Just for today !
re-invention



 この時代に生まれて

意外に早い時間に目が覚める。
さすがに西日本。6時前ではまだ月が見える。
たまっている日記を数日分UP
ネット接続が早いのはうらやましい。

考えた末,広島の平和祈念館を見に行くことに。
朝8:30からの開館というのがありがたい。

真っ青い空。
美しい水の街。
緑に囲まれた中に
原爆ドームはたたずんでいた。



慰霊碑周辺の光景は,
なぜか東大寺の大仏殿を思わせるもの。
反米ではなく,
平和を希求し,
核兵器廃絶を訴える日本人のすごさ。
ワールドトレードセンタービルの跡地に,
何ができるのだろうかとも。

ここで出会う人々は,
みな同じように重い空気を吸っている。
こんなに青く美しい光の中なのに,
今と未来を見据える表情は重い。
テレビでは何度も見ていた風景。
でも,その場に行かないと
わからないものがある。
娘にも息子にも,行かせたいもの。
駆け足で見た展示物も,
当時の息づかいが感じられる。
一瞬の閃光に消えていった人の影。
助けを求め,水を求めて
絶命していったであろう方々の叫び。
ペットボトルのお茶を
歩きながら飲むのもためらいがある。
そして最後に今の広島の街を
対照的に見せる作りに感服。
国際会議場とつながっているところにも,
設計者の熱い意図を感じる。
もっと本気で生きなければ。
この時代に生まれて,
このまま何となく過ごしたのでは
申し分けない。

事故があり,西条への電車は遅れに遅れる。
日本酒祭りもあって,
大学時代以来の満員電車に身を預けることに。

平林先生の記念講演にも遅れるが,会場外でしっかり聞く。
「数学教育学は学なのか?」という昔の問いは,
今にも通じることか。

お昼は飯島先生と。
現場のことを考えながら,常に次を考えている。
こんなすごい方と知り合えた幸せ。
今年のGC研の授業についても,素材について聞ける。

注目していたM小の発表は,
なるほどという話がいくつも。
でも,自分には引っかかる部分がある。
難しいものだ。




2005年10月08日(土) 練習試合に
2004年10月08日(金) 前期終業式


2006年10月08日(日)
目次