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■ 京都教育大附属京都中の発表
新幹線の中で,明日のプレゼン用パワーポイントを作成。 以前作ったものの練り直し。
まもなく修学旅行以来の京都へ。 京都駅でネットにつなげようとするが, ドライバーを削除していたことに気づく。 昨日の日記のUPは宿についてからに。
地下鉄で鞍馬口下車,京都教育大附属京都中学。 歴史のある学校。 奈良女子大附属は,中高一貫の中等教育学校を目指していたが, 京都教育大附属は,小中一貫の4−3−2制。 キャリア教育をメインにというのも,なかなかすごい。 アントレプレナーの先駆者のuenishiさんがいたからこそか。 時流の流れを読んで動くことは,何をするにも大事なこと。
参観した数学の授業は, 坂本先生の「はと目返し」を本格的に扱う授業。 教師の表情がいい。出てくる話もいい。 こういう勢いが何より大事だと思う。 はと目返しは,教員になったばかりのころと, 選択授業を開発していたころに授業で扱ったことがある。 条件を整えないと,数学化しにくい。 でも,その世界が見えてくると,ほんとうにおもしろい題材。 最後は数少ない法則に帰結される美しさも味わえる。 自分は以前,操作し考えたことがあるから, そのときの知識と経験で授業についていけるが, 体験したことのない参観された先生方のほとんどは, 何がなんだか分からないだろうなと思う。 図形的センスがよほどないと, 図形をひっくり返されると,本当に見えなくなる。 以前自分が実践したときには,はと目返しの金具にこだわっていた。 それがなければ,生徒は図形を正しく裏返せないと思っていた。 今回の坂本先生の授業を見て,その金具があることのマイナスを知った。 金具があると手軽に裏返せるが,全体を動かさなければならない。 だから,図形の位置関係が把握しにくくなる。 図形の性質に注目し難くくしていたのだ。 全ての辺の長さを変え,違う色を塗っておく工夫に脱帽。
人の実践を見ていると,何が大事なのかが見えてくる。
テクノロジーや道具は, その道具に慣れていないと道具ばかり目に行ってしまう。 初めてナイフとフォークで食事をしたときには, 食事の味よりもナイフとフォークが気になってしまうようなもの。 自分も,テクノロジーを多用した授業をしているが, 初めて見る先生方はそちらばかりに目が行ってしまって, 授業そのものを見てくれないことが多い。 気をつけて使わなければと思う。
岡山への新幹線の中も,ホテルでも, 明日のプレゼンに手を入れる。 暖かい夜。
2003年11月19日(水) なんだろうなあ・・・
2004年11月19日(金)
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