白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2012年05月10日(木) 雑誌の世界。

今日は用事があって自転車でちょっと遠くまで足を伸ばしてきた。

我が家は火災保険には加入しているのだけど、今まで地震保険には加入していなかった。先日、火災保険を見直しした時に「いい加減ちゃんとしておこう」って事で、その手続きなど。同じ市内なのだけど行動圏内でなければ色々と珍しい発見が多くて、道中に小洒落たパン屋を発見。朝食用のパンを買おうと立ち寄ってみた。

そのパン屋はカフェも併設されていて『天然生活』とか『クウネル』といった雑誌に出てきそうなお店だった。中をに入ると、これまた雑誌に出てきそうなナチュラル系の服装にガッチリ身を固めた若い奥様達がランチをしていて「雑誌の世界って本当にあったんだ!」と感心してしまった。

私は図書館に行った時、小説や実用書以外に雑誌を1冊借りてくるのだけど、雑誌を眺める時は「なんちゃって」な雰囲気を楽しみたいので、現実離れ出来るよう、夢を見させてくれそうな物を選んでいる。私にとって雑誌の中の世界は作り物の世界に過ぎなかったので、こんなに身近に雑誌の世界を再現している空間があり、その世界に浸っている人がいることに心底驚いてしまった。あのテの世界は経済的に余裕のある人だけが遊べる世界だと思っていたのだ。

ちなみに私は朝食用の食パンを1斤買って帰宅した。

そんなこんなで帰宅してから学生時代に甘味処で皿洗いのバイトをしていた時、休憩場所に『家庭画報』が置いてあった事を思い出した。『家庭画報』は「お客様をお迎えするための気品あるテーブルセッティング」とか「上質なシルクに包まれて眠る夜」とか「気軽にパリの休日を」なんて特集が組まれるようなセレブ雑誌で、甘味処で働いていた主婦達にはまったく役に立ちそうもない情報しか載っていなかった。なのに『家庭画報』はその職場で愛されていて、いつも休憩場所のテーブルに置かれていて、誰かが眺めていようだった。学生だった私は「どうせなら、もっと生活に役に立つ雑誌を見ればいいのに」と思っていたのだけど、今の私になら、あの場所に『家庭画報』があった理由がよく分かる。

……と、昔語りはこの辺にして。

今日の大阪はとても肌寒かった。明日も肌寒いらしいのだけど、明日は娘の幼稚園は創立記念日でお休み。お天気が良ければお弁当持ちで近くの公園にでも行こうと思っていたのだけれど、何をして過ごしたものかなぁ……なんて事を考えつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2011年05月10日(火) 意地悪。登園バスで。ホットカーペット。
2010年05月10日(月) 自分にイライラ
2008年05月10日(土) ツマラナイ雨の日
2007年05月10日(木) 7割生活
2005年05月10日(火) 新しい朝。
2003年05月10日(土) 母キレル
2002年05月10日(金) むしろ恨めしいのです。

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