って頼むなんて
おかしくないか?と、久しぶりにイライラを覚えてしまった。
彼だって、熱狂的な応援に支えられてプレーしてきたはずなのに、
その頃のファンの気持ちを忘れたのだろうか。
再考を期待する、地方のジャイアンツ・ファンである。



2005年03月13日(日)
時代は「友和・百恵」から「拓哉・静香」へ

新郎新婦が職場の同僚とあって、結婚披露宴に招かれた。
特に新婦は、歳の離れた妹のようで、なんだか嬉しくなった。
(親子や恋人という感覚じゃないんだよなぁ〜、これが(笑))
仕事で忙しい時を一緒に過ごしたからか、思い出が多い。
さて、そんな二人のために用意した余興は、ペア当てクイズ。
相手の後ろにあるパネルに書かれている名前から、
自分の名前を連想する単純なゲーム。テーマは「ペア」。
今までに何度か、同じような形で、脚本を書き換えてきたが、
今回は大筋だけ書いて、若い職員にその企画を任せたため、
その組み合わせは、彼らの感性によるものだった。
私の書いた脚本は、誰でもわかるようにと「三浦友和・山口百恵」。
しかし当日の今日、私が目にしたペアは「木村拓哉・工藤静香」。
なるほどなぁ、と頭をかきながら、私の頭の固さを反省した。
いつまでも理想のカップルは「友和・百恵」ではないんだ、と知り、
時代の流れを意識した企画の必要性を感じた余興となった。
素敵な結婚式を思い出すために、わざとこのフレーズを選んだ。
たぶん、このキーワードだけで、何年経っても思い出せるから。

PS.
アットホームな雰囲気だった披露宴、久しぶりに飲み過ぎた。
私からのプレゼントは、主賓のテーブルからしか撮れない
ふたりの幸せそうな笑顔かな。本当におめでとう。



2005年03月12日(土)
ありがとう、お世話になります

朝早くから、ウォーキングイベントのスタッフとして、
寒風吹きすさぶ中、道案内に4時間ほど立ちっぱなしだったが、
400人以上の健康志向の人たちが、自分のペースで、
気のあった仲間たちと、春の予感を感じながらのウォーキング、
そのお手伝いをしたと思えば、別に辛くはなかった。
話が脱線するが、今日は昨日の雨が止み、風が強かったためか、
花粉が多く飛散していたのだろう、
参加者の中に、マスクをしている人が多いことに気が付いた。
こんな風の強い日、花粉はいつも以上に溢れているはずである。
それでも、その環境の中を歩こうとする感覚が、
いまのところ花粉症ではない私には理解できなかった。
さて、話を元に戻したい。
身体は乾ききり、寒さで辛いはずの案内役が楽しかった。
「昨日の雨で滑るかもしれませんから、気をつけて登って下さい」
と声を掛ける私に、多くの人が冒頭の台詞を返してくれたから。
時には、自分のポケットから飴を取り出して、私にくれた。
「あなたたちが企画してくれたから、私たちはこうやって
ウォーキングイベントに参加できるのだから、感謝しますよ」
そんな気持ちが伝わってきたから、嬉しかった。
人の暖かさを感じながらの案内役であった気がする。
「お世話になります」って、日本独特の言い回しだろうか?
ほとんど年上の方々に言われたこのフレーズは、
逆の立場で、私がイベントに参加した時は、
必ず口にしよう・・と心に決めた一言となった。



2005年03月11日(金)
愛ははげろう はげぼうし

髪の毛が薄い人たちのネタは、尽きることがない。
そのうち自分も仲間入りをするのだから・・と
「はげネタ」は避けてきたつもりだったのだが・・。
仲間と出かけたカラオケで、思わずメモしてしまった。
「なに歌う?」と聞いたら「愛ははげろう」と答えられ、
あまりの明るさに、大笑いした。
さらに「他には?」と聞けば、
「堀内孝雄のはげぼうし(影法師)」とテンポ良く返答。
これだけ明るいのに「俺って、はげなのに影がある」と
ひとりで呟いてみせたりもする。
私も、出来ることならば、明るいはげになりたい。
こころから、そう思うのだが・・。
ただあまり中途半端なら、全部剃っちゃおうかなとも思う。
心配しているのは、丸顔にスキンヘッドでは、
中年のマルコメ君になってしまうかな・・ということくらい。
う〜ん、最近の悩みは、抜け毛かな。(笑)



2005年03月10日(木)
未来だけはまだ残っている

リストラされ、離婚され、借金だらけ、社会の信用はゼロ、
そんな生活環境で、もう私の人生は終わりだとばかり、
自らの命を絶つ中高年の男性が増えているが、
この台詞は、彼らの心の支えにならないだろうか。
正確には
「何もかもが失われたときにも、未来だけはまだ残っている」
著述家・ボビーの言葉であるが、妙に引っかかる言葉であった。
別に、苦労して貯金をしたわけでもないのに、
時間は誰にでも平等に与えられている。
まだまだ頑張って生きようとする人には、与えられる。
もう過去の実績や思い出はなくなっても、未来という時間が
何かを生んでくれるはずである。
「未来」という可能性を持った時間は、失っていないから。
きっと何かある、きっと。
交通事故死より多い自殺者の数字を見るたびにそう思う。
もう景気は回復したのだろうか?
私には、まだまだ実感がないけれど・・。



2005年03月09日(水)
カラダ恋愛主義って知ってる!?

普段は、なにも反応せず、そのまま削除・・の迷惑メール。
今回はタイトルでちょっと躊躇したから気になる一言。
特に、酔っぱらって帰ってきた時に受信しているメールは
頭がぼ〜っとしているから、要注意なのかもしれない。
当然、いつもならそのままゴミ箱行きの文章たちが
「下手な文章でごめんね><)」で始まった。
「 カラダ恋愛とは「『もちろんカラダだけの付き合い』の 事だが
女性が社会進出が気没になってきてる状況下、
結婚などが更に煩わしいイベントとして考えてくるようになってきた。
しかしながら性欲だけは抑えられず、
付き合いでもなく結婚する訳でもなく都合がいいときだけ
SEXをしたい…そんな女性が後を絶たなくなってきてる」と続く。
内容がどうのこうの、と言っているわけではない。
表現が、全ての女性に関して失礼なことは、百も承知だけれど、
この見出しに引かれて、選んでしまった。
毎日、何拾通も届く、悪戯・迷惑メールに対していらいらしていたのか、
はじめて、私のアンテナにひっかかったらしい。
『カラダ恋愛主義』は、言葉として面白いと思うのだが・・。
読者は、どう感じたのだろう。



2005年03月08日(火)
「サークルK」の駐車場マークが気にかかる

コンビニの「サークルK」、あなたの街にもあるだろうか?
それも、お店単独の駐車場ではない場合・・。
わざわざ駐車スペースに、サークルKのマークを
白地のペンキで書いてある。
ここが、私たちお店の専用駐車場ですよ・・という表示。
これ自体、よくある風景であるが、このコンビニだけは、
やめた方がいいな・・と思った。
三島駅北口近くにあるこのお店も、このパターン。
遠くから見ると、身体障害者用の駐車場マークに見える。
近くに寄って「あっ、サークルKのマークか・・」と気付く。
気になり出したら、いつもそばを通る度に見てしまう。(笑)
裏を返せば、それだけ「身体障害者用の駐車場スペース」が
浸透してきたという証拠なのであるが・・。
面白い言葉は、誰かに伝えないと忘れられないけど、
気になる風景も同じであることがわかった。

PS.
ローカルネタで申し訳ないが、近所にお住まいの方、
是非、感想をお寄せ下さい。



2005年03月07日(月)
ホームレスっつっても、ホープレスじゃねぇだろう

直木賞候補作となった伊坂幸太郎著の
「グラスホッパー」(角川書店刊・322頁)を一気に読み終えた。
彼の作品を読むと、なぜか私のメモは多くなる気がする。
たしか「アヒルと鴨のコインロッカー」の時も、そうだった。
くだらない知識や疑問なんだけれど、私の心のアンテナに響く。
気になる一言に選んだ台詞も、多くの中のひとつにすぎない。
ホームレスだからって、希望がないわけじゃないんだ、と書かず、
わざわざ「ホープレス」なんて単語を使ってみる。
と思えば、定義しにくいホームレスについて、
「暮らしているんじゃなくてただ生きているだけだから」と
ホームレスの発した言葉として定義したりもする。
その、言葉の妙に私はすっかりファンになってしまった。
メモしたフレーズを全て紹介したくなるくらい楽しめた。
ただ日曜日に読み始めることはお勧めしない。
確実に寝不足になるから・・。
さて私も、負けじと彼のフレーズに付け足してみた。
「ホームレスは、ホープレスでもなければヘルプレスでもない」
(ホームレスは、希望がないわけではないし、無力なわけでもない)
ただ、homeless/hopeless/helpless って単語が似ていたから。

PS.
最後にメモしながら笑えたフレーズのおまけ。
「都合の悪いことっつうのは、全部温暖化のせいにすりゃいいんだ」



2005年03月06日(日)
家事って、創意工夫の固まりだなぁ

娘の引っ越しの準備で、妻と母が早朝から出かけた。
(私は、引っ越し当日に、力仕事が待っているらしい)
というわけで、朝から夜まで、私一人。
たまには、家のことでもやるか・・と始めたら、
なかなか面白くてハマってしまった。(笑)
掃除も、片づける程度だけれど、やればやるほど
部屋がきれいになっていく様子は案外面白かった。
たぶん、天気が良ければ、布団なんか干すんだけどなぁ。
特に料理は、何十年ぶりかで、3食とも自分で作った。
これでも学生時代は、お好み焼き屋や学食でアルバイトし、
けっこう手の込んだものを作ったものだ。
結局、冷蔵庫から余った材料を取り出し、
片っ端から混ぜて作ったチャーハンは、我ながら絶品。
う〜ん、腕は落ちてない。(汗)
まぁ、一日だからそんなこと言えるのよ・・という
主婦の皆様方のお言葉が聞こえてきそうだけれど、
やる気になったときの男は、何でもやれるもの・・
そう考えてもいいんじゃないかな。
といいつつ、また明日から、たぶん何もしない亭主に逆戻り。
こればかりは、なんとコメントをして良いのやら・・
でも家事って、考えていた以上に面白かった。これが感想。



2005年03月05日(土)
どこの辞書?、私はシャープだけど・・

今、欲しいものは?と、同年代の人たちと話していたら、
「iPodと電子辞書」という意見で一致した。
特に電子辞書は、日々、小さく便利になっているらしい。
いくつの辞書が入っていて・・という会話で盛り上がる。
以前は「どこの辞書使ってる?」の質問には
「広辞苑」や「大辞林」などの名称か
「三省堂」「小学館」「ジーニアス」「旺文社」など、
発行所の名称を答えるのが常で、
その語句・単語の多さで自慢しあったものだが、
今では、電子辞書のメーカーや値段で、辞書自慢をする。
「私はシャープ」「俺はカシオ」「SEIKOもいいな」など。
もちろん、私はすかさずメモをした。
同じような話を、以前何かの本で読んだのだが、
その時は「そんなばかな・・」とメモもしなかった。
そんな話は、大抵作り話で、あり得ないと思っていたから。
ところが身近で「電子辞書のメーカー比較」の話を聞くと、
まんざら、笑い話や作り話とは言えないな・・と思った。
どれだけ単語が収録されているかではなく、
どれだけその単語を使いこなせるか、がこれからのポイント。
例文の多い電子辞書が欲しいなぁ・・と私は思う。
ただ、偶然見つけた言葉の面白さや、
大体この辺・・といういい加減な検索の仕方ができない分、
私の電子辞書購入は、まだ先になりそうである。



2005年03月04日(金)
雨の日は、街が意外と騒がしい

とりあえず、まだ続いている通勤での英会話レッスン。
なんとワンレッスンが、30分だからちょうどいい。
職場までの30分徒歩が、とても有効に使われているから。
健康にもいいし、ガソリン代はかからないし、いい事ずくめ。
しかし、今日は朝から冷たい雨。(首都圏では雪らしい)
どうしようかなぁ・・とちょっと悩んだけれど、
ここまで続けたからな、と思い直して、歩き出した。
だか、何かがいつもと違うと感じたのは歩きはじめてすぐの事。
気が付いたら「いつもの音量では、英語が聞こえない」。
雨でいつもより静かかな、と思ったら、意外にも逆だった。
雨音というより、道路を走る車の音が騒々しいのかもしれない。
私は慌ててボリュームを上げたが、それでも聞き取りにくかった。
雨の日というのは、どうしても外に出たがらないからか、
街は晴れの日よりしっぽり濡れて静かなイメージがあった。
しかし現実は・・・。
最近、こんな小さな発見がとても嬉しく感じる。
だから、この日の発見を忘れないために、気になる一言とした。



2005年03月03日(木)
ブルルルン この感じがたまらない 魚のかかるこの感じ

突然、釣りの師匠から、メールが届いた。
今年もまた始まった渓流釣りのお誘いかと思いきや、
小学校5年生の息子が書いた詩が、地元の文園に掲載され、
その嬉しさを誰かに伝えたくて・・という気持ちが伝わった。
タイトルは「つり日記」。
そして、その冒頭のフレーズが気になる一言。
間に数行の言葉が並び、最後にまた繰り返して
「ブルルルン この感じがたまらない
魚のかかるこの感じ 魚のかかったこの感じ」で終わる。
即座に「お見事・・」とメールを返した。
状況を説明する長ったらしい文章はいらない。
「ブルルルン」の文字だけで、そのワクワク感が伝わってくる。
いや、ばらさないように・・という緊張感も感じられる。
まさしく、釣りの楽しさを5文字で表現できていると思う。
だからといって、子供の感覚に驚かされてばかりいてはいけない。
「少年のような心」と「おばさんのような雰囲気」で、
私にしか書けない表現がしたい、とあらためて思った。
そろそろ渓流釣りのシーズン。自然を五感で感じようっと。



2005年03月02日(水)
寝るのはバカだ。みんな寝すぎだ。

正確には「私は死んだ後、たっぷりと眠る」が続く。
本屋で見つけた、発明家・エジソンらしい発言である。
なかなか面白い言葉だな、とメモをした。
これくらい寝ないと身体に良くない、翌日に影響するから、
寝たくなくても少しは横にならなくては・・
と考えるようになったのは、つい最近である。
若い頃は、朝まで寝ないでいたことも、よくあった。
みんなでワイワイ飲んでいる時もあれば、
一冊の本に夢中になり気が付いたら朝、ということもある。
勿論、朝までパソコンに向かっている時も。
その頃、このフレーズと出逢っていたら、
私もそう思う・・と、胸を張って紹介していたに違いない。
しかし最近は、やっぱり健康が第一だと思うようになった。
疲れているときは「美味しいものを食べて早く寝る」、
いくらエジソンが言ったからって、私はやっぱり寝よ〜っと。
どうせ、私はバカですよ〜って、開き直っても・・。
今日の疲れを明日に残さない、をモットーとしているから。



2005年03月01日(火)
適材適木

森林の担当者が集まる会議で、この四字熟語をはじめて聴いた。
「適材適所」のパロディ、いや応用かな?程度の認識で
帰庁後、インターネットで検索したら、恥ずかしいことに
この四字熟語が、いくつもヒットした。
山の上の方は桧の木群、下側には杉の木群、
その下はしい・かしの広葉樹など、山にも木を植える場所がある。
杉の木は水が豊富に必要なので谷間に、桧は山の方にと植える、
このような植林のノウハウを「適材適木」というらしい。
これが、先代たちからの教え、知恵である。
ちゃんと植林すれば、山の資源が循環するようになり
近隣の川や動物などに、また人間にも恵みを与えるというシステム。
私はこの「適材適木」の言葉を知って、ハッとさせられた。
儲かるから、早く育つから・・を理由に、場所を無視した植林が
日本全国に蔓延し、災害に弱い国土を作ってしまった気がする。
最近、大雨の時によく耳にする土石流も(もしかしたら花粉症も)
昔の人が知恵として伝えてきた「適材適木」の考えを聞かずに、
欲だけで植林してきたことが原因になっているのでは、と思う。
50〜60年のサイクルが、長いのか短いのか、
もう一度、私たちはじっくり考える必要がありそうである。
次世代の子供たちに、住みやすい日本を残すためにも・・・。