碧のアニメ感想
アニメ雑感


 テニス。「哀しみのマリオネット」


Aパート。
リチャードとグリフィ兄弟をピンポイントで撮ったカメラマンに乾杯。

「負けろ」というリチャードの指示をケビンに聞かせる為なんでしょうが、カメラマン的にはファンサービスかな?
会場にもテレビ前にもグリフィ兄弟ファン多いでしょうし、日本ベンチは需要なさそうですしね。

ビリー、ステフとどっか消えるかと思ってたんですが真面目に控え室で観戦してるなんてなかなか偉いぞ(笑)

リチャードの指示にイエスと答える二人に「マリオネットめ…」と呟くケビン。
どうでもいいですが、何でこの子達日本語に英単語混ぜて喋るんだろう(^^;
ケビンは態度でかいし、我が強いんで、グリフィ兄弟見てるの歯がゆいんでしょうね。

一方、コートの二人はリチャードに恩があるからマリオネットで構わないと負けを決意したようですが…。

先週のテリーの球避け攻撃は既に見切られたのに(当然だよなぁ)、執拗に繰り返す二人。
乾の解説によれば、あの技はサービス側は一直線かつレシーブ側の前衛が中央でネット傍にいないと効かないとの事(当たり前だよなぁ)
なのに何故菊丸がサービスラインに下がった今も続けるのか、と疑問の様子。
菊丸も同じく疑問に思った模様。
「やる気あんの!?その技もう効かないって分かってるはずなのに何でやめないの!?」
二人に向かって叫ぶんですが…。
「止めや、あいつら日本語わからへんのやで?」
と忍足。

えええマジっすか忍足さん!?

ウッソダーン。
彼ら日本語バッチリなのかとばかり思ってたZE!(寒)

あれ…つーことはケビンはひょっとしてリョーマに因縁吹っかける為に日本語覚えたとかそんな感じなんだろうか(^^;
覚えんでもリョーマも英語喋れるけど。
でもビリーも日本語喋ってたよなぁ…境界線が分かりにくいけど、確か日本人ナンパしてたし。

てことはだ。
やはりあのテリーの女言葉は翻訳ミスってことで!

「キミ!言葉を慎むように」
審判から菊丸に教育的指導。
審判、良い仕事してます。さっきの跡部・真田戦と同じ審判とは思えない。

「菊丸先輩が怒るって珍しいっすね」
とリョーマ。
手塚も控え室から出てきたんですね…。


菊丸に言われたからという訳ではないんでしょうが、トムとテリーも思うところはあるようで。
そりゃそうですよね、スポーツ選手にわざと負けろなんて。
でもリチャードに恩があるからリチャードの言う事には逆らえない、と二人。

ここでテリーの回想。
BGMは幸村君専用のフォルクローレ風のあれです。

先週のお金集めてた人は彼らの叔母。
幼い頃両親を亡くして叔母の家に引き取られた二人ですが、虐待受けたり等ひどい扱いを受けていた模様。
遊び道具も与えてもらえなかった二人は偶然拾ったテニスラケットを唯一の遊び道具としてずっと使っていたらしいです。
才能があったんでしょうねきっと、でも才能があったが為それを先週のように叔母さんに大道芸にされた訳で…。
たまたまそれを見たリチャードが二人を引き取りたいと申し出たんですが(アンタはスカウトマンか)、叔母は二人がいなくなったら生活に困ると却下。

つーか自分で働けよオバさん。

恥ずかしくないのかねぇ、こんな小さい子(しかも血の繋がった)を働かせて楽しようだなんて。

しかしリチャードに金を積まれて速攻で二人を手放しました。
絵に描いたような意地悪がめつい系のオバさんだな。

しかしトムもテリーもそんな胡散臭い人にあっさりついて行っていいのかなぁ(^^;

まあ、結果として今の環境でテニスできてるわけですからリチャードには感謝してるんでしょうね。

『負けなくちゃ…』
そう思いつつスマッシュを決めポイントを取ったテリー。
負けるにしても接戦に持ち込んで負けた方が盛り上がる、と笑うテリーですがやっぱり辛そう。

『負ければいい…最後に負ければ良いんだ』
気合入れて打ち返すトム。
ラリーの応酬で最後菊丸がミスってネット引っ掛けてポイントは30-40、アメリカリード。
…てか久々に見たな…ラリーでの読み合い、ミスでポイント。
いや、テニスとしてはこれが正しい姿ですが。

てか、リチャードベンチにいるのにオペラグラス持参してるよ!
何、目悪いのか?
と思いきや観客見てるのか…。ああもう、アホだ、絶対アホだ…そんな所がす・きv

冗談です。

しかし、負けてる時に盛り上がるのはファンが悲劇のヒーローを望んでるわけではなく純粋に嘆いてるんじゃ?>リチャード
ポイント取られる→「ギャー!ちょっと大丈夫なのー!?」って感じで騒いでるだけでしょう?(^^;
負けたらスポンサーの心象は良くないと思うんですが…リチャードの考えはワカラン。


Bパート。
おお、観戦に来てたのか六角、ルドルフ。
偉いぞ斗万!忘れてなかったんだな!!
原画が勝手に入れたのかもしれませんが。

個人的には最初に六角を担当した斗万さんにはせめて六角のこと覚えていて欲しいなぁと思ってるわけで。
彼のコンテはあまり好きではないんですが…。

たまに六角とルドルフはこうやって対な感じで見せてくれて両校のファンとしては嬉しい限りです。
制服のバネちゃん観て一瞬桃かと思った事は内緒です。
夏服より学ラン姿観たいなぁ(贅沢)

てか観戦に来てるの亮兄と佐伯とダビデとバネちゃんだけですか?

この中でバネちゃんだけが合宿呼ばれてないじゃん…!(涙)
どういう心境で見てるんだろ…。

亮兄と淳、やっぱり似てないよなぁ(^^;
亮兄の方が性格は好きだけど、見た目は淳のがいいかも。
だって今日はハチマキしてなかったし!←最大の理由
佐伯は相変わらず美形ですね…。


日本側は菊丸がポイント決めてサービスキープ。
てかダイビングでコーナーにボレー決めるって凄いなぁ菊丸。

「ファン心理とは皮肉なものです。勝って欲しいと願うと同時に負けて泣きたいと思っている」
ええぇ!?やっぱりリチャードの考えはよくワカラン。
「敗者の美学とでも言うのでしょうか、時に悲劇というのはハッピーエンドよりもドラマティックなのです」

敗者の美学と来たよ…!
アナタトレーズ閣下…いや池田監督ファンか!?
いやでも、敗者の美学はアメ人には通じないんじゃなかろうか…日本好みではあるかもしれませんが。
ハッ…リチャードって日本通!?だからリチャード組って日本語喋れるのかひょっとして?
そういえば記者会見でも同時通訳ついてなかったし。
高感度アップ(笑)

「本当は試合中に怪我でもしたら最高なのですが…」

大事な商品に傷がついたら価値が下がる、と笑うリチャード。
……リチャードはよく分からないけど、すべてメタの為のキャラだと思えば合点がいく。
前川さん……(遠い目)


コートチェンジの際「さっきはゴメン」と怒鳴った事をテリーに謝る菊丸。
「やっぱキミ達本気出せば強いじゃない、でも俺たち絶対負けないからね!」
おお…なんか何とか努力・友情・勝利(ジャンプ王道)をやろうと頑張ってますね菊丸。
「アホか、日本語通じてへん言うたやろ」
いや、分かってるんじゃないか?というツッコミはさておき
「通じなくても分かり合えるの、テニスってやつはね!」
なんてクサい台詞吐く菊丸…良いなぁ!
先週は入場パフォーマンスが痛いと思ったけど、やっぱアニメの菊丸良いなぁ。
間違っても「コイツラ本気出してなくてずっこい。やめやめ」とかって試合投げたりしなさそう。
やっぱり前川さん鬱憤溜ま(略)
まあ、菊丸に関しては時期が重なってるからあり得ないけど、物凄いタイミング…。

「バカみたいあんなにはしゃいで…僕達ワザと負けようとしてるのにね」
テリーとしては負けたくないでしょうし、相手に対する罪悪感てあるよなぁやっぱ。
手抜き試合上等の誰かさんにも見習って欲しいな。

「ヘーイ!」
と菊丸的には一応英語でブイサインを送ってるんですが…一歩間違えればただの挑発行為だな(^^;
今日の菊丸は全然イヤミじゃないのでOKですが。

そんな菊丸を見て一瞬目を輝かせたテリーが良いなぁ。
演出ナイス配慮。こういうの好き。 

「ったく、菊丸のヤツいうたら…エールのつもりか挑発しとんのかどっちやしらんけど…おもろいやっちゃな」
また忍足と意見がシンクロしてしまった…。(脱力)

ってか、何忍足のサービスプレーですか?
あれ……?確かさっき日本のサービスで菊丸がサーバーだったような(汗)
おかしいなぁ…。


『負けなくちゃ…負けなくちゃ、ベイカーさんが僕達を拾ってくれた』
『俺たちが大勢の客の前でテニスが出来るのもベイカーさんのおかげだ!』

スマッシュを羆落としで返されたアメリカチーム。

それを見てケビンはイライラが頂点に達した模様。控え室を出ました。

『負けなくちゃ…』
わざとアウトコースに打って肩を落とすテリー。
その時コート入り口に姿を現したケビンと目があって一瞬気を取られた所為か注意が反れました。
「あぶない!」
菊丸の声に反応して目前まで迫ってたボールをギリギリで交わし回り込んでとっさに打ち返したテリー。

すっご…カッコイイ!

流石昔取ったきねづかと言いますか、あれはこのショットの伏線でもあったのか…。
やっぱテリーすっごい好みだ!ただし女の(略)

何か可愛い、華麗とか可憐って言葉のほうがしっくりくるんですが、男の子にそれを使うのははばかられます…。
でも今のショットはカッコよかったです。

偶然のショット、てわけじゃなく球避けの伏線張ってあったって所が良いなぁ。
身体に染み付いた芸だからとっさにやってのけられたんですしね。
アクロバティック見せつけられてもポジティブな菊丸もいいですね!
向日だったら「俺のほうが跳べる!」とか対抗意識燃やしそうだ(笑)

楽しそうな菊丸を見て辛い生活ながらも兄と楽しくテニスをしていた頃を思い出すテリー。

『負けなくちゃ…』
そう思いながらも続けてポイントを取るテリー。

「分かってる…この試合、負けなくちゃいけないって事。でも、どうしよう…体が言う事をきいてくれないの」
頭の中で幼い頃の光景がよみがえるテリー。
「僕…負けたくない!」
よく言ったテリー!それでこそスポーツ選手!!
決意の瞳ってのは良いですね…もう男でもいいや(笑)

感情のままに行動するのは正しい人間の生き方だ。(ヒイロ@池田監督)

テリーに呼応するように忍足のラケットを弾き飛ばすほどのショットを叩き出すトム。
ブレイクして5-5になってしまいました。

「俺たちの為に、俺たちが良いと思うテニスをしよう」
とトム。
トム、あんま目だってないけど結構良い兄貴じゃん。

「…やるじゃんか」
そんな二人を見て笑うケビン。
キミ、やっぱりひねくれただけで元は良い子だね?

試合はタイブレークに突入。
地味に「菊丸バズーカ」とか言ってるよ菊丸(笑)
テニスに出会った頃の純粋な気持ちを思い出させてくれた日本の二人、だからこそ僕達は勝つ!とテリー。
テリーいいなぁ、こういうのすっごい好き!
ラルに勝ちたいと願ったアムロじゃないけど、こういう流れって好きです。

タイブレークの末、7-6でアメリカチームの勝利。
試合後、握手をしつつ感謝とお互いの健闘を称えあう四人。
さっきのダブルス1(の日本チーム)とは大違い。
やっぱ試合後はこうでないと。

で、指示を無視した二人にリチャードは……盛り上がったからノープログレムだと。

あっはっは!面白い、面白いよリチャード!!やっぱりす・きv

ちょっと本気になってきました。

いや、胡散臭いし訳分からないけど。

「これからは俺たちのテニスをします」
そう宣言されてあっけに取られるリチャード。
…頑張れ。

「悪かった。前言を撤回するよ」
出入り口に来た二人を向かえるケビン。
「お前たちはもうマリオネットじゃない」
謝ってるし、良いヤツだなぁケビン。さっきの事といいちょっとビックリ。
チームメイトには優しいのか、こっち(日本)にはあれだけ対抗意識燃やしてるのに。
ケビンなんてキャプテンの器じゃないと思ってたけど、結構良いかも。
二人を影で思いやってる辺り、ちゃんとキャプテンしてるし。
さっきの「やるじゃんか」は言い方も表情もすっごい好みでした。

そしてあのマリオネットは…拾って帰ったのね(笑)


で、清純の相手は野獣かよ…!

電光掲示板にシングルス3の選手名が静かに表示され、無言でそれを見上げる清純……グーですよ演出!
こういう引きは好き。


ED。
また連名…(−−;
うわ…演出キンゲの人だ。
ああ、そっか……富野監督と一緒に仕事したことある人だから良いと思ったのかも。
私は高橋監督系列ファンですが、富野さんと仕事してもそりゃ演出家としてはプラスになるよなぁ。
監督のコンテを預かったりするわけですからね>演出
……てか微妙にサンライズなニオイがしたので、実はホンの直し前川さんでも斗万さんでもなく今回は演出がしてたりして。

提供。
そうか…トムとジェリーかと思いきやチルチルミチルがモチーフだったのか!>グリフィ兄弟
盲点でした。そういや遅れたサンタのプレゼントとか言ってたしなぁ。
あのマリオネットは青い鳥にかけてたのか…青かったし、やられた(笑)

先週、次回は面白いと良いなぁと言いましたがほとんどダメだろうと覚悟していたので良い意味で裏切られました。
味付け自体がとても私好みでしたし…キャラクターの焦点をテリーに絞った事で拡散した印象がなかったのも良かったです。
もう最後のほうは男とか女とか関係ナシにあのキャラでハマってたと思います。
「負けなくちゃ」の連発があの声と口調だからピッタリだったというか…ちょっと違うけどカトル的なキャラっぽかったなぁ、と。
忍足とトムの印象が薄くなってしまったのは尺の問題から仕方ないですし、もし忍足と組んでたのがダビデだったらと思うとこんな展開にはならなかったでしょうから(淡々と勝ちそう)菊丸で良かったなーと。
最近の菊丸はホントに好印象。
「どうせこの二人は負け要員だな」とか思っていたことが恥ずかしい…久々に気に入った話を観せてくれて嬉しかったです。
ちょこちょこ演出の小技も光ってましたしね。

で、提供絵ですが…宍戸は忍足を見てられないって感じなのかな(^^;


次回。
「野獣ボビー・マックス」
あんな二つ名つけられてこんなサブタイ付けられるなんて…。
ちょっと野獣に同情。

しかし性格悪い設定っぽいなぁ、でも英語の挑発が分からないってのは良いかもしれませんね。
フィギュアスケートの伊藤みどりさんは、英語が喋れないおかげで余計な話(挑発等)が分からずに済んで良かった、とか言ってましたし…。


NARUTO。
ア、アホだ…!(笑)


2004年09月15日(水)
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