最近、夫から「しまっちゃうおばさん」と言う呼び名を付けられてしまった。
なんでもかんでも片付けたがるから「しまっちゃうおばさん」なんだとか。その通りなのでぐうの音も出ないのだけど、なんだかなぁ。私が「しまっちゃうおばさん」なら、夫は「置いときたいおじさん」だと思う。夫は何でも保管しておきたがる。結婚してからは私が口うるさいので、夫の保管癖は随分とマシになったと思うのだけど、それでも私からすると忌々しく思う事が多々ある。夫は夫で「しまっちゃうおばさん」の片付け癖を忌々しく思っているに違いない。
私が「しまっちゃうおばさん」になったのには理由がある。
もともと片付けは好きな方だったけれど、娘にハウスダストのアレルギーがあると知ってからは、出来るだけホコリの無い家にしたいと努力している。熱心に掃除するのが1番なのだけど、まずは「ホコリがでにくい家」にするのが最良の道。ホコリが出にくい家……それは物が少ない家なのだ。
……とは言うものの、家族で暮らしていると「少ない物で暮らす」なんてのは幻想なのだと思い知らされる。なかなかインテリア雑誌のようにはいかない。子どもが持ち帰った図画や工作は飾ってやりたいし、本も玩具も定期的に処分してはいるもものの、ジワジワと増えてくる。
夫が「しまっちゃうおばさん」なんて言うものだから、最近では物を片付ける時は「しまっちゃお……しまっちゃおぅねぇ……」とひとりごとを言うようになってしまった。スッキリ・サッパリ暮らしたいのに、それってなかなか難しい。「しまっちゃう」には時間も体力も必要で、生きるエネルギーの全てをそこに突っ込む訳にいかない以上、ある程度の妥協が必要になる。
しまっちゃうべきか、しまっちゃわないべきか。それが問題。
私が理想とする「ホコリのでにくいスッキリした家」への道は遠く険しそうだけど、挫けることなく、しまっちゃっていこう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。