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re-invention



 市内で一番いい学校

今日も欠席2。
結果として何もできていないことに心が痛む。

今日から相似な図形の授業。
T1・T2を交代し,M先生がメインに。
ビッグコミックの山口六平太の漫画を,
方眼を使って2倍に拡大させる。
「絵的にではなく,数学的に描くんだよ」という言葉を,
正しく理解している生徒は少なく,バランスがどこか変。
黒板に三角定規できちんと方眼をかき,
そこに大きな山口六平太を描くM先生。見事!
生徒からも歓声が上がる。
「こうしてやるんだよ」
・・・自分が苦労してからだと,アドバイスも素直に入る。
こういう絶妙なバランスがいい。
机間巡視での突っ込みも鋭く,どこがどう違うのかを的確に指摘。
M先生は養護学校勤務時代に,
ガンダムなど,多くの漫画を大きく拡大して書いていたとのこと。
なんとなく見ている自分との差は,絵を自分で描いたかどうかの差。
最後は優秀作品を3つ選ぶ。なかなか難しい。

高校の先生が来校し対応する。
「この中学校が今,市内で一番いいのではないかと思うんですよ。運動会の応援練習の声が教室から大きく響いていたり,部活を見ても,ホントまじめにやっているのがわかりますよ。」
「こんな学校から,たくさん生徒が来てほしいと思っています。」
「今,希望者はどのぐらいですか?7名ですか,もっと増えませんか?」

何度も足を運んでいるから,見て取れる生徒の様子・学校の様子。お世辞の部分もあるだろうが,いい話が聞けるのはやはりうれしい。

夜回り先生こと水谷修氏の
ビデオを見せた内容の学級通信を仕上げる。
心の優秀さは,日々の生き方でしか作れない。
自分のやったことの始末は自分でつけなさい。
たとえそれがどんなことであっても。
それが人間だ。

あふれるように出てくる心を撃つ言葉を刻む。
生徒の感想に,「自分も夜,ふらふら出歩いていた・・」
というのもあって,愕然とした思い。
でもこうして書いてくるのは,
「自分を分かってくれよ」という生徒の叫び。
給食時間,さっそく本人から話を聞き,自分の思いも伝える。

午後はリクレーション。学年対抗ドッチボール大会。
雨のために体育館で行うが,その方が人が集まり盛り上がる。
ボールも壁に当たって跳ね返り,時間的なロスも少ないのがいい。
こういう時間を生徒も待ち望んでいたよう。
途中から,校長先生に呼ばれ,
生徒達の活躍が見れなかったのはチョッと残念。

帰りの会では,久々にギターを弾いて歌う。
サザンの「旅姿・・・」(忘れてしまった)
心優しく,ノリがよく,
他の教師からは指導されることの多い困ったやつらだけれど,
この生徒たちのおかげで,今年は何度も涙が出そうになる。
この年になって自分の夢を描けるのも,この生徒たちのおかげ。
心から感謝。

放課後は,いくつかの事務処理。
そしてようやく,論文発表会の資料作り。
生徒が書いた記録が薄く,一生懸命鉛筆でなぞる。
作業を通して,当時の生徒の息吹を感じる。
2年前の実践で,どうかなあと思っていたが,
大きな舞台で発表しておきたい内容だと,改めて感じる。

2003年11月18日(火) 目の前の生徒に向き合っているか


2004年11月18日(木)
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