2001の7月からはじまった愚弟の手術が完結した。
今回の手術は、形成手術&患部の状態が良ければ腱の移植の予定で
患部の状態が悪ければ、あらためて腱の移植ということだったのだが
愚弟の腱は移植できるような状態ではなかったらしく
移植をしないまま、形成手術のみで完結に至る。
正直なところ、たいそうがっかりした。
私の中では「いっきに腱の移植」か「再手術」しか頭になくて
「移植の出来ない状態」なんて局面は想像だにしていなかったのだ。
もちろん、その可能性があるのも分かっていたのだけれど
なんちゅうか……上手くいくことしか考えていなかったから。
とんだ極楽頭と言ってしまえば、まったくもってその通り。
あまり喜ばしい形での完結ではないが、とりあえずは一段落である。
今後の予定としては、義指を作って、リハビリをして
夏頃か、遅くても秋までには社会復帰……ということになるらしい。
1日でも早く、愚弟の治療が終わることばかりを考えていたのに
こういう形でとなると、手放しで喜べない自分がいる。
私がずっと望んでいたのは「1日でも早い解放」ではなかったのかも知れない。
いまさら、そんなことに気付いたところで、なんにもなりゃしないのだが。
とりあえず。まだ全てが終わった訳ではない。
最終目標は愚弟の社会復帰なので「めでたく完結」と言うには早いし
とりあえずは今回の入院が終わらないことには次のステップにもすすめないので
気落ちしている場合ではないんである。
駄目なものは駄目だと、しっかり受け入れていかなければなぁ。
それにつけても、ここまで手を尽くしてくれたドクターには感謝にたえない。
事故で運ばれた病院でトラブって、なかば神頼みのように駆け込んだのを
快く引き受け入れてくれことからはじまって
本当に親身になって、ここまで治療してくださったのだから。
まだゴールは先だけど、愚弟は本当によく頑張ったと思う。
乙女な母も、私も、ひねくれることなくスクスクと頑張った。
今回ばかりは、褒めてあげてもいいんぢゃないかと思ったりする。
だけど、脱力しちゃった。まいっちゃったなぁ。もう。
とりあえず今日の日記は、これにてオシマイ。