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■ 心に残る卒業式
卒業式。早朝から体育館で点検。 点検後,不備を指摘される。 この体育館ならではの難しさを知る。 卒業式での校長先生の話もまた,心に残るもの。
卒業に当たり,2つのことを話します。 1つは守ってほしいこと。もう一つは心掛けてほしいこと。 守ってほしいこと,それは命を大切にするということ。 命には,歴史と広がりと重さがある。 命の歴史。 あなたの命は,これまで慈しんでくれた多くの方の 愛情の結晶に他ならない。 あたなの父も母もその命を受け継いで,あなたに命を授けた。 あなた方も,次の世代の新しい命を育む存在になることだろう。 命をバトンタッチしていく。 命にはそんなつながり,歴史がある。 命の広がり。 あなたに,たくさんの友達がいるように, 命にはたくさんの命が関わっている。 一つの命が失われたとき, その命に関わってきたたくさんの命が癒されるには 長い時間がかかる。 一生癒されないこともある。 あなたの命は,多くの命に支えられている。 だから,自分の命であっても,軽はずみにその命を絶つことは, 一人として,決して許されることではない。 命の重さ。 あなたの命は,他の命を持って帰ることはできない。 あなたのご両親が愛しているのはあなただ。 あなたは,あなたであることにおいて価値がある。 能力があるとか,才能があるとかではなく, あなたがあなたとして生きているだけで,意味がある。 それが命の重さだ。 だから,生き抜いてほしい。 それがあなたの責任,あなたの義務だ。 時のは自分をちっぽけな存在だと思ってしまうこともあるだろう。 そんなときに今一度, 命の歴史,命の広がり,命の重さを思い出してほしい。
次に心掛けてほしいこと。 それは,人を心から愛することのできる人になって, 美しく生きてほしいということ。 君たちはマザーテレサを知っていますか? 彼女は愛されることを決して求めなかった人だ。 神様は,自分を愛する以上に周りの人を愛する人を愛する。 愛される人は,愛されることを求めない。 何かの見返りを求めるのではなく,心から。 私たちはマザーのように生きることはできないかもしれない。 しかし,マザーのように人を愛することはできるはずだ。 志と人としての誇りを持って生き抜いてほしい。
答辞は,不十分だった自分達学年を率直に振り返る内容。 「私たちは結果だけを求めていたのかもしれない。」 という答えは,なるほど。 そして,後半にさらに本音で迫る。 20人を超える生徒が,三年間の思いを叫ぶ。 それぞれのドラマが再現される。 成功体験ばかりではない,失敗もまた学びの過程。 感謝がテーマの卒業式。見事な構成に脱帽。
見送りの後の片付けも,いろいろな思いが交錯。 部活単位で動かす学校にしたいもの。
明日は部活の3年生を送る会。 思いをどう伝えていくべきなのか。 残された時間のなさを考えて, 昨年の4月から7月までの日記の 部活に関する記述を拾い出すことに。 9ポイントの行間12ポイント,2段組でも12ページ。 タイトルは「濃厚な日々」に。 わずかの間でも,本当に思いの詰まった日々を痛感。 そんな宝石のような生徒達に感謝。
2006年03月20日(月) 春の家族旅行 2005年03月20日(日) 休日に 2004年03月20日(土) まずは目の前にあることを
2007年03月20日(火)
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