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■ 雑記
いつもが雑記なのでわざわざ名を打つのは(我ながら)どうかと思いますが気にしないことにします。
さて、今日はなぜか徹夜をしてしまいました。 「もう寝なきゃ」と思った2時。ふと目に付いた「模倣犯」。 そういえば最近読んでないなぁ・・・。記憶があるのは9月にレポートをサボりながら読んだっきり。 先日、大宮極(大沢・宮部・京極の公的HP)でも模倣犯が映画化されるって書いてあったし、読んでみるべ。 ・・・。
ふと気づくと6時を過ぎていました。何度も繰り返し読んでいるこの本ですが(購入は3月末)、改めてその描写の仕方に驚きました。 いや、カタリベミヤベというくらいですからストーリーテラーは十分なのですが――というか何度も読んでいるわけで筋はわかっている―ーその説明にとどまらない、小生の想像力でも喚起しやすいもの。これは特記すべきものだといつも思います。 120回直木賞を「理由」で受賞しましたが、こっちで受賞したほうがどこからも文句は出なかったと思います。というより、(主観が入っていますが)「理由」は新しいものを試したもので評価できるのですが、いささか読みにくさが先に立ってしまった作品だと思います。 本人も昔から言っていますが、題材事態は目新しくないです。篠田節子の女たちのジハードでも取り上げてますし。いや、競売をですよ。 ただこの小説(理由)が驚きを持って迎えられたものは、傑作「火車」と同じくある登場人物がなかなか出て来ず、周りからその人物像を埋めていったことがうまくいったことだと思います。 話がそれました。宮部の事に関して言えばもうきちんとHPを作って語りたいものですが、多分やりません。めんどいですし・・・。 まぁ、今回の「模倣犯」は毎日出版特別賞(???正式名称は忘れました)も受賞されたということで、売上ももうひとふんばりだと思います。でも、あんだけ厚いもの(3551枚!)が60万部を突破していることが信じられないのですが・・・。読み通した人がそんなにいるものでしょうか?
以前(といっても、10年以上前ですが)村上春樹「ノルウェイの森」が売れました。本の呈装で売った、と非難されましたが。なにしろ、上下巻で赤と緑なのです。 当時、本屋さんに行けばこれが平台にずらっと並べられ、感動したものです。あの「売るぞ!」の意気込みに。 とはいえ、残念ながら個人的にはノルウェイの森は彼の作品の中で評価が低いものになっています。 好きなものは、ダンス・ダンス・ダンスや羊をめぐる冒険などなのです。
と思っていたら、最近もそういう本がありましたね。 「永遠と情熱のあいだ」(でしたっけ?) おぎそんは読んでいないのでコメントできません。友人に言わせると「映画にいったらカップルばっかでむかついた」そうです。 って、おまえが一人で行くのが悪いじゃん!ってことなんですが。コメントになってません、すみません・・・。
女友達は、「彼と」それぞれ交換しながら読んでいました。はいはい、勝手に映画でもどこでも行ってください、まったく。
そうそう、「模倣犯」の映画版の話です。 昨年「クロスファイア」があまりに人が入らず不評を買っていましたが懲りずに同じ監督でとるようです。というか、こんどは特撮ないんですけど・・・。 「矢田亜希子」は綺麗どころでしたので「クロスファイア」の実入りは俳優さんのファンしかいってないような気もします。それより、主役です。「中居正広」 ????????? ?????? !!! いいんですか?それで。 宮部さん、あんた「面食い」じゃなかったの? というかそれはナインジャナイ??? 主役ってピースの役を彼がやるんですか?? たぶん失敗します。
というかこの人って映像化するととたんに失敗する気がするのは小生だけでしょうか。 おぎそんが見たことがあるのは「レベル7」だけなのですが。 というよりもこのころは、浅野裕子目当てだったような・・・(爆)
とはいえ、儲からないことにはミヤベがX―BOXで遊ぶことができませんから、宮部みゆきにまだ小説を書いてもらいたいと小生は思っているのでこういわざるを得ません。
おぎそんは、「模倣犯」の増版と映画化を応援します!
あーあ。
2001年12月17日(月)
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