碧のアニメ感想
アニメ雑感


 銀魂。「てめーらァァァ!!それでも銀魂ついてんのかァァァ!」Part3


Cパート。一部の地域の人にとっては二話目Aパート。
銀さんVS獅子村の続きからスタート。
「やるねぇアンタ。元攘夷志士ってとこか?」
「そういうお前は元ヤンだろ?若いときに髪の毛痛めつけちゃだめだぞ」
「天然パーマに言われたくねんだよこんにゃろチクショー!」
「傷つくなぁ、好きでくるくる回ってるわけじゃないんですけどー?」
あんた等斬り合いやってんだよね?
軽いよノリが。
「次は必ず仕留める!」
気合い入れる獅子村に銀さんはお決まりのあの台詞を。
「志村〜、うしろうしろ」
「拙者、志村ではなっ」
志村ではないと言おうとした獅子村の後ろには警官が。
廃刀令のご時世に何やっちょるかー!とね。
いや、これは、とかどもる獅子村に向かって銀さんはミカンを放り投げました。
見事切っ先に刺さって自分で拍手しながら「ナイスキャッチ」と銀さん。
だからアナタ無駄に色気ふりまくのやめて!
なんでこういちいちエロイのこの人は。
「なんだ余興の練習だったのか」
とお巡りさん。
「ははは、いやあそうなんですよー!」
と髭ダンスしながら答える獅子村。
なっ!と志村が銀さんのほう振り返った時には当然ながら銀さんはすでにいませんでした。
これ監督が喜々としてコンテチェックしながら「髭ダンスで」とか指定してると思うと……(^^;

夕暮れ時の河川敷。
カトケンが去っちゃったので神楽とさっちゃんは落ち込んだまま、新八は縛られたまま放置プレイ。
銀さんはあの後ここにやってきたようです。
「オイオイ青春ですか?夕陽に向かって駆け出したいのを抑えるのにいっぱいいっぱいですかコノヤロー」
うわ、上腕二頭筋!腕組み!斜め上から流し目で見下ろし!
まずい……やっぱカッコイイ。
銀さんに見下ろされて捨てられた猫みたいな目をするさっちゃんと神楽可愛い。
「銀さんごめんなさい」
「カトケン帰っちゃった」
さっちゃん、ただの変態かと思いきや健気で可愛いなぁ。
そもそもさっちゃん何の関係もないし銀さんに謝る必要なんて全くないのに。
「カトケン?ああ依頼人のことか。ま、そんなもんだろ?タダ働きはいつものこったい、いちいちきにしてたらキリねーよ。俺ぁハナからダメっぽいと思ってたんだよほんっと」
そして助けを請う新八を放置してどっか行っちゃう銀さん。

その夜。新八家。
「ったく、銀さんがあんなに薄情者だったとは知らなかったよ」
「いつものことアル。去る者は追わず来る者もほっとく」
ぼやく新八に新八の家にあがりこんで晩ご飯をがっつく神楽。
大食漢なんですね。そんなところもサイヤ人からインスパイア。
そこへお茶を持ってきた新八の姉お妙。
二人が銀さんを信じてあげなくて誰が信じるの?と。
「いや、アイツはそんな上等なもんじゃありませんよお妙さん」
するとどこからか第三者の声が……。
ふと下を見ると真選組の局長じゃあーりませんか。
「昔から言うでしょう?死んだ魚の目をしたような人間にろくなヤツはいないって」
「ロクデナシはお前だこのストーカーやろーーー!!」
局長、お妙のストーカーかよ。
やめてくれよ佐為の声でそういうのは。つか警察のトップがストーカーって終わってんなオイ。
しかしこういう風景は日常茶飯事らしく、さして気にしない新八と神楽。
「あーあ、銀さんいまごろ何してんのかなぁ」
何だかんだで銀さんが気になるんですね。給料も払わない社長?なのに。

場面変わって居酒屋。
そこではカトケンが一人酒を呑んでました。
ガラガラっと扉が開き、カトケンの隣に座ったのは銀さん。
どうやってカトケン見つけたんだよ。
そして藪から棒に「食うか?」と差し出したのは白ごはんにやまもり小豆をかけた物体。
「な、なんですかそれ」
「小豆てんこ盛り。宇治銀時丼だ」
「け、けっこうです……」
銀さんアナタそんなもん食べてるから血糖値高いんだよ。何ですかソレは気持ち悪いよ普通に。
せめておはぎにしようよ。

『演歌の脇道』をBGMに酒を呑む銀さん。
やっば……これは素直にクリーンヒットだ。
だらけてないし、普通にカッコイイ。男の色気を感じますね。
てかこの居酒屋のシーンでほぼ完璧に銀さんに惚れたといっても過言じゃない。
つか宇治銀時丼完食してるよこの人……オエ。
「……酒は良いな。いやなことを一時忘れさせてくれる」
銀さんの言葉にハッとするカトケン。
「だが明日になればイヤでも思い出す。そしてそれは昨日よりも辛くなってんじゃねーのか?」
銀さん今日初めての真面目モード。
「逃げても逃げ切れるもんじゃねー。特に……本当に忘れたい事からはな」
何だか自分のことを言っているように感じるほど真に迫ってる銀さん。
過去になんかあったのかな?と思わせる良い流れだと思います。
アニメはずっとこの路線でいってほしいなぁ、イヤなんだよなぁ普段ダメ人間、しかも若造が偉そうに説教するのって。
「言い訳がしたかったのかもしれません」
「言い訳?」
酒を呑みつつ身の上を語り出すカトケン。
ある会社の営業やってて、家族のために働いてマイホームを手に入れて幸せだったのに急にリストラされて土地取られて家族が出ていった……という話なんですが。
カトケン自分で紙芝居用意して説明してるよオイ。
あ、またツッコミ待ちなのにわざわざ突っ込んでしまった。
ここは銀さんのように真面目な顔してスルーするべきだった。
紙芝居の中身も色々小ネタがあって面白かったんですが割愛。
「毎週事件が起こるって言いましたよね、先週何があったと思いますか?」
「さあな。……手紙?」
カトケンは懐から紙を取り出しました。
先週起きた事件とは娘さんが手紙をくれたことだったんですね。
はやくおうちにかえりたい、と。
どうでもいいんですが娘の名前はちゃこ。加藤茶子ですか……。
その手紙をみる前までは諦めていたのに、それを見て抗ってみたくなった、とカトケン。
ずっと黙ってカトケンの話を聞く銀さん、良いなぁ。
てかこの配色が好き。
髪は銀髪(水色っぽいけど)、目は赤ってのがこういう暗がりだと画面映えして凄くいい。
基本的に目を赤にする配色は好きなので、銀さん良いなぁって思った一因はカラー設定にもあります。
そして一通り聞き終わり「行くぜ」と席を立つ銀さん。
良いシーンなんだけど、ナチュラルに食い逃げしてるよこの人。
当然会計でカトケンが捕まって銀さんの分も払う羽目に……。
「あのー私無職なもんでしてせめて割り勘に――」
「さあ行くぞカトケン!」
ごまかしてる、言葉遮ってごまかしてるよこの人!!
「あのー……行くってどこへ?」
「え、なに、契約書取り戻さなくていいの?」
「そ、それじゃ……!」
「俺ぁ万事屋だ。何でもやって……うっ!」
あちゃー、せっかっくカッコイイ場面だったのにリバースきちゃったよこれ。
つかゴールデンでリバースするヒーローって何なのよ。
「うぇ……きもちわる〜。殴り込み、明日でいい?」
何度も戻しつつそんなことを言う銀さん。
そこへまた地震が。
「あーやっぱ呑みすぎた?頭がぐらぐらゆれてるよ」
「違いますよこれは地震……ですかね」
「おえっ……もう限界」
「……な、なんか私ももらいゲロ…」
「そんなお裾分けはいいから。っていった先からオエッ……」
アンタ等ゴールデンでなにやってんのーー!!
また食卓が凍っちゃったよ絶対。

翌日。
「あー頭いてー。完璧に二日酔いだなこりゃ、水のみてー」
スクーター押しつつ神楽、新八、カトケンつれて大使館へ殴り込みをかける銀さん。
「さっすが銀さん、こうなるんじゃないかと思ってたんですよ」
「何言ってるアルか。銀ちゃんのこと薄情者とかいってたくせに!」
「そういう神楽ちゃんも来る者もほっとくとか言ってたじゃないか!」
実にくだらないことで喧嘩する神楽と新八。
まあ、二人とも銀さん大好きなんだろうなということは伝わってきますね。
当の本人は頭痛いから大声出すなとか言ってますが。
傘さしてる神楽がめっちゃ可愛い。

大使館にたどり着いて「どうやって忍び込むアルか?」と思案する面々に
「あぁ?忍び込むんじゃねーよ、殴り込むんだよ。殴り込みってのは正面から堂々と入っていくもんだろうが!」
そういって木刀を抜いて肩に掲げる銀さん。
「ごめんくっださぁーい!」
門蹴破っちゃったよこの人。神楽には文太気取りとか言われてるよ。
「誰かいませんかー?」
とか言いつつ玄関も蹴破っちゃったよ。
これはアニメで向こうが何やら悪いことしてるらしいって分かってるから良いけどただのテロだよなこれ。

どこへいってももぬけの殻。
食堂らしきところへ入ると、できたてのご馳走がそのままにしてありました。
「まだ温かい……ついさっきまで人がいたってことですよ」
「ああそうだな、アツアツだな」
「この肉ほんとに肉アルか?柔らかすぎるアルよ」
手のひらで新八が料理の冷め具合を確かめてる時に銀さんと新八は勝手にご馳走食べちゃってたよ。
意地汚いな。
あ、新八も「意地汚いんだよぉ!毒でも入ってたらどうすんだよー!」とツッコミ。
好きなのは銀さんだけど共感できるのは新八かな。
ここで「おかしいですよ銀時さん!」とか言ってくれたらもっと良かったんだけどなぁ(笑)
サンライズだけに新八のその台詞、今後に期待してます。

まあ当然食事は罠なわけで、天井から鉄格子が振ってきました。
またベッタベタだな。
そしてドリフターズ再登場。
「ていうかお前等さぁ、こんなベタな罠仕掛けて恥ずかしくねーの?」
口の周り汚してそんなカッコつけても全然決まらないよ銀さん。
「そのベタな罠にアッサリはまったお前等は恥ずかしくねーの?」
最もだ。
「おいお前達!カトケンさんの契約書を返せ!!」
叫ぶ新八。
新八がいないと永遠に話進まなそうだよなぁ。
それを聞いて契約書の為に乗り込んできたのかと大笑いするドリフターズ。
ドリフターズ側はもっと別のことで乗り込んできたと思っていたようで、獅子村の心配性が事を大きくしたと笑いつつそのまま退場。
もうすぐ家だなんだって言ってられなくなる、との台詞を残しつつ外へ。

ここで管制官の誘導みたいな声。
「コースゲートオープン。東村山一号発進位置へ。東村山一号発進位置へ」
「次いってみよう!」
「だっふんだ!」
ツッコミ待(略)
ええBGMもツッコミ待ちですねこれ。
それはそれとして、サンライズならではですねこういうMS発進!みたいなノリ。
かくして東村山一号はどこかへ向かって飛び立ちました。
それを鉄格子の中から見上げる銀さん達。
そしてもう一人……大使館内の庭に潜んでいた真選組の山崎君。
ちゃんと仕事してたんだ。

江戸の景色もこれで見納めだ。とカリヤが言った所でCM。


2006年04月06日(木)
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