(身体の心配はもちろんした上で)お金がいくら掛かるのかが心配だった。ほら、春先はそれでなくても税金だー何だーと出費が多いし。
「どのくらい掛かるんかね〜」 「もし個室だったら差額ベッド代がバカにならないらしいよ」 「10日以上入院しないと下りない保険なんだよなぁ」 「じゃあ、10日になるよう頑張って」 「どうやって?」 「まだ手術した痕が我慢できないほど痛いんですとか言って(笑)」 「分かった。頑張るよ(笑)」
「手術代はいくらなんかね〜?」 「難しい部分を切るわけじゃないからそんなに掛からないとは思うけど、皆目見当がつかん」 「麻酔が効きづらいとかだと、追加麻酔代とか結構掛かっちゃうらしいよね」「おうっ、頑張れ!『数字数えてくださ〜い』 『1、2、ZZZ・・・』って」 「・・・ひどい。痛いよ。死んじゃうよ」 「自分で言っといて何を言う(笑)」
と、まあこんな具合に、心痛の種である出費のことを冗談にして、少しでもオットが心を軽くして治療に専念できるよう配慮したのです。・・・とうのは真っ赤なウソです。 四六時中癌の心配をしてたわけではないので、普段はこんなことばっかり言ってました。もちろん頭の片隅には「癌かもしれない」という不安は常にありましたけどね。
で、実際のところ、1日も個室に入ることなく入院は5日で終わったし、麻酔はあっと言う間に効いたとのことです(笑) でも今現在、請求書が届いてないので、いくら掛かるのか不安はまだ続いてるのよ〜 |