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しもさんの「気になる一言」
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2004年04月30日(金)
5人中7人は知っている

近隣市町で広報のお仕事をしている人たちが
4月の人事で異動してきた人、異動してしまった人を囲んで
恒例の歓送迎会を開催した。
えっ?こんな時期に・・と思うかもしれないけれど
どの自治体も4月は1年の中でも大忙しの時期なので、
ちょっと落ち着いたGWの手前にするのが通例となっている。
久しぶりの懐かしい顔に、宴は2次会、3次会へと進み、
帰宅は、久しぶり(?)の午前様であった。
飲みながらの、そして笑いながらの携帯メモの中から、
「みんな知っている」という表現よりインパクトがあり
面白い台詞を、気になる一言に選んでみた。
その他、携帯のメモには「まずうま、ぶさかわ」
「まずいけど旨いもの、ぶさいくだけど可愛い子」の略。
このフレーズも、なんだか使えそうでメモをした。
二日酔いの頭には、なかなか理解できないフレーズが並んでいる。
「一連畜生」、あれ?これってどういう時に使うんだっけ?
4月の終わり、私の携帯メモは容量オーバー、
すべて書き写して、オールクリアをすることに。
ふぅ、今から朝風呂・半身浴で、アルコールを抜かなくちゃ。
今日も美味しいビールを飲む為に。



2004年04月29日(木)
伯父さんの本のお陰で4月を乗り切れたよ

先住者の都合で延び延びになっていた、1ヶ月遅れの
娘の引っ越しをやっと終え、疲れて東京から戻ってきたら、
甥っ子(妹の長男)が、夜遅い時間なのに我が家を訪ねてきた。
彼も4月から大学生。埼玉の熊谷にある大学らしい。
GWで帰省したので、近況報告かな?と思っていたら
手には「おみやげとワイン」。
「どうだ、大学生生活は?」と尋ねたら、
予想外だったが、私を喜ばす嬉しい返事が、気になる一言。
初めて親元から離れての一人暮らし。
男とはいえ、ホームシックになったらしい。
夜になって部屋に戻ると、誰とも話すことがなく、
テレビを見たり、音楽を聴いたりするぐらいしかない。
今まで、いつでも誰かがまわりにいた彼にとって、
その寂しさは、人一倍だったに違いない。
静岡に帰りたい・・本当に思ったという。
そんな彼の心の支えになったのが、
私が趣味で書き続けている何冊かの本だったというのだから、
泣かせるじゃないか。
ローカルな話も、時には役に立つらしい。
どうしても今日のうちにお礼がいいたくて・・というその顔は
大学生になって、ちょっぴりあか抜けた大人の顔だった。
頑張れ、甥っ子。後悔しない学生時代を送ってこい!!




2004年04月28日(水)
人生は、下りのエスカレーターに昇っていくようなもの

そのこころは「立ち止まっていると、下がっていく」
ある講演会で聴いた台詞を思い出した。
いい換えれば、現状維持で満足していてはダメ。
時代の流れは速いから、常に新しいものを求めて
動き続けるしか、上がっていく方法はないということなのか。
しかし、ちょっと待って欲しい。
なにも、長い人生、一気に昇る必要なんてないから、
エスカレーターを使わなくてもいいのではないだろうか。
人生は階段で充分。疲れたら途中で休めばいい。
本当に疲れたら、座り込んじゃってもいい。
もしかしたら、誰かがどうしたの?、大丈夫ですか?と
声をかけてくれるかもしれない。
私は、そんな人生がいいなぁ、と思う。
その前に、下りのエスカレーターを昇っていたら危ないでしょ。
大怪我をしますよ、転げ落ちたら・・。
階段なら安全ということもないけれど、
壁にはってあるポスターでも眺めながら、ゆっくり昇ればいい。
例えとしては面白いけれど、やっぱりその定義、理解したくないな。



2004年04月27日(火)
靴と下駄、靴下と足袋

このキーワードで、気が付いたことありますか?
ある本で読んだメモをだったけれど・・。
左右がハッキリ分かれているもの、左右対称のもの。
西洋の靴は、左右が決まっている。
日本の下駄は、左右どちらでも良い。
西洋の靴下は、左右どちらでも良い。
日本の足袋は、左右が決まっている。
同じ足下のことなのに・・と気になって仕方なくなった。
「靴と足袋、下駄と靴下」の組み合わせならわかる。
左右を意識しない文化、しっかり左右を意識する文化、
として分類し、研究の対称になるのに・・と思った。
しかし待てよ・・どうしてバラバラなんだろうという疑問が
私の好奇心をくすぐった。
服装はどうか?アクセサリーはどうか?・・考えたらキリがない。
この違いに、もしかしたら法則はあるのだろうか。
国の違いではなく、ボタン等に見られる男女の左右の違いにも。
あ〜あ、くだらないことが気になっちゃったかな・・
「生中」「中生」も結論が出ていないのに・・
(東京のメル友からは「中生です」と答えがきました。
どちらが正しいということもないので、全国の皆さんのお答えを)



2004年04月26日(月)
本当に書きためてないんですね

このところ「気になる一言」のメルマガが、
2日分続けて送られてくるのですが、とメールを戴いた。
最近、疲れてしまってパソコンを開けない時もあるし、
話題は一日を振り返って書くことにしているから、
酔っぱらっていて浮かばない時もあるし・・と言い訳をした。
その返信メールの驚きを、気になる一言にしてみた。
「暇な時などに、いっぱい書きためておいて、
急な用事が入った時は、以前書いておいたコラムを送信すれば
いいのでは?」とアイデアも書かれていたが、
「私の場合、メモは思いついた時にたくさん書き残すけれど、
しっかりした文章は書きためない主義なんです」と言い切った。
根拠はないけれど、なんとなく「感性」が錆びるように気がして。
素人の日記みたいなものだから、パソコンの前に座った時の感性で
缶ビール片手に一気に書き上げたものが、私の作品。
今までもそうしてきたし、たぶんこれからもそうするだろう。
だから3日間メルマガが届かず、一度に3通の届くこともありうる。
それでもメモだけは、毎日付けているから御心配なく。
あいつ、3日間も飲み潰れて書いてないんだな、と思って下さい。
届かない場合、ほとんど野球観戦か飲み会ですから・・




2004年04月25日(日)
雲上の人の「励め!!」

お待たせ、日曜日のNHK大河ドラマ「新鮮組!」から。
近藤勇と芹沢鴨が、会津藩主で京都守護職の松平容保に
会津藩付けで働かせてもらいたいと面会するシーン。
常識では、浪士の彼らが殿様に逢うことなんて考えられない。
私が、東京都知事に面会をするようなもの・・
(ちょっと例えが悪いかな)
逢うまでに何時間も待たされて、部屋に入ってきたと思ったら
「おもてをあげよ」に続いて一言。顔をじっと見て「励め!」
うぁ〜、かっこいい〜、と思いながらメモをした。
面会の内容は事前に伝わっているはずだから、
どんな会話をするのか、メモ用紙片手に楽しみにしていたら、
たった一言。思わず、ぐっときた。
こういう時は、長い会話はいらないな・・と納得した。
雲上の人に言われた一言、近藤勇はだぶん一生忘れないと思う。
嬉しさのあまり飲んで帰りたい、と思う気持ちはわかる気がした。
普段話すことも出来ないような方が「君たちのことは知っている。
私がバックアップするから、思い切りやりなさい」
そんな気持ちがこもった「励め!」を言われたら、
どんな人だって嬉しいに違いない。
「人は理屈では動かない、感動して動く」の言葉が思い出された。
さて、現代ではどうだろうか・・



2004年04月24日(土)
「中生」か「生中」か

小泉今日子さんと柄本明さん主演の映画「センセイの鞄」
ジャイアンツが負けて、なにげなくチャンネルを変えたら
テレビでやっていたので見始めたのだが、
意外と面白くて、とうとう最後まで見てしまった。
「あわあわと・・切なくも心に沁みる恋物語・
37歳独身女性と初老のセンセイと色濃く流れゆく日々」
新聞のラテ欄(ラジオ・テレビ欄)には、こう説明されていた。
なぜか「しょっぱいドライブ」(芥川賞作品)を思い出した。
さて、内容はいつものように書かないけれど、
「恋愛を前提としたおつきあいをしていただけますか?」と
初老の男性が、若い女性に告白するシーン、メモをした。
しかし、そんな気になる台詞を差し置いて、
私が気になったのは「生ビールの中ジョッキ」の略。
作品内で、小泉今日子さんは「中生!」と注文する。
あれ?「生中!」でしょ、と思わずメモをしてしまった。
飲み屋に入って、オシボリを手にして、私の最初の台詞は、
必ず「とりあえず、生中!」。
「生ビール」「大・中ありますが?」「中」が会話の流れ。
「中ジョッキ」「飲み物は?」「生ビール」とはならないから
私は「生中」が正しい、と思っているけれど、やはり気になる。
これって、地域的に違うのかな?、お店によって違うのかな?
ストーリーより、こんな「単語」にこだわるなんて、
「文字中毒」だなぁ、と近思うけれど、やめられそうもない。
よし、明日も確認のために「生中!」頼もうっと・・。



2004年04月23日(金)
美しい灰色

今、私のマイブームと言ったら、ちょっと大袈裟かな。
「禅語」に興味を持ちはじめたキッカケとなった本を紹介。
とにかく書店で見つけた「ほっとする禅語70」
(渡會正純・石飛博光著、二玄社刊、1000円)
その中の一つ「両忘」という言葉。
生きるか、死ぬか。愛しているか、愛していないか。
苦か楽か・・全て白黒をハッキリさせようとするよりも、
二元的な考えをやめて、どっちも忘れると、
心に静寂が得られます。そんなことが書いてあった。
ついつい灰色は、どっちつかずのぼやけた色。
グレー、その言葉さえ濁っているような気がしていた。
しかしこの禅語を知ってから、上手く表現できないけれど
灰色も美しい・・と思えてきたから不思議である。
いままで多くの人に「YES」か「NO」かを問いつめてきたが、
間違っていたかな・・と反省している。
どちらも好き。どちらも私の意見。
そうなんだ、灰色はどちらつかずの色ではなく、
しっかり「灰色」を選択しているんだ、と気が付いたら、
目の前が明るくなった。
この本は、久しぶりに私のお勧めです。
(今、「続・ほっとする禅語70」を読んでいるけれど・・)
目から鱗・・状態、いい本と出逢えて幸せです。



2004年04月22日(木)
漢字だらけの農業政策

最近、農業関係の研修、会議が続いているが、
驚くことばかりである。
もちろん、用語がわからずチンプンカンプンだけれど、
漢字の多さは、本当に凄い。
圧巻だった記入例、なんと以下の文字が1行に並んでいる。
「平成16年度産米穀の売渡委託契約書(出荷契約書)兼
稲作所得基盤確保対策数量契約書兼
担い手経営安定対策面積契約書兼
集荷円滑化対策加入委託契約書兼
生産調整方針参加申請書」なんと78文字(ひらがなは2文字)
読むだけで、めまいがしてきたのは私だけだろうか。
当然、一事が万事。
本当に漢字が好きな分野だなぁ、が私の感想である。
誰も不思議に思わないのか、私の感覚がおかしいのか、
とにかく驚きの連続である。
やっと「米政策」をコメ政策と読めるようになったけれど、
漢字だらけの文書に「JA」のアルファベットだけが目についた。
まったく面白い産業である。まだまだ発見だらけが嬉しい。



2004年04月21日(水)
酔っ払いは、制限速度で走りたがる

地元のFM放送にゲストで招かれて「エキストラ」の魅力を
話したあと、軽い食事をしながら反省会。
気が付いたら、深夜12時を回っていた。
そのままタクシーで帰宅途中、パトカーが多いことに気付き、
運転手さんに尋ねた。
「なにか事件でもあったんですかねぇ?」と。
「いやいや、最近はネズミ取りはしないで、走りながら
酔っ払い運転を見つけるんですよ」と返事がかえってきた。
「えっ?、どうしてわかるんですか?」としつこい私の疑問に
「だって・・」と横に並んで走っているパトカーを見ながら
答えてくれた台詞が、気になる一言。
蛇行運転するからではなく、制限速度を守るからわかるらしい。
「これって飲酒運転する人の心理です」と付け加えてくれた。
「深夜、裏道を制限速度で走っていたら、まず酔っ払い」
そう断定し、検挙すると100パーセントに近い割合で酒気帯び。
本人が普通だと思っている走り方は、普通じゃないから、
交通の妨げになる。
自分の心の中で、悪いことをしたな、と思う気持ちがあるから、
ついつい制限速度 40キロの道路を時速40キロで走ってしまい、
かえって目立ってしまうから、御用となる。
この視点、生活にも活きそうな気がする。覚えておくといい。



2004年04月20日(火)
奨学金の保証人は、どうしたのか?

「日本育英会で奨学金1500億円焦げ付き」というニュースを
以前メモしたが、そのまま違った事件にまぎれて忘れていた。
しかし今回、大学生になったばかりの娘が
「奨学金」の資料を片手に「どうする?」と言ってきたので
ペラペラと内容を読んでみた。
勿論、私も高校3年で父を亡くし、奨学金のお世話になって
大学を卒業させてもらった。
就職後、少ない給料から毎月少しずつ返済したことが思い浮かぶ。
当時に比べて貸与金額も3倍以上、驚くばかりであった。
しかし時代は変わっても、必要な項目に「保証人」の記入欄はある。
本人が返済不可能な時は、その保証人が債務を負担する。
これって、お金を借りる時の常識だと思うのだが・・。
その保証人すら返せないということなのだろうか?。
確かに不況、リストラで返済できない家庭もあるだろう。
だが苦労して返した記憶がある私は、どうも納得できない。
銀行への公的資金投入も、奨学金をはじめとした税金等の滞納も。
正直者がバカを見る。そんな社会にはなりたくない。
「保証人」とは、それだけ重い責任があったはずであるが。
私の認識が、どこかでズレてしまったのだろうか。



2004年04月19日(月)
私はあなたのように侍になろうとは思わない

今週もまたNHK大河ドラマ「新選組!」はビデオで見た。
近藤勇と清河八郎、対談のシーン。
激しい尊王思想の下、幕府転覆を策謀する清河の考え方に、
思わず、何度もテープを巻き戻してメモをしてしまった一言。
この台詞のあと、なおも続く。
「今の世の中を引っくり返して新しい時代を作る、
身分の差のない新しい世を」と。
彼には「時代の風が見えていた」ということだろう。
しばらくして、士農工商という身分にとらわれることのない
新しい世の中がやってきたのだから。
この会話をメモしながら、私の脳裏には、突然
アルビントフラー著「第三の波」が浮かんだ。
今、私達は彼の筋書きとおり、大きなうねりの中にいる。
そして、新しい時代では、
今まで価値のあったものが、急に価値がなくなったり、
常識と思っていたことが、常識でなくなったりする。
まさしく、清河の言っていたことと同じである。
共通していることは、時代の流れ(波や風)を読み、
この新しい動きに対応する必要性を彼らは教えてくれる。
「市町村合併」も時代の大きな流れ、私はそう思っている。
さて、この風をどう読むべきか、ただいま思案中。



2004年04月18日(日)
好きなことはやり続ける。必ず広がりがでて自分が豊かになるの

ちゅらさんアパート管理人役の丹阿弥谷津子さんの台詞。
夫は、故金子信雄さん。
メモはしてあったけれど、なかなか使えずにいたフレーズである。
しかしある方から「メルマガ900回ですね」のお祝いメールを戴き、
紹介したくなって、手帳から引っ張り出してきた。
はじめは、ときどき親友に送っていただけのメールが、
今では私の生活の一部となり、苦もなく続けている。
やはり、書くことが好きなんだろうと思う。
読者は誰なのか、まったくわからないのが、いいのかもしれない。
読者がいるというだけで、嬉しくなってしまうけれど、
その裏には、人間的に豊かになってきたと自覚している私がいる。
好奇心旺盛で何でも知りたがる。考え方は、超プラス思考。
そしてネットで知り合った方々との楽しい情報交換。
10年前の私には考えられないこと、と言ってもいいだろう。
私のメモによると、彼女は
「誰でも好きなことを見つけて、それだけを大切に、
ひっそりとでも、続けて欲しい。自分の人間づくりです」と
まとめている。
以前「自分で自分を躾けることが生涯学習」と定義した。
そんな台詞が、ふっと脳裏に浮かんだ考え方である。
人間的に、もっともっと豊かになりたいから、続けていこうっと。



2004年04月17日(土)
「ありがとう」って言えるかな?

晴天に恵まれた、柿田川公園で開催されている
「春のみどりまつり」は、大盛況だった。
私は、農業委員さんらと「ポン菓子」の無料配付ブース。
懐かしさと無料、につられて、ズラ〜っと列が出来る。
一人一袋ですよ、と言っても、出来たらもう一つ・・
とわがままを言う人たちは、ほとんど大人だった。
そんな雰囲気の中、並んでいる小さい子どもたちに渡す時、
ただ「はい、どうぞ」と渡すのではなく、
「タダでもらうんだから、お礼を言わせよう」となった。
そして渡す時、何も言わない子どもたちに
子どもの目線になって問いかけた台詞を気になる一言とした。
人に何かを与えられた時、自然に「ありがとう」って言える
そんな子どもたちに育って欲しい。
農業委員さんたちの、躾に対する熱い想いが伝わってきた。
恥ずかしそうに、小さい声で「ありがとう」と
口から発せられる五文字は、とても記憶に残るシーンとなった。
ただ客寄せで賑わえばいいのではない。
今、ポン菓子無料配付で、私たちに出来ること、
それは感謝の気持ちを込めた「ありがとう」と言える
子供たちの成長をサポートすることなのかもしれない。
大人もしなければいけないが・・



2004年04月16日(金)
邦人3人の今後の動きに注目したいね

今朝の朝刊、見出しはほとんど「邦人3人を解放」。
さて、私の関心は、その後の彼らの動き。
久しぶりに、私の独り言を、気になる一言としてみた。
危機管理はないのに、好奇心旺盛な日本人は、
きっと彼らにテレビ出演を依頼し、講演会を開催し、
しまいには体験を出版させるのではないかと考えてしまう。
助かっただけでも幸せと考えて、静かにしていて欲しい。
マスコミも、彼らをヒーロー、ヒロイン扱いだけはしないで、
と願うだけである。
彼らの体験談は、私たち生活に何も役に立たないのだから。
自衛隊として現地に派遣された家族の想いを考えたら、
私は、このままス〜っと忘れていくことが最善策だと思う。
自己責任、自業自得、危機管理・・そんな言葉が溢れた日々。
その視点で考えれば、今回の事件から得たものは、
自分の考えを言い切ることの大切さを知った気がする。
どちらが正しい、正しくない、というのではなく、
「私は」を主語に「こう考えます」とまとめるチャンスと捉え
自分の意見を書いてみたら、意外と反応があった。
言い切ることで、意外な自分が発見できたかもしれない。
「違う意見の人と話すのが楽しい」そう思える話題である。
まわりの人と、意見交換してみたらどうだろう。



2004年04月15日(木)
運が良かったら生きて帰れるかもしれない

ネタは、バックデータ不足で書きにくいけれど、
ネットで知り合った人達は、いろいろな立場の人が
いろいろな視点で、今回の「邦人、イラクで拘束される」を
取り上げ、プライベートな日記で書いている。
ほとんどの内容が、危険を承知で行った3人は自業自得、
そんな意見が多かった気がする。
その中で、日本人の危機意識の甘さを表現した日記を見つけた。

>高校を卒業したばかりの今井くん、
>メールで「運が悪かったら死ぬかもしれない」と
>言っていたけど、それは違います。
>「運が良かったら生きて帰れるかもしれない」なのです。
>このあたり、平和ボケって感じがしなくもないです。

この視点が、私のイメージにあっていたから、気になる一言。
失敗したくなかったら、何も行動しない。
成功したかったら、あえて挑戦する。
これくらいの表現の差にも感じられる意識の違いである。
(ちょっと例えがわかりにくいかな・・)
雪山へ天気がいいからと軽装で出かけて、遭難したようなもの。
私は、そんな表現をしてきたのだが・・。
何年かして、この事件を思い出すに相応しい台詞を残したい。
タイムリーに、解放されたというニュースが飛び込んできた。
こんなことは、もう2度としないで欲しい。
いや、本当は1度でもしてはいけないことなんだと思う。



2004年04月14日(水)
勝てると思わなかった

昨晩の巨人・中日戦、勝利監督インタビューである。
「気になる一言」というより「悲しい一言」かもしれない。
テレビ中継が終わって、慌ててラジオに切り替え、
なんと午後11時16分まで、ジャイアンツの勝利を願って
応援していた私にとっては、とても残念な台詞だった。
なんと5時間16分という死闘を制したというのに、
選手を讃えようともしない、応援団にお礼も言わない、
そんなコメントに、なんとも言えない感情が残った。
ジャイアンツには勝って欲しい、
しかし、堀内監督には勝たせたくない。
この矛盾は、私の中で今もくすぶり続けている。
原監督の辞任記者会見の同席から始まり、
その思いは試合をするたびに、強くなってきている。
冒頭の台詞を選手たちは、どう受け止めたのだろうか。
一晩寝て考えても、納得のいかない台詞であった。
だからこそ、書き残しておきたい、と思ったのである。
悲しい・・、本当に悲しい・・、堀内監督の台詞。
いつでも、選手・ファンを大切にしてくれた原監督や
負けだけれど、きっちり仕事をした中日の川相選手が
私の中では輝いて見える。
こんなことで、感情的になっていてはいけない。
そんなことはわかっている。
だけど、やっぱり悲しい一言だった気がする・・。



2004年04月13日(火)
女高生スカートに手鏡・高校生のスカートに手鏡

昨日、食堂で昼食を取っていた時、テレビで流れていたニュース。
まだ、こんなことする奴いるんだぁ・・と思いながらも、
そのテロップに違和感を覚え、変な奴と言われることを覚悟で
インターネットで調べてみた。
気になる一言は、読売・朝日新聞のホームページサイトから引用。
インパクトのある言葉は、短いほどいいのかもしれないが、
これでは意味が通じない。
同じくらいの文字数で、どれだけ正確に伝えられるか、
そんなことに視点を置いて、検索してみた結果を比較して欲しい。

<のぞき>早大大学院の植草一秀教授を現行犯逮捕(Yahoo!JAPAN)
女高生スカートに手鏡、TV活躍の植草一秀容疑者逮捕(読売)
植草一秀早大大学院教授を逮捕 高校生のスカートに手鏡(朝日)
のぞき:早大大学院の植草一秀教授を現行犯逮捕(毎日)
早大の植草一秀教授を逮捕 手鏡でスカートの中のぞく(産経)
早大の植草教授を都迷惑防止条例違反で逮捕・警視庁(日経)
早大植草教授を逮捕 女高生のスカートのぞく(東京)

いかがだろうか? 各サイトでこんなに違うのである。
この比較が私の楽しみになっているが、文字だけでなく写真でも
同じことが言えるので、是非、比べて欲しい。
比較することにより、気付くことがたくさんあるのだから。
それにしてもこの事件。男ってつくづく馬鹿だなぁ、が私の感想。
こんなことがニュースになる日本は幸せだぁ、と呟いた人もいた。
女性にはたぶん一生理解できない行動だろう。
だから男と女は違う動物なんだ、とあらためて思った事件でもある。



2004年04月12日(月)
スーパーの買い物、袋詰めサービス

最近、日曜日の午後、妻とスーパーへ買い物に行くことがある。
その中で、あれっ?、と気が付いたサービスが、袋詰めサービス。
他店のスーパーで見られるレジのあとの袋詰めをする台がない。
なんと、レジにもうひとり付いて、買い物した商品を手際よく
詰めてくれているのだ。
生もの、割れやすいものなど・・分類しながら。
もちろん、人件費を考えれば、得策ではないかもしれないが、
このサービスが気に入って訪れるお客もいるような気がする。
他店との差別化だけでなく、売り場面積の拡大にも繋がるから
私はお気に入りである。
以前、効率が悪いから・・と始めたであろうセルフでの袋詰め。
今は、お客への丁寧なサービスとして評価されている。
もちろん、手際がいい。
ここでアルバイトした若い人たちは、
このノウハウを自分の買い物にも活かせるから、一挙両得だろう。
私も、玉子の上に重いものを重ねて怒られることがなくなった。
何でも上にあるものから順に・・と思い込んでいた私にとって、
大きな進歩である。なぜか、こんなことが嬉しいこの頃である。



2004年04月11日(日)
相性って、呼吸のリズムかもしれない

カウンセラー辻村幸二さんの講演を聴いて、
ふと思ったことを、気になる一言にしてみた。
今まで、やれ血液型だ、やれ星座だ、価値観の違いだ、と
うまくいかない人間関係の理由を探していたけれど、
もしかしたら、呼吸のリズムかな?と感じることが出来た。
違う呼吸のリズムの人と話すと、どうも落ち着かない。
だから、もし結婚の相手を見つける条件を尋ねられたら、
私は「呼吸のリズム」とアドバイスしたいと思う。
それは生活、いや生きるためのリズムだから、
もの凄く早いリズムで生きている人と、
のんびりのリズムで生きている人とは、同じ生活ができない。
気になって、気になって仕方なくなるからである。
簡単に言えば「性格の一致」ではなく「呼吸リズムの一致」。
「価値観が一緒の人がいい」より大切な条件だと言い切りたい。
仕事でも、同じことが言える。
相手の行動を批判する前に、是非、相手との呼吸のリズムを、
確認して欲しい。
せっかちに行動する人と、のんびり考える人とは、
自ずから呼吸のリズムが違うからイライラする、という訳だ。
それが理解できれば、いろいろなタイプの人との
コミュニケーションが上手く取れるはずである。
病院でのお医者さんと患者さんの関係を例にとればわかり易い。
自分のペースで診断し、自分のリズムで治療するお医者さんよりも、
患者さんのリズムに合わせてくれるお医者さんの方が安心できる。
同じ会場で、同じ話を聴いていた歯医者さんが嬉しそうに呟いた。
「あ〜、早く患者さんに逢いたい」と。
とても大切な、そしてとても素敵な気付きであったと思う。



2004年04月10日(土)
寝るより楽はなかりけり、浮き世の馬鹿が起きて働く

春眠暁を覚えず・・は手垢のついたフレーズだけれど、
本当は明け方よりも、昼間の暖かい日差しに包まれて
縁側での「転寝(うたたね)」の方が、私は好きである。
そういえば、最近「趣味は?」と尋ねると、
「寝ること」です、と堂々と言う人たちがいる。
はじめは「短い人生、やりたいことがいっぱいあるのに」と
思っていたが、近頃では、なんとなく理解できるから不思議。
暇さえあれば寝る。お金もかからないし、疲れが取れる。
だから、気になる一言に、反応してしまったのかもしれない。
(ただし誰の台詞なのか、メモをし忘れたのでご承知おきを)
今の私にとって、週末はぽっかり空いた時間。
暇になったらやろう、と以前から考えていたことは
たくさんあったはずなのに、なぜか時間が出来たら
いつでも時間があるから、と行動しない自分に驚いている。
今日も朝早く一件用事を済ませ、あとは夕方まで暇なのに
部屋の片づけもせず、寝て過ごしてしまったが、意外と満足。
起きたあと、鼻が乾いていたから、
きっと大きないびきをかいたんだろうな、と横で寝ていた
愛犬の顔を眺めた時、たまらない幸せを感じてしまった。
寝ることに飢えているのか、起きたばかりなのに
また眠たくなってしまった私がいる。
また寝るの?と聞かれたら、気になる一言を言い返そうと思う。



2004年04月09日(金)
こっちが男だよ

先日、熟女と表現したら怒られそうな女性陣と
春の暖かさを感じながら、万葉集の歌碑を訪ね歩いた。
その中の1つに、逢引の歌があり、
二つのモニュメントに、その句は刻まれていた。
ほとんど大きさに差がない、形も左右対称に近い。
それなのに、彼女達は、ほんのちょっと大きめの方を指差し、
「こちらが男で、こちらが女だね」と言い切った。
私は耳を疑ったのは無理もない。
彼女達こそ、男女共同参画社会実現に向けて、
日々活動している女性団体だったからである。
「本当に、誰も小さいほうが男、という人はいませんか?」と
訪ねる私に「う〜ん・・・」と唸りながらも、最後まで
逆の発想をする女性がいなかった。
だからといって、私は憤りを感じるわけでもない。
むしろ、そんな彼女達に親近感を覚えた、と言ったほうが正しい。
男女の違いを認めて、支えあっているように見える
二つのモニュメントは、逢引の歌がとても似合っていた。



2004年04月08日(木)
そこを操縦するのが、女の腕さ。

加賀まりこさん主演の映画「月曜日のユカ」をDVDで観た。
何十年も前の映画なのに、今の彼女の姿と重なった。
それほど、現在の彼女も魅力的でキュートなのである。
ストーリー全体に、その雰囲気をいっぱいふりまいていた。
その中から、母親が娘役の彼女に、愛について語るシーン。
ちょっと長いけれど、紹介したい。
「愛するってことは、尽くすことだよ。
尽くすってことは、男を喜ばせることさ。
男を喜ばせるってことは、女の最大の生きがいなんだよ。
だけど・・男ってのは見栄っ張りだからね。
そこを操縦するのが、女の腕さ」である。
(何度も何度も巻き戻して確認したから、合っていると思うが)
今の時代、こんな話しをすると、男女共同参画推進派の女性陣に
お叱りのメールを戴くかもしれないけれど、
とてもわかりやすいフレーズだなぁと感じたので、気になる一言。
この感覚で男性と接していると、たぶんなるほどな、と思うはず。
掌の上で男性を遊ばせている、と考えられる懐の深い女性は、
いつの時代にも、とても魅力的である。
男の見栄っ張りを理解した上で、可愛く振舞える女性。
最近、お目にかかったことがない。



2004年04月07日(水)
いま、とっても米が気になる

3月31日までは、アメリカのこと。
4月1日からは、コメのこと。
それくらい、公務員の人事異動は違った分野を担当する。
「中核」といえば「中核市」、これは企画サイドの用語。
「中核農業者」と答えてこそ、農政担当の用語。
「食と農の情報誌」の見出しが、気になる一言。
「土のいろが似合う自然児野菜」
「フルーツはからだにおいしい」
こんなフレーズが溢れている農政が、好きになってきた。
と、いうより今まで関心がなかったから気がつかなかっただけ。
まだまだ専門用語が慣れず、悪戦苦闘しているけれど、
きっと1年後には、土で汚れた作業服に身を包み、
偉そうに「農業の未来」なんて語っている自分が想像できて
おかしかった。
季節を感じながら仕事が進むことが、なぜか嬉しい。
「レンゲ畑の写真を報告する」なんて、ウキウキするね。
春爛漫、週末には近隣の青空市にでも顔を出してみようかな。



2004年04月06日(火)
はず。から、すべてははじまるはず。

「はずれることの方が圧倒的に多いのですが、
コニカミノルタの誕生で・・」と始まるキャッチコピー。
そして、締めくくりを「気になる一言」にしてみた。
言葉として、リズムがあり、ウィットに富んでいて
私としては、とても気に入ったフレーズだから。
そういえば、最近、言葉のリズムが気になっている。
目で覚える言葉と、耳で覚える言葉。
ちょっとした感覚なんだけれど、違う気がしている。
知人のホームページで見つけた「阿蘇国際マラソン」。
(実際には、こんな国際マラソンはないけれど・・)
目で覚えた「阿蘇国際マラソン」
そして、耳で覚えた「アソコクサイマラソン」 (笑)。
耳から覚えたフレーズは、インパクトがある。
そして応用がきくのも、耳で覚えた言葉。
「青梅国際マラソン」や中東の「オマーン国際マラソン」。
やばい・・私のイメージが崩れてしまうと思いつつ、
飲んだ時は、必ず使うだろうなと思うこんな下ネタは、
ほとんどか、耳で覚えた言葉である。
耳で覚えたフレーズは、なかなか忘れられない。



2004年04月05日(月)
あとは、近藤さんが治めてくれる

日曜日に録画したNHK大河ドラマ「新選組!」のビテオを、
今日もまた歓送迎会で酔っぱらったまま見入ってしまった。
殴り書きのようなメモの中から、
リーダーとは部下が作り上げていくものなのかな、と
ちょっとヒントみたいなものを戴いた。
部下たちではなかなか解決できない問題を、
最後はリーダーに解決してもらい、その実力を見せつける。
これは、リーダーが凄い実力の持ち主のように見えるが、
実は、部下が仕掛けたリーダー育成論なのかもしれない、と
思えるシーンだった。
浪人のひとり「芹沢鴨」に対して、
土方歳三は、最初から近藤勇で解決できると感じながら,
わざわざ、部下に解決させようとして、失敗させる。
そこで困ってしまった部下たちに対して、
自分達のリーダーの実力を見せつけたのではないだろうか?
「名監督は、名選手がつくる」という台詞を突然思い出した。
尊敬できるリーダーの出現を望むより,
その人物を部下たちが作ることの方が大切かもしれない。
問題解決を任された近藤勇、元気よく「任せて」と
言い切ったシーンへとつながって言った。
任された時の彼の笑顔が、とても印象的だった。



2004年04月04日(日)
大丈夫、俺はくさらんよ

(先に謝っておきます。野球ネタばかりで・・)
結局は、開幕3連敗のスタートとなったジャイアンツ。
ビデオでNHK大河ドラマ「新選組!」を録画しながら、
やはり観てしまった「巨人阪神戦」。
過去の実力重視のジャイアンツ、将来の期待重視のタイガース。
そんな感じがしたのは私だけだろうか。
タイガースは、ルーキー鳥谷選手を先発メンバーで使い続ける。
それもオープン戦.360を打って結果を出していた藤本選手を
ベンチの控えとして・・。
私は話題づくりでルーキーを出しているものだと思っていた。
しかしちゃんと岡田監督が、藤本選手に説明し理解させていた。
本音は、めちゃ悔しいと思うが、先輩は新人に話しかける。
「俺の分まで頑張ってこい」と。
そして今回私が選んだ、気になる一言を添えたという。
この話を解説で聴いて、タイガースの強さを知った気がした。
私が藤本選手の立場だったら、同じ台詞が言えるだろうか。
前年優勝チームのショートを守っていたプロ野球選手である。
私だったら本番間近まで、しっかり実力をつけていたのになぜ?と
ふてくさるに違いない。
この一言、「俺のことは気にするな」という意味なのか、
「調子が悪くなったら、いつでも俺がポジジョンを奪うぞ」と
いう意味なのか、その真意は定かでないが、
選手間同士でこんな会話が出来ているチームが羨ましかった。
さて、私たちも仕事で、同じような台詞が言えるだろうか。
後輩を育てるって、そう言うことなのかもしれないな、と感じた。



2004年04月03日(土)
米大リーグ開幕戦は本拠地で行うべき

ジャイアンツ開幕戦を見終えたあと、親友宅のPCで見つけた
Yahoo!JAPANのトピックスの一つ。
シカゴの地元紙が、開幕戦は対戦する両チームの
いずれかの本拠地で行うべきで、
日本で行うことはやめるべきだと論じた、とあった。
残念だけど、私もそう思う。
どれだけ地元のファンが、開幕戦を楽しみにしているかを
2日間の東京ドームライト外野席で実感しているから。
メジャーリーグの試合は、なにも特別な開幕戦でなくてもいいし、
シーズンオフでもかまわない。
やはり開幕戦だけは、ニューヨークの市民に味わって欲しかった。
いくら興行とはいえ、市民球団であるヤンキースは、
熱狂的な地元ファンを大切にすべきだと感じている。
ジャイアンツの開幕戦チケットは2月の一番寒い時に売り出される。
体調を崩すのも覚悟で並んで取った開幕戦は、
やはり格別の思いがあるから、勝っても負けても印象に残る。
そんな友人のコメントを聴いて、
ますますこの記事に納得してしまった私がいる。
さすがに2連敗のあとの新幹線内は、辛いものがあるけれど、
開幕戦とは、そういうものだ、と言い切りたい。



2004年04月02日(金)
敗因は、リズムが悪かったから

前日の歓送迎会のアルコールが残っていたのか
朝から仕事のペースが上がらず、困っていた。
先月までの仕事のトラブルも急に発覚したり散々であった。
車を運転すれば、ほとんどの信号で赤に引っかかる。
東京へ向かう電車の乗り継ぎなども、うまくいかない。
本当に、リズムが噛み合わない日ってあるんだなぁ、と
反省しきりのまま、ジャイアンツの開幕戦を迎えた。
ところが、そのリズムの悪さは、
ジャイアンツにも当てはまっていたから、気になる一言。
攻撃時間は短く、守備時間は長い。
だから、すべてがチグハグで、応援している私たちでさえ
疲れたのだから、選手はもっと疲れたに違いない。
そのリズムの悪さが、阪神戦の黒星スタートに繋がった、
と言っても過言ではないくらいの酷さだった。
外野スタンドの応援にも、その違いは明らかである。
タイガース側(レフト側)は、一糸乱れぬ応援。
もちろん攻撃時は、ほとんど全員総立ち。
楽器も歌も、なぜかリズムが良い。
それに比べてライト側は、楽器も歌もパラパラ。
さらに、家族連れや初めて東京ドームに訪れたような人たち。
応援歌すら知らないで、ぼ〜っとしているエリアも多い。
大切な開幕戦、リズムが掴めなかった。ただそれだけ。
明日こそは、なんとかリズムを取り戻したい。
流れに任せて・・では、何も解決しないことを念頭にして。



2004年04月01日(木)
松井選手は「帰ってきた」のではなく「やってきた」

開幕戦直前会見で、ヤンキースの松井選手は
「ヤンキースの一員として勝つために来た」とコメントした。
つい私たちジャイアンツファンは、彼のことを考えず、
松井が東京ドームに帰ってきた、と表現してしまう。
もう彼にとって、東京ドームは10年間プレーした場所ではなく、
MLB日本開幕戦、ヤンキースvsデビルレイズ戦いの場所であった。
「今までとは違った松井秀喜を見せたいと思う」と意欲を見せた彼、
そして本当に、ひとまわりもふたまわりも成長した姿を
我々に見せてくれた。
それなのに、新聞やテレビをはじめとしたマスコミは
「帰ってきた」というフレーズを何度も何度も使っていたから
ちょっと皮肉を込めて、気になる一言。
彼の発する言葉を丁寧に聴き、その想いを伝える。
それが、マスコミの役目であると思うのだが・・。
ところで、サッカーの海外組のプレーを見て、
ふと同じ言葉が浮かんだから、もう一度、念押し。
彼らは、オリンピックやワールドカップの為に、
日本へ「帰ってきた」のではなく、
シーズン途中に「やってきた」という感覚であって欲しい。
いくら海外で活躍していても「帰ってきた」という感覚では
いいプレイが期待できない。
選手もサポーターも、このために「帰ってきた」という意識を
捨てないと、彼らを使い続けることになる。
それが、日本サッカーの一番の落とし穴かもしれないな、と思った。