書こうと思っていたのに書きそびれていた先の黄金週間での出来事。
子供の日の夕方、テレビで『ジャングル大帝』のアニメが放送されていた。丁度夕食の支度の時間だったので、娘が喜ぶかと思って観せてみたら、娘はすっかり気に入ったようなので、そのままテレビを観せながら私は夕食の支度など。娘はしばらくご機嫌で観ていたのだけど、話の途中で「大変なことばかりが起こる」と号泣。ジャングルるで疫病が流行って主人公の母親が死んだり、その他も色々と困難続きだったらしい。娘にはそれが耐えられなかったようなので、視聴を中止して録画していた『おさるのジョージ』に切り替えた。
私は娘の母親だけど、彼女の地雷がいまだ分からないでいる。
以前は『おやゆび姫』で泣かれてしまった。娘はモグラと結婚させられそうになる場面で泣き、ハッピーエンドのラストでも「おやゆび姫はどうしてお家に帰れないの? どうしてお母さんのところに帰れないの?」と号泣。あの時も慰めるのが大変だった。
私と娘は嗜好の上ではまったくもって対極にいる。
私は娘くらいの頃、すでにアンハッピーな物語が大好きだった。姫系の童話では人魚姫が好きだったし哀しい物語も「どんと来い!っ」て感じだった。そういう物に触れて哀しくない訳ではなかったのだけど「だが、そこがいい」と幼児ながら思っていたのだ。母娘でもこうまで違うものだなぁ…と思うと同時に、自分と違う感性を持っている娘を愛しく思った。
その話を実家の母にしたところ、意外な反応が返ってきた。実家の母はたった一人の孫である娘を溺愛しているので、てっきり「なんて可愛い」と言うと思っていたのだけれど「そんな事では困る。まぁ、白蓮の育て方もあるんだけど……」と全否定。実家の母の言い分によると、娘は辛い事や苦労した事が無いから心が弱い。そんな事では困る。と娘の様子を全否定。我が母ながら唖然とした。
実家の母は4歳児に何を求めているのだろう? 娘が辛いことや苦労に立ち向かっていくのは、まだまだ先の話だ。むしろ今はたっぷりと甘えさせて「大変なことが起こった時」に立ち向かっていく力を蓄えておく時期だと私は思っている。
実家の母の話を聞いて「どうりで私は母と一緒にいて、しんどかったはずだ」と納得した。出来ることなら私は娘にとって、一緒にいて安らげる母になりたいと思う。
……と。この話はここまで。
昨日は思い切り沈んでいたのだけれど、おかげさまで浮上することが出来た。日記を書いたのも良かったし、娘を寝かしつけた後でじっくり本を読むことが出来たのも効いていると思う。ともかく浮上できて良かった。風邪も抜けてきたし良い感じ。大阪は1日中パッっとしないお天気で、娘が午前中保育と言うこともあり、今日は思うように家事が出来なかったのだけど、体調も回復してきた事だし明日はキリッっと頑張りたいなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。