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■ 場所。
少しずつ、なくなってく。 けど、止まる事は許されてない。 足元が見えないけど、進まなきゃいけない。
怖い。すごく怖い。 一つの言葉が鎖を断ち切ってしまうから。 二度と逢えない場所に、堕とされてしまうから。
だけど・・・。 それを望んでる、私がいるのかな。
深刻化した、失感情。 医者にもそう診断を下された。 別に最初からなかったわけじゃない。 ただ、気付いたら感じなかった。 何も湧いてこなくなった。 どう言えばいいのかな。 "白い"んだ。全部。 目に見えないけど、そう感じる。 物事を認識してないわけじゃない。 けど、ただ触れてるだけ。なぞってるだけなんだ。 そこから先は、何もない。 "自分"って不思議なもので、 感じなくなったら、何も見えなくなるんだ。 "過去"とか"未来"。その他、いろんなの。
ただ、"在る"だけになる。 何も見えなくて。 何も聞こえなくて。 何も言わなくて。 何も感じない。 それが、"嫌"だとも思わないんだ。 "自分"にとって、それが"普通"になってしまうから。
何も感じなきゃ、苦しい事辛い事感じなくていい。 けど、楽しい事、嬉しい事も感じないんだよ。
それでも、"逃げ"だって言うのかな?
そうしなきゃ、私は壊れた。 だから、感じなくした。
それでも、"逃げ"だって言う?
感じないけど、生きてるから。 どうしてそれだけで満足してくれないの?
もう、笑えないよ。 もう、泣けないよ。 もう、怒れないよ。
それでもあなたは、私に"感情"を望むの?
もうやだよ。 もう許して。
私、本当は・・・。
メールが来た。
"ごめんね。"
どうして謝るの?
解からないよ。
ねぇ、どうして?
答えてよ。
ねぇ。ねぇってば!
心の奥底で、私が泣いてる。
心の奥底で、私が叫んでる。
泣きたいんだよね?
叫びたいんだよね?
狂いたいんだよね?
でも。
"私"は何も感じていない。
2001年11月15日(木)
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