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■ 生きているということ
12月とは思えない暖かさ。 授業の前に,トラブルがいくつか。 子供らしいと言えばそれまでだが,・・・ウム。
相似の授業を代打単独で行う。 自分が授業をしてみると, 生徒のリズムを大事にしなくてはと感じる。
そして道徳。「告知」 欠席がちの生徒も,この授業に参加。うれしい。 (この日記を読んでいるUさんのおかげか?) まずは10年前に癌でなくなった中学生の手記を印刷し読む。 同じ市の中学生と言うこともあって,生徒の表情も変わる。 お母さんを自分が独占していることを弟にわび, 弟を心配する内容と, どうして自分に神様は平等ではないのか, 悪いことなんかしてない,いいことをしているのに。 学校へ行けなければ幸せじゃない。という言葉。 これだけでも,十分インパクトのある資料。 さとみさんの保護者の方から,話を聞きたいと思った。 その上で,保護者からのメッセージ。 自分では言い難そうだったので,分類して自分が読む。 考えた抜いた上での,重い,でも子供のことを思った言葉が並ぶ。 「告知してほしい」と言う子供に対して, ・本人の意思を尊重したい。「15歳を侮ることはかつて15歳だった自分を侮辱することでもある」(沢木耕太郎)闘病生活の苦しさは半端ではないが,自分の思いを伝えたりすることはできる。それは死に行くものの当然の権利で,残された言葉や思いが,周囲の人の中で生きるのだから。 ・伝えることは伝えるべきだろうと私も思います。不安や苦しみを分け合うこともできるだろうし,私だったら残りの時間,私なりに家族にしてあげられることを考えたいと思うので,伝えることに賛成です。でも,少し違うのが後で分かったとき,だまされたとは思わないと思います。自分のために嘘をつき通してくれた事に感謝した方がいいと思います。 ・絶対に言わない。自分で気がついて癌なの?ときいても,違うと答える。弱い人間だから,告知されたらその日から,何もできなくなってしまうと思う。それよりは一日でも長く家族のために普通に生活したい。(ただし,周りの人は苦しむかもしれませんが) 「告知しないではしい」という子供の意見に対して, ・自分に起こった事を受け入れることができずに暴れてしまうかもしれないし,自殺も考えて,それからの人生を楽しむことができないと思うから。 ・生命が絶たれるのであれば,自分のやりたい事をする方がよいと思う。人間はいずれは死ぬのだから。そのときそのときをくいの内容に生きていくことが大切だと思う。 ・告知され,生きる希望を失い,深い悲しみと身体の痛みに苦しむ姿をみるのは辛いです。事実を受け止めて,のころ少ない日々を闘病生活という苦しみの中で生きていくには,強い強い精神力が必要だと思う。そんな強い心を持てるだろうか。だから,一人一人違うとは思うけれど,我が家も場合は,せめて本人が希望を持って生きていけるように,自分が全てを背負って生きたいと思います。 実体験も数多く,最初から最後まで涙を流している生徒も。 嘘も本当も,全てが思いやりの中。 自分ひとりではなく,支えられて生きていることを実感。 その後の生徒の感想も,より深く,家族を思う言葉が並ぶ。 ご協力いただいた保護者の方々にも感謝。 この授業をやってよかった。
川崎の馬場先生から,10月の研究授業のビデオを見ての 詳細な感想メールがMLに流れる。 生徒の言葉や,自分の対応をよく見て頂いていて, ありがたい限り。
放課後は学年部会。 進路決定までの確認や,卒業式について考える。 さらに,明日以降の処理を思案。
2003年12月01日(月) 雨・雨・雨
2004年12月01日(水)
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