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re-invention



 広島論文発表会1日目

朝一番の新幹線で広島へ。
こういうときに笑顔で送り出してくれる妻に感謝。
広島から西条へは山陽本線で。
西条でお祭りがあるため,列車は大混雑。
瓦屋根が静岡のそれとは違う赤銅色。
この地方の特産か?
西条から広島大学へのバスは一時間に2本。
途方に暮れていると静岡の佐藤先生も。
一緒にタクシーで。

テクノロジー活用の分科会で奈良の大西先生とお会いする。
テクノロジーと言っているところがもう時代遅れか。
TからIT,さらにはITCと
言い方がずいぶん変わってきている昨今。
もっとも内容は進歩があるようでいて・・・・。

「研究対象としての授業」というテーマのシンポジウムでは
飯島先生ともお会いする。
他国との比較は必要なのだろうが,
日本の授業は・・・と一括りには括れないことを感じる話。
飯島先生や玉置先生がパネラーになった方が,
自分にとってはわかりやすい話になるだろうとも。
授業をどう改善し,
生徒にとってより良い学びの場を提供するかを,
普通の教師は日夜考えている。
しかし,個々の積み重ねをうまく蓄積していないのが現状。
教師一人一人ですら,
自分の授業をきちんと蓄積できていないのではないか。
他の先生方の授業を見ることも少ない。
そこにどう切り込んでいくのか。
大学の先生方との距離を痛切に感じる部分でもある。
「質の改善に結びつく,客観的な分析」をしたい。
現場でそれが本当にできるのか?とも思う。
お金と時間を掛ければできることかもしれないが,
それを現場は待っていられない。
松・竹・梅の3段階ぐらいで考えないと・・という
飯島先生の提案はきわめて現実的で納得できるもの。
検証は難しいが,いい授業は存在する。

いくつかの発表を聞いて,今回の目的は岡本先生のご発表。
これまでの先生の積み重ねの集大成にも当たる内容。
すべてを理解することはとうていできないが,
学習論から学力に踏み込んで語る姿は,志の高さを物語る。

夜の席では,最近の自分の授業が,
方法論に偏っているとの指摘をいただく。
しかし,そうではないと反論したい。
生徒の問いを基軸とした授業作りに自分も貢献したい。
スタンドアップもその流れの中の授業であると,
今は思っていることを再認識する。

広島行きの電車の中で
早稲田の杉山先生と院生のお二人とお会いし,
しばし数学教育論について盛り上がる。
「数学のおもしろさをもっと語れるようになれ」
と熱く語る姿に共感。
それなしでは,授業に命が吹き込まれない。

2005年10月07日(金) 一次式の世界
2004年10月07日(木) 楽しく遊べるように


2006年10月07日(土)
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