空虚。
しずく。



 年越し。

一年が終わる。
長くて、短かった一年が終わる。
私にとっては、苦しいだけの一年が終わる。
あなたに触れて、触れなくなった一年が。
感情を無くし、何も出来なくなった一年が。
様々な人に触れ、傷つき、苦しんだ一年が。

そんな虚しさを抱えて、
それでも、生きている。

日付が変わり、夜も更けて。
一人部屋に入った私は、刃を手に取り血を流す。
落ち着きもしないくせに。

「初自傷?」なんて自嘲してみても、
この笑顔さえ嘘のように思えてしまう。
自分を嘲ることも、もう出来ないのかな。


"新しい年が訪れても、"

"新しい私にはなれない。"


2001年12月31日(月)
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