おぎそんの日記
おぎそん



 お勉強

ネット初心者のおぎそんです。
いままで、皆さんがこんなふうにしたりこんなふうにしていたりのを見ていてどうやっているのだろう?と常々不思議でたまりませんでした。


謎が解けました。(いまさらながらで恥ずかしいですが)
タグというものを使っているのですね。HTMLタグとかHTMLメールとかは聞いたことがあるのですが、実際に存在と実態を確認しました。知っているのとやってみるのでは違うと思いますけど。

どうせ、こうやって使うのも最初だけでしょう。
見逃してください。

さてお勉強の話はこんなところで。
昨日の続きです。
宮部みゆきについて少し。
個人的に注目したのは、先日のドラマ「レベル7」からでした。
デビューが87年の「我らが隣人の殺人」(短編)で、長編は「パーフェクトブルー」です。なんでも、夏樹静子氏からのPushもあっただとか。
そういえば、夏樹静子氏って「椅子が怖い」を執筆してからほとんど作品を発表していない気がします。歳といえば歳だし、稼ぐ必要性がないといえばそれまでですが。(旦那が会社社長だそうですから)まぁ、作品的にも「蒸発」なんかでもこれはどうなの?というものも多かったですし。
一番評価できるのは個人的に「Wの悲劇」です。「M」「C」と続きますが、ほかは駄作なので読まないでください。

どうしても、女流作家というと細やかな心情を書く、といったスタイルが多いと思います。しかし、この夏樹氏は「粘着質」だと思います。

そんな人たちとは一線を駕して登場したカタリベミヤベ。目覚しい躍進はここから始まるのです。
89年に賞金1000万円の触れ込みで始まった「日本サスペンス大賞」(第二回)を「魔術はささやく」で受賞。この賞は7回で終了してしまいましたが輩出する作家の凄さに注目が集まりました。思いつくだけでも乃南アサ、宮部みゆき、高村薫、天童荒太、帚木蓬生・・・。ああ、私の青春が。というか現在、小生の部屋に存在している単行本・文庫本・新書本の半分はこの人たちで占められています。
この賞は、「冒険小説が受賞しやすい」などと書かれたこともありましたが、選考委員(島田荘司)に鼻であしらわれました。
「テレビ化(映像化)をする」ということでしたが、あまりにもできなすぎてスポンサーが下りたため、打ち切りという形になったとも言われています。それはさておき、現在は「新潮社ミステリー倶楽部賞」に変わりました。現在注目されるのは永井するみだと思いますけど。

しかし、この「魔術はささやく」はあまりにうまいため「ホントに新人か、おい、ゴラァ」といわれるほどでした。
個人的にもハードカバーを持っているくせに文庫本を3回買い換えました。本人に献金でもしているつもりなのでしょうか。
そして直木賞を逃したことであまりのも選考員の馬鹿さ加減が識見のなさを露呈した「火車」。
じつは図書館で最初借りたのですが、リクエストするときにフリ仮名を「ひぐるま」として苦笑を買いました。正しくは「かしゃ」です。そのころは、まだ宮部が有名でなく司書の人も困っておりました。(「ひぐるま」って本はないんですよ・・・。気を回してくれた別の方がフリ仮名を違うものにして検索をしたら出てきたわけです)
唯一高評価だったものが井上ひさし氏でした。

その後、不遇時代が始まります。作品を発表し、直木賞候補になれども毎回のように読者の期待を裏切りながら落選。
たしかに、「人質カノン」はいい話ですが、これで受賞をすると赤川次郎の「上司のいない月曜日」(1981)も受賞できたことになります。というわけで、「返事はいらない」「龍は眠る」「人質カノン」「地下街の雨」と連続落選。そして待ちに待った「理由」(1999)で120回受賞ということになりました。評判は昨日のとおりです。
そして、その後も時代小説がメインとなりながらも2年ぶりに現代もの、「模倣犯」が登場したわけです。


気づいたら、最初と最後しか書いてませんね。小生が疲れたので勘弁してください。

というわけで、次回直木賞で受賞してほしい作家は「北村薫」か「永井するみ」なのでこの二人をおぎそんは応援しています!


-------補足??--------
読者に人気で、直木賞を受賞していない作家さんは数多くいます。
代表格は東野圭吾氏があげられます。
彼の作品は最近では「秘密」が映画化もされ、「北村薫のスキップをパクッて模倣していないか」と話題にもなりました。
しかし、如何わしさ120%の雑誌「噂の眞相」に直木賞を受賞できずに鬱の日々などと報道され、心配されるところです。
なんかこれって太宰治に似てませんかね。

でも、心中する元気男気はないと思います。
というわけで。
おぎそんは、どうでもいいや、と思います。
ファンじゃないので。

2001年12月18日(火)
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