空虚。
しずく。



 いつかのメリークリスマス。

"いつまでも 手をつないでいられるような気がしていた"
"何もかもがきらめいて がむしゃらに夢を追いかけた"
"君がいなくなることを はじめて怖いと思った"
"人を愛するということに"
"気がついたいつかのメリークリスマス"

"立ち止まってる僕のそばを 誰かが足早に"
"通り過ぎる 荷物を抱え 幸せそうな顔で"

(いつかのメリークリスマス/B'z)

"メリークリスマス"
言う相手はもういない。
想えば想うほど切なくなってしまう。
・・・早く終わっちゃえばいいのに、今日なんか。

あの人に。
去年はクッキーを焼いて送った。
クリスマスカードにメッセージも添えて。
すごく楽しかった。
着いたかな、もうそろそろかな。なんて。
「美味しかった。」の言葉がすごく嬉しくて。
この関係がずっと続けばいいのに、って。
本当に、幸せだった。

けど、今年は違う。
遠のいたあの人は見えない。
触れることも、躊躇ってしまう。
また、傷つけてしまう。
また、怒らせてしまう。
だけど・・・。
せめて、"メリークリスマス"の言葉だけでも、送りたかった。

泣きたい。
誰かの胸でなくていい。
独りでいいから、泣かせて。

だけど、・・・どうしたら、泣けるのかな?


僕らとっくに終わってる。
なのに何故か離れられなくて。

君が段々ぼやけていくのに、
僕はただ、それを受け入れようとしてた。

「愛してる。」で間をつないで、
そのくせ偽りなんかじゃないなんて。
自分の言葉はいつからこんな風になった?

ああ、今君はどこにいるの?
今すぐ言って、「お前なんかに殺されない。」
でないと、僕は君を消してしまうから。


2001年12月24日(月)
初日 最新 INDEX MAIL HOME


My追加