志賀直哉の「和解」を読んだ。
・・・大学の授業で扱ったはずの本なのに、まるで初めて読んだかのように新鮮な内容だったよ・・・ まるっきり、覚えてませんでした。たった1行の文さえも。 授業中、何をやってたんですかねぇ〜。 なのに、ところどころに鉛筆で囲んである部分があったりして、一応、講義は聴いてたみたいな形跡はあった。 まるっきり覚えてないんですけどね(;^_^A
それくらい、私にとってつまらない内容(本も講義も)だったんだろうけど、今改めて読んでみたらなかなかどうして心に残る部分がありました。
「私たちは簡単に調和すれば済むものを、わざわざ意地になって起こさずに済む悲劇を起こして、苦しむことがある」
といった内容が書かれていて。
う〜〜ん、確かにそういう部分は大いにあるよなぁ、と妙に共感してしまいました。 学生のときにも読んだはずなのに、この部分も含めて全く覚えてないということは、10年前はまだこういうことがピンと来るようなことがなかったんだろうな。人生経験が浅かったのでしょう。 自分としては大学時代から現在まで、何も変わってないような(肉体的にはともかく)感覚でいたけど、社会に出てやっぱりそれなりに経験値は上がってるんだね。ただ単に年をとっただけって言うな〜〜っ |