碧のアニメ感想
アニメ雑感


 テニス。「アメリカから来た少年」 Part2


予想外に長くなってしまいました。

Bパート。
いきなりトルネード菊丸。
何の脈絡も無しに…!(笑)
しかも無駄に石井原画(のバンク)だし。

サーティ・オール。ゲームカウントは5-0。
しかも宍戸・大石側のサービスゲームで宍戸・大石有利。そしてあと2ポイントで勝利。

…ここから逆転できるわけないじゃないですか。
と、言いたいんですが。

ま、まあ出来る出来ないはともかく諦めないのはいい事です。
「鳳君だって、宍戸っちに勝ちたいでしょ?」
「は、はい!」
し、宍戸っち…!
よっしゃ宍戸!あだ名も出来た今六角に転校するのに何の障害もないぞ(笑)
「よっしゃ、じゃあ気合満点でいこう!」
「ハイ!」
吹っ切れたらしい鳳。
…いや、説明不足というか、描写下手というか。いきなり吹っ切れられても。
最初から吹っ切れてる宍戸がそんな鳳見て「フッ」とか言うのは良いんですが。
いかんせん鳳物語だっただけに、今日の鳳の書き方ってマズイですよね。

楽しそうに試合をする黄金ペアを見て
「この人たちは本気で試合を楽しんでるんだ…」
と鳳。
『俺も…俺もお前と思いっきりやってみたくなったぜ!』
今度は鳳の目には宍戸の眼光は妖怪まがいに光るわけでなく、ちゃんと見えていた模様。
…こういう演出上手いのになぁ。
「し、宍戸さん…」
そんな宍戸を見て、いつも宍戸の背中を追ってきた自分を思い出す鳳。
それはいつか宍戸を追い越すためだと。
…てか、順番逆じゃないですか?
普通、「この人たちは本気で〜」というのを鳳が黄金ペア見て思って、宍戸の真意に気付いて「宍戸っちに勝ちたいでしょ?」「ハイ!」という流れだったら少しは話に深みが出たと思うんですけど。
返事した後にまた葛藤してるんじゃなぁ…、返事した意味がない。
そして別に直にそれを宍戸に言う必要もないですよね。
『俺も…!』という宍戸の心境を鳳が察したのなら、菊丸に返事をした後『俺もあなたと本気で…!』とか思わせてそれに気付いた宍戸が微笑む、とかで十分演出できたはず。

梶本君の台詞から、多分鳳の師匠越えを描きたかったんでしょうけど…どうも空回りしてるなぁ。


一方なんと氷帝学園。
氷帝の外観見るのもコート見るのも久々だなぁ、とか思ってたら例のメリケンボーイがなんと氷帝にまで来てました。
ひ、暇なんでしょうかこの子…。
ああ、アカン…挑発に乗りやすい日吉しかいないじゃん、今の氷帝(^^;
ああでも三年がいたとしても向日とかアレなメンツしかいない。

ジローだ、ジローはどこいったー!!
…寝てるのかな。

ああ、日吉…榊がいなくて良かったね。
次期部長候補どころかレギュラー落とされるところだったよ(^^;


一方合宿サイド。
いきなり調子出過ぎな鳳・菊丸ペア。
…しかしやっぱり鳳・菊丸のほうが華がありますね。大石・宍戸に比べて。

畳み掛けるような鳳のスカッド。
大石のラケット弾いてちょっとホッとしたかも(^^;
しかしこのファーストサーブの入る確率が異様に高いテニプリの世界でダブルフォルトをやらかすのは鳳くらいですよね(笑)
セカンド考えてない鳳もアレですが。

へばってきた鳳に「大丈夫、自分のサーブを信じるんだ」と菊丸。
キラリと光った手塚のメガネが怖い…てか手塚、いたのね。
存在を忘れかけてました。

豚もおだてりゃ木に登る
鳳は誉められて伸びるタイプみたいですね。

だからお前は坊なのだあぁぁ!(師匠風に)

逆に宍戸は誉めるとつけあがるタイプで貶すと雑草根性で伸びてきそうなタイプ(笑)

宍戸が長太郎の潜在能力を云々と言ってますが、ぶっちゃけ単に誉めただけだと思うんですけど。
菊丸、なんかしましたっけ?
どうも無理やりだなぁ。

「菊丸君、凄い汗だ」by梶本
「ホントだ、あれってもしかして限界ってヤツか?」by切原
「おい、黙れよ」by桃
「…はいはい」
申し訳なさそうにする切原がどんどん普通の子に(略)
てか桃、何でそんな偉そうなんだ…ちょっとカチンと来たぞ。
ちゃんとここで申し訳なさそうにできる切原って、成長しすぎ(^^;
やっぱり悪びれてみたかっただけで、元はチビキャラ特集の時みたいないい子なのかも。

鳳のスカッド特集も結構楽しくなってきたところで最大の山が来ました。



    一・球・



あっはっはっは!魂ときたよ!!
飲んでた烏龍茶噴出す勢いで笑いました。アホだ…今日の演出グッジョブ!

某えんどう監督みたいにシリアスな場面で真面目に文字演出されると白けますが、こういうのは「笑わそう」という意図も含まれているので素直に笑えます。

しかもそのままゲームアンドマッチ。逆転しちゃったよ。
帽子取れちゃった宍戸がいい感じだ。
大石vs宍戸で見せた宍戸スマイル並に爽やか。

そんなわけで菊丸がメンバーに選ばれたようですが。
「ある意味」安定している、と言った華村先生の真意を深読みしたくなったり(^^;
でもテニスって基本的に個人技で団体競技じゃないんですからムードメーカーって必要ないと思うんですけどね。
菊丸に勇気づけられなければプレイできないようなヤワな選手、選出しなければいいんですし。
それにそんなにムードメーカーが必要なら応援席のど真ん中にでもつれていけば事足りると思います。

菊丸が選ばれるという事は多分最初から決まってたんでしょうけど(構成の段階で)
私もこの四人の中から一人選べといわれたら菊丸を選びますけど。
(いや、心情としてはサボり常習犯の桃と菊丸は選びたくないですが)
なんていうか、今日の脚本がグダグタすぎて…。
各シナリオライターに発注する際、だいたい大まかなストーリーというのを伝えて後は脚本家の腕に任せるという場合が多いんですが。
今回の場合もおそらく「メリケンボーイ→学校荒らし、合宿→菊丸・鳳VS大石・宍戸。菊丸が選出される」程度の注文しかなかったと思うんですね。
まあ、もっと細かく発注してたかもしれませんが、最低限この程度は決まっていたと思います。
それをどう作っていくかはライターの腕にかかっているわけで。

清純メインの回に「スミレ班でこの組み合わせがみたい」と私は菊丸・宍戸を挙げました。
それはライジング使いの宍戸というのは菊丸みたいなネットプレイ重視のタイプに強いから。
逆に菊丸にとっては苦手なタイプで、どう対応するか見てみたかったんです。
ダブルスということで勝手は違ってくるかもしれませんが、そういう各選手の特徴が一つも活かされてなかったのが不満です。
大石も宍戸も性格は違えど、粘り強い、とかそういう性質は似てるんです。
それに軽井沢合宿で熱い友情とやらを見せてくれた後のペア、ということでいくらも二人のコンビネーションを見せられたと思います。
私としては派手さはないですが、大石・宍戸の方が良いペアだと思います。
てか宍戸も大石も5-0から簡単に逆転されるような人じゃありません。
六角D2の悪夢再び…というか、まああの試合はそれなりにハッタリも効いてましたし、原作がそうだったので上手くやってたと思います。
軽井沢合宿での桃城vs向日…は、向日が躍起になってロブあげ続けてスーパーダンクくらってたんで自業自得。
が今回は…どうしても菊丸側を勝たせるという制約があったのなら、もうちょっと最初のゲームを丁寧に描いて4-4くらいまで持って行っく。
次は鳳のサービス、このゲームをブレイクしたら一気に鳳・菊丸が有利ということで粘る大石・宍戸・奮起する菊丸。
鳳の葛藤も描きつつ何とかブレイク。
で、最後のゲームを吹っ切れた鳳がスカッド連発してキープ。
そのまま勝利、とかいう流れも作れたはずなのに。
鳳は軽井沢合宿でもまるで主役校のような扱いをされて(しかも石井作監)、今回もメインという事で恵まれてるとは思いますが、いかんせん流れが悪かったです。
折角宍戸という壁を越える意識に芽生えさせたのに。
こういう憧れの人というか目標越えというのはお約束ながら非常にデリケートなエピソードで(ヒカ碁感想で散々佐為とヒカルについて書きましたが)難しいとは思います。
が、逆にしっかり描けば良い話になるポイントだったのに。
宍戸と鳳は一歳違いの先輩後輩で、二人ともまだ伸び盛りだし師匠越えほど厄介なモノでもないですしね。
演出は良かっただけに残念。
というか、演出で持っていたと思います。

まあ、池田監督みたいに細かく発注して更に自分で直しちゃうタイプは誰にシナリオ書かせてもそう大差ないんですが。
おそらく浜名監督はそういうタイプではない。
というか最近製作時間が危ういと思いますし、シナリオ会議で長々ダメだししてる時間もないのかもしれない。
そうなるとやはり各ライターの腕にかかってるわけで…。
高橋さん!試合書くの向いてないからギャグメインだけにして…!
Aパートの荒井様とかは得意分野でしょうから、良かったですけど。

まあ脚本はいわゆる叩き台でコンテマンが直してるんでしょうけど、直してこれだったんでしょうから…ね。
てかさっきも言いましたけど制作がギリギリで慎重に直す時間なかったっぽいですし。

もうちょっと良いライター付けて、二週くらいに分けて描いて欲しかったです。どうせなら。


青は藍より出でて藍より青し。
引用とは手塚、お前は押井ファンか!

さて、一方アメリカの少年。

石田ーー!?

何なんだこのメリケンのガキャ…いやお子様は!

今度は不動峰かい。
しかも他校生に伝言頼んでどうする。

ああ、波動球はパクられまくりだわ謎の少年にやられるわで石田哀れ…。

あのケビンて子、学校破りやってるんですか?
ひょ、ひょっとして千葉に乗り込んだりしませんよね?
いやー、剣太郎ー、バネちゃーん!
立海はまともな人格の人が残ってるから門前払いしてくれそうですけど。


菊丸が、大石と試合するの楽しいと言ってましたが…これは六角のメンツでもそうだと思います。
笑いながら血みどろの激戦繰り広げてくれそうです。
バネちゃんvsダビデとか。お互い全く引く気ゼロでしょうし、他のメンツもそうですよね。
まあ、原作佐伯はアレな感じですがアニメの佐伯はコートの上では怖いので(すぐヘタレますが)彼も仲間と戦ってもまったく引かないでしょうね。
裕太と観月とかならドラマになりそうかな…?
全く遠慮する気ナシの観月とちょっと戸惑う裕太、と。


CM。
先週ガサラキのCMは入ったのはバンダイビジュアルがスポンサーに入ってたからなんですよね。
さびしい…。


ED。
何この跡部のポージングは。
バッチリカメラ意識してるよこの人。
い、いきなり笑わせないでください跡部様。

合宿の他校メンツオンリーでしたね。

観月…物思いにふけってる様子。ていうか観月の次に切原ってカットは止めようよ(笑)
切原…やんちゃな表情が可愛い。
神城…穏やかな表情の神城君て珍しい。
佐伯…石井佐伯って初めて観たかも。格好いいですね。でも彼には夕暮れ時とかのが合ってると思います。
清純…なんですか、そのポーズは。
神尾…これ、ストテニ場の下…?
連二…アンニュイ柳。データマン二人ともアンニュイだなぁ(^^;
宍戸…鳳とセットにされて枚数削減に貢献してますね(涙)
伊武…こ、これは…飯塚原画かな?石井さんっぽくない。あんま直してないとみた。

梶本…うわ、憂いた表情が物凄い似合ってる。改めて、梶本君てすっごい美形ですね…。

サビから動画になるという演出もいい感じ。
こういう日常の一コマという浜名演出好きです。

双子…この二人は一緒だからこそ魅力的になった感じ。動いてるからかなぁ、可愛いですね。
でも淳君…だから制服にハチマキは(略)

天根…短っ!でもこうしてみるとダビデって佐伯より雰囲気あるなぁ、カッコイイ。

忍足…えらいのんびり歩くなぁ、ダビデを見習おうよ(笑)
樺地…跡部がとなりにいなくて電車に乗ってる樺地って凄く新鮮。
裕太…うーん、やっぱり制服似合ってないなぁ。
若人…アイドルなんだからもっとアップでお願いします。 でも好きなカットです。
真田…ドアップかよ!

雰囲気は「風の旅人」に似てますね。演出が。
青酢のときより好きかなぁ…とにかくSAKURAから変わってくれてよかった。

提供。
久しぶりだね森!内村!桜井!(不動峰)
石田を励ます橘大将、いいですね。
必死に言い訳する荒井様…(笑)
寝るジロー、からかい気味に励ます向日、いつもあのポーズを崩さない滝君。
悔しそうな日吉。
てか、氷帝っておかっぱだらけだなぁ(^^;
今日は提供カットまで演出良い…ホントシナリオが勿体なかった。
作画も飯塚さんでキレイでしたしね。

次回。
アニメ最強のネタキャラコンビ、観月・海堂がペア…!?
うわ、これは趣味だなトランスアーツ(笑)

慎也とバ…いや赤澤がー!
何さらすんじゃこのメリケンのガ…いやお子様は。
うわぁ、赤澤までこれじゃ剣太郎とバネちゃんもアレな扱いされかねない。
ガ…いやケビン君、千葉には行かないでね。
しかし、赤澤(日吉)、柳沢(荒井)だから負けたのかな…ひょっとして(苦笑)
さらに山吹まで…よし、亜久津、いけ、私が許す!(何様)

食堂の影から覗く手塚は一体…怖。家政婦は見た・手塚バージョンですか。

しかし手塚班ってやっぱり出番多いですね、主役がいるだけに。
梶本君合宿編皆勤賞?

あ、そうだ。
今日は七夕でちょっと遅れてしまいましたが彼の誕生日だけは覚えてました…!
山吹の部長の南君、お誕生日おめでとう!
リアルテニス世界でも15歳だよなぁ…、南だから7/3なんですよね、きっと(^^;


2004年07月08日(木)
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