白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2007年05月10日(木) 7割生活

悪阻最盛期の頃……「悪阻が抜けたら、やりたい事リスト」を頭に描いていてニヤニヤするのが心の支えだった。それなのに悪阻が抜けた今、リストアップした事はほとんど実行出来ていない。

私はよほど、お気楽気質なのか「悪阻が抜けたら妊娠生活は薔薇色」だと思い込んでいた。年長の女達は口を揃えて「悪阻が抜けたら吃驚するほど元気になるよ」と励ましてくれていたので、馬鹿みたいに素直に「そんなものか」と思っていたのだ。だが、いざ蓋を開いてみると想像とは全然違っていた。実際、随分と楽になったことに間違いはない。だいたいからして食事が美味しいってだけで幸せなのだ。が、疲れやすくて思うように動けず「日々の定番作業」以外のことに費やす余裕など、どこを探しても見当たらない。

そんな事を出産経験者に話したら「そんなの当たり前。妊娠中は7割くらいの稼働率だと思っておきなさい」とのこと。「そんなの聞いてないよぉ。話と違うぢゃないか」なんて愚痴ったところで詮無い話。「妊娠中はそんなもん」と諦めて地味に暮らすしかないようだ。

あぁ……思えば今までがエネルギッシュ過ぎたのかも知れない。現に今だって仕事は行っているし、家事だって「そこそこ」レベルにはこなしている。ただ「猿夢中で仕事や家事に勤しむ」ってのが出来ないとか「余力を趣味の時間にぶっ込む」なんて事が出来ないだけなのだ。今日も夫は夜勤でいないので、夜はのんびり自分の時間を楽しめる……はずなのだけど、これを書いたら入浴してさっさとベッドに入ろうと思っている。

しかしながら「7割くらいの稼働率」ってのも仕方の無いことなのだなぁ……とは思う。お腹も順調に大きくなっているし、胸もかつて無いレベルで張っている。身体のあちこちが変化している上に、お腹の中ではもう1人暮らしているとなれば、今までより少しパワーダウンするのも当然のこと。これは極めて幸せな不満なのだと思う。

今週は久しぶりに新刊本を購入した。いしいしんじ『みずうみ』など。新しい本を手にしたのは久しぶりなので嬉しくってしょうがない。週末はこいつをお供にするつもり。明日の定期健診にも持っていくぞ……と楽しみにしつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2005年05月10日(火) 新しい朝。
2003年05月10日(土) 母キレル
2002年05月10日(金) むしろ恨めしいのです。

白蓮 |MAILHP