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re-invention



 京都教育大附属京都中の発表

新幹線の中で,明日のプレゼン用パワーポイントを作成。
以前作ったものの練り直し。

まもなく修学旅行以来の京都へ。
京都駅でネットにつなげようとするが,
ドライバーを削除していたことに気づく。
昨日の日記のUPは宿についてからに。

地下鉄で鞍馬口下車,京都教育大附属京都中学。
歴史のある学校。
奈良女子大附属は,中高一貫の中等教育学校を目指していたが,
京都教育大附属は,小中一貫の4−3−2制。
キャリア教育をメインにというのも,なかなかすごい。
アントレプレナーの先駆者のuenishiさんがいたからこそか。
時流の流れを読んで動くことは,何をするにも大事なこと。

参観した数学の授業は,
坂本先生の「はと目返し」を本格的に扱う授業。
教師の表情がいい。出てくる話もいい。
こういう勢いが何より大事だと思う。
はと目返しは,教員になったばかりのころと,
選択授業を開発していたころに授業で扱ったことがある。
条件を整えないと,数学化しにくい。
でも,その世界が見えてくると,ほんとうにおもしろい題材。
最後は数少ない法則に帰結される美しさも味わえる。
自分は以前,操作し考えたことがあるから,
そのときの知識と経験で授業についていけるが,
体験したことのない参観された先生方のほとんどは,
何がなんだか分からないだろうなと思う。
図形的センスがよほどないと,
図形をひっくり返されると,本当に見えなくなる。
以前自分が実践したときには,はと目返しの金具にこだわっていた。
それがなければ,生徒は図形を正しく裏返せないと思っていた。
今回の坂本先生の授業を見て,その金具があることのマイナスを知った。
金具があると手軽に裏返せるが,全体を動かさなければならない。
だから,図形の位置関係が把握しにくくなる。
図形の性質に注目し難くくしていたのだ。
全ての辺の長さを変え,違う色を塗っておく工夫に脱帽。

人の実践を見ていると,何が大事なのかが見えてくる。

テクノロジーや道具は,
その道具に慣れていないと道具ばかり目に行ってしまう。
初めてナイフとフォークで食事をしたときには,
食事の味よりもナイフとフォークが気になってしまうようなもの。
自分も,テクノロジーを多用した授業をしているが,
初めて見る先生方はそちらばかりに目が行ってしまって,
授業そのものを見てくれないことが多い。
気をつけて使わなければと思う。

岡山への新幹線の中も,ホテルでも,
明日のプレゼンに手を入れる。
暖かい夜。

2003年11月19日(水) なんだろうなあ・・・


2004年11月19日(金)
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