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oneday  ぽぇ



 
 思わぬ展開

宙のことが落ち着いて
腸からの出血も落ち着いて
さあこれからと考えていた矢先
ほんとにほんとに思わぬ展開が待っていた。

いわゆる老人介護という新たな現実に直面
人生とは深いものだな〜と
以外なほどの余裕を持って取り組めていた。

人間は体験学習の動物。

たとえ見聞きしたとしても
分かりきれるものではないのに
たった一度の体験が凌駕してくれる事は沢山ある。

ところが介護の問題は
頭では十分に理解していたはずなのに
実際は想像を遥かに超えていた。

本人が一番辛いのは分かっているので
嫌という気持ちは全く無く
何とか心地よくしてあげたいと思っているけれど
これは相当の覚悟を持ってしないと
出来ることではない事を実感。

介護士さんの中には分厚いマスクをしている方がいる。
マスク無しでお世話をしている方もいる。
私は自分の親なので当然だとは思うけれど
他人である介護士さんのそういう姿を目にすると
私の中に戦慄が走って行く。

他人の・・・私には出来ないと思う。
療育センターで子ども達のお世話は出来たけれど
大人となると・・・分からない。

自分の根幹がユラユラと揺らぎ始め
ガラガラと崩れて行くのが分かる。
そんな自分の本質を見て情けなく感じた。

最近の私は、
いろいろなことをあまり考えないようにしていた。
それも良い結果を生み出してくれてはいたけれど
時には真摯に考えて自分に問題提起を課し
どう生きたいのかを思い巡らせてみたくなった。


2004年02月07日(土)
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