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2004年02月29日(日) ■ |
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お琴さんの匂いは・・ |
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期待にお応えして・・NHK大河ドラマ「新選組!」から一言。 (同じ番組を観て、私がどんな言葉に反応するか、 比べてみたいのです・・というメールが読者からあったから) そんな楽しみ方も、メルマガならでは楽しみ方だなぁ・・と 自分なりに納得したから「出来る限り」を前提に試してみる。 さて、本題。 土方歳三が、お見合い相手の琴さんを口説くシーン。 イヤらしい、女ったらし、と言うなかれ、とても参考になった。 「○○さんの匂いは優しい」などと耳元で囁かれて くすぐったいと感じるか、セクハラと感じるか、微妙であろう。 (こんな口説き方、してみませんか、されたいですか?) ただし、この台詞、興味本位でとり上げただけではない。 今回の話は、意識的か、何度となく「匂い」が登場してきた。 「納豆はくさいから上手い」と言いながら、 美味しそうに納豆をほおばるシーン。 「雨の匂いだ」と雲行きの怪しい空を眺め、 「なぜわかる?」の問いに対して 「私ら百姓の出ですから」と、照れくさそうに答えるシーン。 どれもが匂いに関連した台詞だったことが、私を喜ばせた。 五感を使った表現は、その場の雰囲気が とてもリアルに伝わることを再確認できたからである。 さて来週は、どんな一言がメモされることか、 日曜、夜8時からの楽しみが増えてくれれば嬉しい。
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2004年02月28日(土) ■ |
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学問は裏切らない |
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誰の台詞か、想像がつくだろうか? なんと、たけし軍団・そのまんま東さんの言葉である。 98年にあることが発覚し、1年近く謹慎生活となった。 そんな彼が、自分の甘さを実感し、選んだ道は 早稲田大の夜間で学ぶことだった。 そして立派な成績を残し今春卒業する事までは知っていた。 しかし最近、政治経済学部に再入学する話を知って驚いた。 現役の学生ですら難関の「早稲田の政経」を、 仕事をしながら、時間を調整しながら2つの予備校に通い、 夜間の卒論を書きながら受験して突破したという。 彼はたしか46歳。私と1歳しか違わない。 それぞれの人生、生き方が違うことに焦りはないが、 「60歳を知力と体力のピークにしたい」という彼が、 今でも毎月400キロのジョギングを続けていることも知り、 私も、もうひと踏んばりしなくちゃ・・と思わせてくれた。 特に新学期から彼が専攻する予定は「地方自治」らしい。 負けてられないな、と感じながらも、4年後の彼が どんなテーマで卒論を書くのか、楽しみにしたいと思う。 私も、若い人に混ざって勉強したくなってきた。 来春に向けて、もう一度「自分探し」をしてみようかな。
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2004年02月27日(金) ■ |
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「現職」ではなく「現役」であることにこだわっている |
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小説・映画化で話題になった「半落ち」の原作者、 横山秀夫さんの短編集「時の季節」(文藝春秋・247頁)に こんな台詞が載っていた。 気になったので、さっそく意味を調べた。 【現職】は現在ついている職業。 【現役】は肩書だけではなく、実際に仕事をもち活動していること。 この単語の使い分けを、なるほどなぁ、とメモをした。 特に「現役」とは肩書きではない、ということがわかった。 わざわざ、単語を使い分けて「現役」にこだわった、 ジャイアンツの川相選手が、頭に浮かんだのは無理もない。 あくまで「現役のプロ野球選手」であり続けたい、 その為には「コーチ兼務」という肩書きは、必要なかったのだろう。 そういえば、私も職場では、管理職と係長の「兼務」というケース。 会議では出来るだけ「現職」ではなく「現役」の立場で出席。 「事件は会議室で起こっているんじゃない・・」の台詞を使う。 いくら管理職になろうとも「あの分野だけはあいつだよな」 と言われるような「現役」でありたい、と思っている。 もちろん、生活の面でも同じことがいえるだろう。 肩書きだけで仕事が出来るのは、公務員であるときだけ。 いつまでも何かの「現役」を意識して生きていきたい、と願う。
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2004年02月26日(木) ■ |
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「静筋」強化、読書を通じ冷静さを養う |
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女子プロゴルファー・宮里藍さんの父親が語った台詞として 娘、藍さんの今季の課題が、新聞に掲載されていた。 「静筋」(じょうきん)とは、彼の造語。 「心の筋肉」のことらしい。 「静かにものごとを判断する力。これがないと、 いきつく場所はそう高くはない」と断言していた。 それを鍛えるためには「本を読むことです」と彼は言う。 ゴルフにトラブルはつきもの。 その時に、どう冷静に対応できるかが、スコアーに影響する。 正確な判断をするためにも、心を静かにすることが必要だ。 本でなくてもいいのだろうが、とにかく静かな時間を持つこと、 これが大切であることを、教えられた。 私たち生活・仕事にも同じことが言えるかもしれない。 何かトラブルにぶつかったとき、騒がしくアタフタするか、 静かにゆっくり構えられるか、大きな差となる気がする。 1日1回、テレビもラジオも消して、ひとりの静かな時間を持つ。 この習慣が、大きな成果を与えてくれることを期待して、 意識的に、静かな時間に身をおいてみようと思っている私がいる。
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2004年02月25日(水) ■ |
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自治体広報は、表紙がおざなりですね |
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先週、広報の研修会で、レイアウトについて学んだ。 復命書をまとめていて、あらためて反省した台詞が、気になる一言。 講師の先生は、複数市町の広報紙を眺めて、こう呟いた。 中のレイアウトや記事は予想した以上に出来ているけれど・・・、 と前置きをしながら、 一般紙(民間)は、表紙に力を入れている、じっくり見て欲しい、 言い換えれば「表紙が命」であって、 どんなに素晴らしい特集記事でも、手にしてもらえなければ 徒労となることを、彼らは実感しているから必死ですよ、と。 その点、自治体広報は、無条件に全戸配布だから、 表紙に工夫が感じられない。 ロゴ、文字、レイアウト、全てにおいてパッとしない。 そんなことを言われたような気がして、恥ずかしかった。 そこまでキツくは口にしなかったけれど、久しぶりの「叱咤」で 身が引き締まる思いがしたのも事実。 ただ「例えば、表紙にタイトルをつけるとか・・」のアドバイスで 沈んでいた気持ちが、ちょっぴり明るくなった。 なんと今年になってから、表紙に「四字熟語」のタイトルを つけはじめたところだったから。 しかし叱咤は、まだまだ続く。 「あのSONYでさえ、会社のロゴを数回変えているんですよ」と。 タイトルロゴで、読者をひき付けることが出来るという訳だ。 やはりその分野でも、自治体広報は遅れているのかもしれない。 民間広報と自治体広報の差、もっともっと勉強しなくちゃ・・ と痛切に感じた研修であった。
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2004年02月24日(火) ■ |
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「返事をする時は、たって言いましょうね」「たっ!」 |
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深夜番組(ごめん、タイトル忘れました)でのお笑いネタが 頭から離れなくなってしまった。 「この問題わかる人?、はい、○○ちゃ〜ん」と指すシーン。 (座ったまま)「は〜い・・・」と答えたけれど、 先生が冒頭の言葉で、注意して・・「わかった?」「はい!」 「では、もう一度。○○ちゃ〜ん」・・・「たっ!」 久しぶりに、お笑い番組でメモをしてしまった。 「マ〜マ〜、おしっ〜っこぉ〜」(漏らしてしまったらしい) 「なんでもっと早く言わないの」すばやく「ママ、おしっこ!!」 こんなネタが溢れていて、笑い転げてしまった。 最近「トリビアの泉」より、私のメモ帳は埋まるようだ。 単なる言葉の遊びだけれど、こんな話が受けることもある。 以前「ママ、お水」と言われたお母さんが 「飲むの?かぶるの?」と叱っていたシーンが思い出された。 言葉っておもしろいな・・とつくづく思う瞬間である。 こんな言葉ネタは、もう聞き飽きたと思うけれど、 なぜか、どんどん湧いてくる言葉遊び。 「これであなたはボケない」という本を読んでいた老人が 次の日、また「これであなたはボケない」の本を買ってきた。 こんなネタでもいいよね。 また、飲み会の時、このネタ使おうっと・・。
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2004年02月23日(月) ■ |
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傷口を見るのが怖いから、絆創膏を貼るんだよ |
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第130回芥川賞受賞作品「蹴りたい背中」(綿矢りさ著)も モノは試し、とばかり読んでみることにした。 ふたりの作品を続けて読んだためか、 「蛇にピアス」ほどのインパクトはなかった・・が本音である。 そんな中でも、私のアンテナに引っかかった台詞が、気になる一言。 傷を直すためでもなく、それ以上、傷が広がらないためでもない。 単純に、傷口を見るのが怖いから・・という視点は、 私にはとても新鮮に感じられた。 「ほら、もう夕焼けが始まっている」 こんな表現も随所に見られ、若い女の子の感覚かな、とメモをした。 仲間はずれにされるのが怖いから、すぐ群れをつくりたがる。 そんなクラスメイトを見て、 「どうして、そんなに薄まりたがるんだろう」と呟くシーンは 喫茶店や居酒屋に一人で行けない私には、グサリときた。 「一人で喋ってると、なにを喋っても独り言になってしまうんだね」 のフレーズなどは、クスッと笑いながらも、 最近、結婚しない若者たちが増えていることが気になった。 彼らは、独り言が多くなるんだなぁ、と思いながらも・・・。 2つの作品の選評を読んでも、その評価が分かれているが、 芥川賞にも、新しい流れが来てることを予感させていることは確か。 私の場合、物語の展開よりも、どれだけ素敵な台詞・フレーズを 文中に散りばめているか、に視点をおいて読んでいるかもしれない。 一人くらい、そんな読者がいてもいいだろう。
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2004年02月22日(日) ■ |
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人生の意味を考えてみたい |
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日曜日はNHK大河ドラマ「新選組!」から一言、と思っていた。 だから、近藤勇が呟いた「俺はこのままでいいのか」を 取り上げるつもりでいた。 私も「気になる一言」を始めたきっかけが、これだったから。 このまま生活していても、それなりの幸せは掴める。 だけど、本当にいいのだろうか?と不安になったものだ。 もちろん、度合いは違えど今でも時々考えることさえある。 しかし今回は「新選組!」のあとに放送されたNHKスペシャル。 「オウム獄中からの手紙」 死刑判決を受けた元幹部からの手紙の一節である。 オウム真理教と出逢い、入信した頃の気持ちをこう語っていた。 人生の意味を考えてみたい、このまま社会人になりたくない・・ 東大や京大などの大学院で研究してきた22歳、23歳の若者たちは いつも思っていたに違いない。 だから「私は絶対的な生きる目的を求めるようになりました」と 手紙で告白していたのだろう。 時代は違うが、人生を真剣に考え一所懸命生きようとする、 その気持ちが、新選組と同じことに驚いた。 近藤勇もオウム幹部も、自分の手で「世直し」をしようとした事実、 これをどうみたらいいのだろうか。 もちろん犯罪は悪い。誰からも肯定されることはない。 しかし、生きる目的も持たず、毎日をだらだら過ごす私たちに 彼らの行動を批判する権利があるのだろうか?と考えてしまった。 私だって今からでも「人生の意味を考えてみたい」と思っている。 紙一重である気がしてならない。
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2004年02月21日(土) ■ |
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随分、お若い方なんですねぇ |
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メル友さんから、お友達と西伊豆に旅行にいくので できればお逢いしたいですね、とのメールを戴いて、 実物を見てガッカリさせては悪いかな、と躊躇はしたものの、 せっかく伊豆へ来るのでしたら、時間さえ合えば 柿田川くらいご案内しますよ、と返信して、今回実現した。 彼女が私を見ての第一声を、気になる一言にしてみた。 どんなイメージを持ってこられたんだろうと思いながらも ちょっぴり嬉しかった。 「え〜、もう45なんですよ、これでも・・」の私の反応に 「43くらいには見えますよ」と笑って答えてくれて、 なんだか以前から知っているような感覚があった。 インターネットの世界とは不思議なもので、 日記などを読んでいるからだろうか、初対面なのに 人見知りもせず、老若男女、すぐに仲良くなれる世界である。 今まで、ネットの世界はネットの世界、と割り切ってきた。 しかし私の場合、名前も職業も知られているようなものだから 意固地にならず、逢える時は逢ってみようかな、と 思うことができるようになった一日であった。 これでも緊張したんですよ、実は。(お酒が入ってないんで・・)。 豆腐のアイスクリームじゃなくて、 ランチでもご一緒すれば良かったのかな。 人間関係がどんどん広がっていく楽しみを実感している。
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2004年02月20日(金) ■ |
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また野球のシーズンが始まるなぁ〜 |
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久しぶりの独り言である。 実際には、まだ1か月以上先の話であるが、 最近の私の携帯メールは、チケット獲得情報で溢れる。 ジャイアンツVSヤンキース戦、取れた? メジャーの開幕戦、観てみたいよねぇ。 ジャイアンツ開幕戦、プレオーダーしてみたよ。 そういえば、GWの神宮、横浜スタジアム、ゲット・・等 飲み会でビールをたらふく飲んで酔っぱらっていても、 こんなメールにだけは目がいくことも。 誰とメールしてるんですか?と覗かれても、 ほとんど野球情報のメールばかりで色気はない。 原監督辞任で、一度はやめようと思ったジャイアンツファンも なぜかこのシーズンになると盛り上がってしまう。 3月にはいると、楽しみにしている渓流釣りも解禁だし、 仕事は年度末で忙しくなるのは明らか。 さらに、人事異動に伴った歓送迎会も含め、 私の週末はほとんど埋まるから、健康には気をつけたい。 私にとって、一番忙しく、一番楽しみな季節がやってくる。 さて、だんだん暖かくなってきたから、来月に備えて 体力づくりしなくちゃなぁ、と思う今日この頃。
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2004年02月19日(木) ■ |
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情報って、発信したもの勝ちだよねぇ |
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以前紹介した、わが町紹介ビデオ(DVD版)が、 (社)日本広報協会発刊の「広報」(2004.2号)に掲載された。 その記事を見た、わが町の広報スタッフが 実感として呟いた台詞が、気になる一言となった。 全国の自治体広報、やっていることはほとんど同じ。 その中で、いかに自分達の活動をアピールして 目立っていくことが大切か、に気付いたようだ。 いいことをしているんだから、そのうち認められるよ、 そんなことを言い訳としているよりも、 自信が持てるものが出来たら、恥ずかしいなどと思わず、 どんどん情報発信していく、この姿勢が大切である。 こんなに熱心に情報提供してくれるんだから・・と相手が お情けで取り上げてくれたとしても、成功なのである。 直球も投げられない私たち広報スタッフが、 忠告も聞かず、変化球ばかり投げていたら、知らないうちに 直球も投げられるようになっていた・・が私の感想かな。 それも癖のある直球だから、この業界でもちょっぴり通用し、 全国的に話題提供ができているのかもしれない。 広報として取り上げられたという事実は、 ピッチャーでは初めての1勝、バッターでは初ホームラン、 そんな嬉しさがこみ上げてくる。 とはいえ、大切なことはこれから、だとわかっているつもり。 2勝目、2本目を目指して努力していこう、と心に決めた。 発信する情報は、いくらでもあるのだから。
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2004年02月18日(水) ■ |
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涙がダクダク流れた |
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第130回芥川賞受賞作品「蛇にピアス」(金原ひとみ著)を 一気に読み終えた。 感想を書く前に、まずはお詫び。 2004年01月16日(金) の「気になる一言」で、 私は彼女達の経験の浅さを指摘し、インタビューに答える彼女達の ボキャブラリーの少なさに、表現力のなさを指摘した。 しかし読み終えた時、なんとも言えない満足感が私の中に残った。 読みながら感じたドキドキ感とともに。 今回、気になる一言に選んだ「表現力」は群を抜いていると思う。 「冷静なのに、涙腺が故障したかのように、涙がダクダク流れた」 このフレーズを読んだ時、そうなんだよ、その感覚なんだよ、と ひとりで呟き、頷いていた。 数は多くないが、時々私のアンテナに引っ掛かった台詞が、 作品後半になっても、キーとなって浮かび上がってくる。 まるで、映画のような起承転結とどんでん返し。 実体験とも思われる性描写など、読みごたえ充分であった。 ただし、わいせつな単語とされてきた(チン○、マン○)などが ○を使ったモザイクではなしに何度も単語として登場し、 同じ年代の娘を持つ父親としては、驚くばかりであった。 まだ、読んでいない人の為にあまり内容に触れないでおくつもり。 ■人の形を変えるのは、神に与えられた特権 ■人間に命を与えるなんて、神は絶対サディストだ ■釣った魚に餌をやらない 餌がなくなったら、魚は「死ぬか逃げるか」の二択しかない ■でも、やっぱり人は人間も物も所有したがる こんなフレーズが、私のメモ帳に残った。
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2004年02月17日(火) ■ |
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仕事怠り懲戒免職 |
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朝日新聞の夕刊で見つけた記事だけど、 公務員の固定概念を返る記事であると思いメモをした。 甲府市職員が、忙しいを理由に仕事をしなかったからだと言う。 今まで、飲酒運転で人身事故や公金の使い込みなど、 刑事事件で懲戒免職になった話は、いくらでも記憶にあるが、 職務怠慢が理由で懲戒免職、というのは画期的な処分だと思う。 以前、公務員は事なかれ主義と言われ、(今でも言われているが) その体質は「休まない・働かない・工夫しない」とか 「休まない・遅刻しない・働かない」などと言われてきたが、 今回の記事は、そんなイメージを払拭する事件だと感じた。 「出る杭は打たれる時代から、出ない杭は抜かれる時代へ」と 確実に移ってきていると実感しているからかもしれない。 失敗しないコツは「なにもしないこと」、 成功するコツは「あえて挑戦すること」と1997年に書いたのを ふと思い出した。 もちろん「まだまだ甘い」と言われれば、返す言葉がないが、 公務員を見れば「いいよねぇ、公務員は暇で〜」という会話、 そろそろやめにしてくれないかな。 仕事をしない公務員はクビになる時代が来たのだから。
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2004年02月16日(月) ■ |
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「□も八丁手も八丁」と「良薬□に苦し」 |
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飲んでいる時、 「□も八丁手も八丁」(口八丁手八丁)って、 褒め言葉なのに、あまりいい意味で使われてないなぁ、 という話をして、気になっていたので帰宅後 インターネットで調べてみたら、こんな問題を見つけた。 可笑しくて、笑いが止まらなくなってしまった。 ■ことわざ二択クイズ 次のことわざの□に入る体の部分はどちらでしょう。 問1. □も八丁手も八丁 (口・足) 問2. □にあせをにぎる (手・額) 問3. □のうえのこぶ (頭・目) 問4. 弱り□にたたり□ (目・耳) 問5. 良薬□に苦し (舌・口) はまってしまったのは、もちろん「問1」と「問5」 問題を作成した人は、なんとも思わなかったのだろうか? かすかに「□」より「口」の方が大きいけれど、 やっぱり、こんな質問はギャグとしかいいようがない。 私としては、充分話のネタになるけれど・・。 ただいま、受験シーズン真っ最中。 一所懸命、勉強している人には申し訳ない。 誰かに話さないと、いつまでも頭から離れないので・・。 もしかしたら、もっと面白い問題があるかもしれないなぁ。
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2004年02月15日(日) ■ |
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また逢えてよかった |
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やっぱり日曜日は、NHK大河ドラマ「新選組!」から。 (月曜日になる時は、酔っぱらって寝てしまった時が多い) 三谷幸喜さんの脚本は、好き嫌いがハッキリしているが 私は、この番組、単純に好きである。 確かに時代考証がされてない、というご指摘もあるが、 時代に忠実なストーリーよりも、現代の私たちの生活に、 少しでもヒントとなるドラマを望んでいるからかもしれない。 恒例のように、メモ帳を傍において見始めるのだが、 今年の大河ドラマは、毎回、気になる一言が溢れている。 今回は、近藤勇が永倉新八にふたたび逢った時に言った台詞。 何気ないこの台詞も、私達の生活にはヒントとなるだろう。 一度きりなら、逢ったり、飲む機会はいくらでも出来る。 しかし(偶然とはいえ)再び逢った時に、こう言われるなんて なんて素敵なフレーズだろうと思う。 「一期一会」のつもりで、初めて逢った時も接するが、 いろいろな条件でいつまでも一緒にはいられないから、 再会を約束しながらも、それっきりのおつきあいも多い。 もちろん、それが悪いということではない。 しかし、偶然、街などで逢った時に「また逢えてよかった」 と思われるような存在でいたいな、と感じている。 私の場合「また飲みに行きたいな」「また話がしたいな」も 同じ意味なのかもしれない。 人を喜ばす魔法の言葉が、また増えた気がする。
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2004年02月14日(土) ■ |
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日本中で、その「白」が似合うのは、おまえと雪だるまだけだよ |
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人間ドックが終わった途端、飲み会とは 呆れて、ものが言えない・・今日は何回聴いたことか・・。 それでもめげずに、中学同級生仲間の近況報告会へ。 (もちろん、単なる飲み会であるが・・) 以前、スーツの胸ポケットに手を突っ込み 「これで旨いものでも食ってくれ」と割り箸を出す、という ギャグで思いきり笑わせてももらった。 今回は、白の服を着ている女性陣を見つけて、こう呟く。 飲みながら聴いていたからかもしれないが、やっぱりハマった。 文句なく、気になる一言、採用決定。 「それ、戴いていい?」と尋ねてみたら 「赤バージョンは、ポストだからね」とアドバイスをもらった。 「日本中で、その「赤」が似合うのは、おまえとポストだけだよ」 ふ〜ん、なるほどである。 応用して、いろいろな色のパターンが考えられるけれど、 これから先は、企業秘密。 聴きたかったら、やっぱり私と一緒に飲むしかないかもねぇ。 (こうやって、飲む機会を増やしているだけですが・・)
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2004年02月13日(金) ■ |
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へぇ〜、こんな顔しているんですね |
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一泊の人間ドックから帰ってきたら、玄関に小包が・・。 以前、エキストラで参加したテレビドラマの録画ビデオだった。 フジテレビ局しか放映されなかったため、 地方局では見ることが出来ないので、録画を頼んでおいたもの。 どうせ、顔なんてわかりっこないから、と思っていたが、 なんとしっかり映っているから驚き。約2秒のドラマ出演である。 それでも「見たよ〜」「偶然見ていたら、知ってる顔が映った」 「なんでテレビになんて出てるんだぁ」と書かれたメールなどが 何通か届いていたから、なかなかの反響であったようだ。 その反面、私の顔を知らない人は、ずっと見ていてもわからない。 「どこに映っていたんですか?」とメールで訊かれたから、 「セーラー服の女子高生役でした・・」とふざけて返信したら、 「もう一度観たけれど、女子高生、わかりませんでした」 と戻ってきたので、慌てて 「すみません、まさか本気にすると思わなかったもので・・」 と返信し直した。(笑) 「試合の審判役で、男優の隣にいて前を向いている役です」と 付け加えたらわかったのか、戻ってきたメールが、気になる一言。 実はここ数年、本人の意思とは関係なく、顔が公表されている。 喜んでいいのか、悲しんでいいのか・・ 複雑な「中年おとこ心」といったところであろう。 と、いいつつも気分は「残すところ、あとは映画出演だけ」 一度きりの人生だから、楽しまなくちゃ。 可能性は試みる人だけのものだから・・。やるっきゃ、ない。
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2004年02月12日(木) ■ |
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英語は「強い・弱い」日本語は「高い・低い」 |
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先日紹介した小説「アヒルと鴨のコインロッカー」から。 河崎という日本人が、ブータン人に日本語を教えるシーン。 英語のアクセントは強いと弱いで表わす。トマトは「マ」が強い。 日本語は、高いと低い。「ト」が高くて「マト」が低い。 とてもわかりやすい教え方だと思った。 他にもメモした、日本語の覚え方、話し方。 「言葉というのは、音感と呼吸だ。身体の動かし方も重要だし」 「丁寧なしゃべり方は良くないし、 リアルな日本語はもっと雑だし、乱暴だ、ざっくばらん」など。 私が英語を覚えようとして挫折したのは「発音」だと思う。 今考えると「高低」で単語を話す癖がついているので、 「強弱」で単語を覚える事がなかなか出来なかったのかもしれない。 ある人に言われました。 「必要になってから覚えようと思っても遅いよ、始めなさい」って。 そういえば、私の回りには英語を話せる人たちが多いのも事実。 是非、一度訊いてみたい、英語の面白さ、楽しさを。 エキストラでテレビ出演も果せたし、次は英語かな、とも思うが 私のやりたいこと優先順位では、まだ下の方なんだよなぁ。 これって、言い訳かな。うまく、まとまらなくなっちゃった(笑)
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2004年02月11日(水) ■ |
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寅さんは、一人でいいんだよ |
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2か月に一度の楽しみとなった、働く女性の会の例会。 (私は、もちろん賛助会員なのであるが・・) 今回のゲストは、沼津市出身のイラストレーター、 田村映二さん。 演題は「タムタムワールドへようこそ」。 気になる一言は、彼がまだ日大芸術学部の学生だった頃、 憧れ続けた画家、原田泰治さんの住む信州へ 野宿の旅をしながら訪ね、 自分の絵を見ていただいた時の感想である、と言う。 原田さんは、映画の寅さんが好きだったようで 「う〜ん、田村くんの絵には寅さんがいっぱいいるね」に 続けて言われた台詞らしい。 要するに、一枚の中にいろいろなことを書こうとしている、 ちょっと欲張り過ぎじゃない?と言いたかったのだろう。 私も、エッセイの書き方を教える時、 「太陽はひとつでいいんです」と同じことを言うから、 なんだか嬉しくなった。 また彼の口から、私が親しくしていただいている絵本作家、 宮西達也さんとの出逢いが紹介され、初めて二人が 同級生だと言うことに気が付き、楽しくなった。 いろいろな方と知り合いになれるこの例会、 これからも大切にしていこう、と思う。
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2004年02月10日(火) ■ |
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夜は人を残酷・正直・キザ・軽卒にする |
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テレビもラジオも、時計もない病院の一室、 私は、職場の同僚から借りた1冊の本を一気に読み終えた。 「アヒルと鴨のコインロッカー」 (伊坂幸太郎著・東京創元社刊・331頁) 次回の直木賞候補だね、と話し合うくらいの傑作である。 読みながらメモしたフレーズの中から、気になる一言。 本の中の原文では、主人公の叔母さんの台詞。 「夜は人を残酷にするし、正直にするし、気障にする。 軽卒にもするのよねぇ」なのである。 おもわず笑いながら、頷いた。 メールを書いていても思う。このコラムを書いていても思う。 朝では書けない文体が、夜、それも深夜になればなるほど、 これでもか、と湧いてくるから不思議である。 読者には気が付かなくても、書いている私は、何年経っても この一言は、誰の台詞、情報源はなに、とわかるように、 朝書いた文と、お昼休みに書いた文、そして夜に書いた文が だいたいわかる。 もちろん一番わかりやすいのは、酔っぱらって書いた文だけど。 それだけ、夜は書き手の心が揺れ動く時間帯なのである。 ■自信は経験と実績から生まれる ■先延ばしは、ろくな結果を生まない ■得意分野の失敗は、ショックが大きい こんな台詞も散りばめられていたこの作品、是非、御一読あれ。
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2004年02月09日(月) ■ |
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初体験 超薄味の病院食 |
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以前より気になっていた「大きないびき」に加えて、 「睡眠時無呼吸症候群」ではないかと心配になっていたので 思いきって検査入院をすることにした。 (今週末、人間ドックだというのに・・) 初めての入院、何もかもが未知の世界なので、 私の手帳はメモだらけとなった。 せっかくの検査入院だから・・テレビも付けず過ごしてみる。 箇条書きかもしれないが、忘れないために。 ■食事の超薄味には驚かされた。もちろん量にも。 ふだん、いかに濃い味でポリュームたっぷり食べてるか実感。 少ない方が、ゆっくり味わって食べ、食物の本来の味を知った。 ネギって、こんな味がしたんだ、ってね。 慣れてくると、少量でも満腹感が味わえる。 ■時計のない生活は不安。 部屋には時計がない。外の明るさ、暗さで時間を推測してみた。 最近は、携帯電話に表示されている時計を使っているので 携帯電話の電源を切っていた一日、とても長く感じた。 ■壁に絵が欲しい、と思った。 あまりに無機質な壁、なんだかとても温かい色が欲しくなる。 こんなところに、明るい絵でもあればいいのになぁ、と思う。 文化・芸術の役割を、こんなところで発見した。 私にとっては、全てが初体験。 機械を体中につけて寝ることも初体験なら、 なかなか寝付かれなかったのも、初体験だった。
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2004年02月08日(日) ■ |
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俺を頼ってきたからだ |
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久しぶりに、NHK大河ドラマ「新選組!」から一言。 三谷幸喜さんの脚本は、驚くことばかりだが、 私なりに、一年間楽しめそうなドラマだと思っている。 今回はあえて、細かい場面の説明はしない。 自分の婚礼の日、罪人が「助けてくれ・・」と入ってくる。 誰もが反対する中、罪人を助けようと近藤勇は叫ぶ。 「あいつを助けたい!!」と。 間髪入れずに「なぜだ?」(助ければ、罪になるんだぞ)と仲間。 そして、それに呼応するように即答した理由が、気になる一言。 みんなを納得させる理由なんていらない。 自分が選択し行動するのであれば、信念さえあればいい。 その信念が「俺を頼ってくれたから、彼を助けたい」 こんなにハッキリした理由は他には見当たらない。 ちょっとカッコ良すぎるけれど、やっぱりメモしなくちゃ・・。 この台詞って、仕事・家庭、いろいろな場面で応用ができる。 大きな変化を避け、「安全・安心」を好み、 「なにもそこまでしなくても・・」と思う人たちには、 なかなかわかりにくいかもしれない。 体調がすぐれなくても「飲み会に出かけてくるよ〜」と私。 「えっ、どうして断れないの?」と妻。 「だって、俺を頼ってきたから・・」と私。 ちょっと例えが悪かったかな、ただお酒が好きなだけだから。 考えておきます、もっといい例え話。
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2004年02月07日(土) ■ |
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「鳴かず飛ばず」と「飛ばず鳴かず」 |
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ある人に「最近、鳴かず飛ばずだなぁ」と言われた。 何を根拠に、どんな意図で言われたのかわからないが、 言われれば、あまり面白くない。 そこで調べてみた。意味は、 これといった行ないや活躍もしないでいることのたとえ。 しかし、ついでに調べた「飛ばず鳴かず」という言葉の意味は、 将来の活躍を期してじっと機会を待っていることの意味。 「石の上にも三年」と同じような意味になるようだ。 〔楚の荘王が三年間酒色に耽って政治を顧みないのを 臣下が諫(いさ)めると、 王は「飛べば天まで上がり、鳴けば必ず人を驚かすだろう」 と答えたという「史記(楚世家)」などの故事から〕 生まれた言葉だという。 こんな言葉の面白さに触れると、誰かに話したくなる。 そして今度「鳴かず飛ばずだな」と言われたら、 「えっ?三年飛ばず鳴かずですよ」と言い返そうと思う。 たぶん、その意味もわからないだろうから・・。 そして、機会を与えてもらったら、期待に応えて活躍する。 その心構えが「鳴かず飛ばず」と「飛ばず鳴かず」の境目となる。
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2004年02月06日(金) ■ |
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ひらめいてもメモはしない |
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その理由は 「そのときの気分や臨場感を忘れるから」。 「燃焼系アミノ式」のCMプランナー、 そしてコピーライター、本間絹子さんの台詞である。 「アミノ式」は、作詞・作曲も彼女の作品だとか。 自分の作品を「この子」と呼ぶ彼女は、 トヨタ「ヴィッツ」や日清食品「UFO」なども手がけ、 いつも手帳はアイデアだらけなんだろうなぁ、と思っていたら、 意外や意外、メモはしないという。 これには、参った、驚いた。 だって、メモする私と理由が同じだから・・。 その時の雰囲気を言葉に封じ込めるためにメモしてきた私、 しかしメモしない彼女が大活躍だけに、ちょっと自信喪失。 そんな彼女も「あれを歌うと元気になります」という 視聴者の生の声を聴いて 「あ、私なりのやり方でも、世の中を幸せに出来るんだ、 と分かってホッとしました」というコメントを残している。 そんなメッセージを聞いて、私もホッとした。 これからも、私なりのやり方で、世の中を幸せにしたい、 そう考えながらメモをし続けていこうと思う。
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2004年02月05日(木) ■ |
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バランスを保たないと力が発揮できない |
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イチロー選手が、松井選手とのテレビ対談で話していた台詞。 明と暗、プラスとマイナス、陰と陽・・・ 全て、そのバランスで成り立っているから、 「人間はバランスの生き物」だと、彼は言い切った。 それだけではメモで終わっていたのだが、 六星占術・細木数子さんも、同じようなことを言った。 この地球の全て、バランスだと。 先日まで読んでいた、中谷彰宏さんの本にも書いてあった。 最近、バランスという言葉が、私の周りを飛び回っている。 「バランス」の意味は、 (1)つりあい。均衡。かたよりがないこと。 ところで[バランス」は、とるものなのか、保つものなのか、 〜のとれた[とれない]という言い方もするし 〜を保つ[失う]という言い方もするから、気になった。 (こんなことを気にするのはおかしいかもしれないが・・) さらに、英単語「balance」を調べてみると 「安定・平穏」という意味があることに気付く。 この意味で、冒頭のイチロー選手のコメントが理解できた。 そう、力を発揮するには、安定・平穏が必要なんだと。 だからこそ、バランスなんて気にしない、と言い切った 松井選手がとても偉大に見えたのは、私だけだろうか。
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2004年02月04日(水) ■ |
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いえ、この本を書く人ってどんな人かと思って |
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午後8時45分からの飲み会であった。 8時半まで会議だったから・・が、中途半端な集合時間の原因。 しかし、その理由は「すこしでも長く話したかったから」。 そんな幹事の気持ちが伝わってきた集合時間であり、嬉しくなった。 そのなかで、わざわざ焼津市から参加してくれた人がいる。 「どうせ、会議のついでじゃないの?」とふざけたら、 「いえ、この本を書く人ってどんな人かと思って・・」と 真面目な顔して言われて、面食らった。 彼の手には、私のつたない冊子が・・だから、気になる一言。 素人の書き手を、とびっきり嬉しくさせる魔法の言葉だと思う。 以前「読み手がいれば書き手は続けられる」というフレーズを この一言にも残したが、それは「楽しみにしています」という 全国から寄せられたメールでの話。 それが本当に「逢ってみたい」という人が現れたとするなら、 こんなに嬉しい台詞はない。 「やばい、最終に間に合わなくなる・・」と沼津駅まで走ったこと。 これだけで、どんなに楽しかったか、思い出せる飲み会だった。
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2004年02月03日(火) ■ |
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間違えそうな合図を決めていたことがミスを生んだ |
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「原辰徳流『活私』管理術」を一気に読み終えた。 (夕刊フジ編集委員・江尻良文著、東邦出版刊、198頁) 監督就任1年目の時、彼が貫き通したのは、 チーム(組織)のために、自分を犠牲にしてでも 「和」を大切にしていく「滅私奉公」の考え方ではなく、 個人の力を十二分に発揮できる環境づくりを目指し、 『滅私』に対して『活私』という言葉に代表される 選手の管理術である。 その結果が、誰もが驚いた監督1年目の優勝であった。 著書は、試合でのエピソード満載でとても楽しい本だった。 その中で、清水選手が浅い外野フライでタッチアップし、 本塁で憤死したプレイのシーンを紹介していた。 三塁の鈴木コーチは「ノー、ノー、ノー」と大声で叫ぶ。 三塁ランナーには「ゴー、ゴー、ゴー」と聞こえた。 だから、迷いながらも本塁突入。そして最悪の結果。 試合後、鈴木コーチは原監督に素直に謝ったという。 「私の英語の発音が悪くて、迷惑をかけました」と。 その時の監督の考え方を、気になる一言とした。 「問題は発音とか、ランナーの判断とかじゃないんだ、 間違えそうな合図を決めていたことがミスを生んだ」と、 冷静に判断し、その後、合図を変えた話であった。 コーチも選手も、自分が決めた合図で一所懸命プレイした。 だから、アウトになった原因は私の指示の仕方が悪いから、 と言い切れる懐の広さを感じ、羨ましく思った。 本当の失敗の原因は何なのか?、そんな視点を持ち続けたい。 同年齢の原監督から学んだ管理学。覚えておこうと思う。
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2004年02月02日(月) ■ |
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青空市、伊豆ピカ市、日本市、歴市、にゅうよーく市 |
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近隣市町で合併に際して「新市名称」を募集した。 応募総数2922件、応募者数2003人、そして493種類の名称。 その応募作品が一覧表になっていたので、眺めていた。 その中から、本気?と感じる作品を選び、気になる一言。 該当自治体には怒らてしまうけれど、けっこう笑えた。 今、全国で市町村合併が進み、新市名称を募集している。 しかし、その「新市名称」が決まらず、 決まりかかっていた合併すら取り止めた地域さえあるのに、 このいい加減さは、どうしたものだろう。 特に「市」を「し」と読ませず「いち」と読ませるなんて 笑いのセンスは抜群だと思うのだが、 さすがに「都市名」となると、 絶対採用されないことを知ってて、応募したに違いない。 確かに「歴史のまち」「温泉のまち」だけど、 「歴市」「にゅうよーく市」もこれまた、没に違いない。 ただし、この493種類のネーミングは、まちの財産として、 新しい都市になった時の事業名に使えるだろう。 是非、採用した新市名称以外も、大切にして欲しいと願う。 応募してくれた方々が地域のイメージを音にしたのだから。
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2004年02月01日(日) ■ |
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だってCMになると、音が大きくなるんだもの |
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いろいろな場所で、何度も同じ光景を目にした。 そう、テレビのCMになると、音量を下げる動作である。 私は鈍感なのか、あまり気にならないが、 予想以上に感じている人が多かったのには驚いた。 どうしたの?と尋ねると、必ず返ってくる台詞が気になる一言。 私が返す答えは「そうなるはずだよ、大きくしているんだもの」 実際、CM制作者に聴いたから間違いないだろう。 「わざわざ音を増幅させているからね、どこか一社がすると 他社も負けじと増幅させる、だからどんどん大きくなるんだよ。 1本だけ小さいCM音だと、かえっておかしいんだ。 だから番組と同じ音ではなく、大きくなるようにしてあるんだ」 そんな話だったと思う。 他の車が100キロで走行している道路を、 制限速度だからと、60キロで運転していると危ない。 だから、ルール違反だと知っていても100キロで走行してしまう。 そんな例えがあっているのかわからないけれど、 そういう仕組みで、CMは製作されていることを知っておくと イライラしないで済むかもしれない。 60へぇ〜くらいの雑学になったかな?
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