白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2010年05月09日(日) いまだ慣れず。

この週末は娘が病み上がりだったので、地味に過ごした。

土曜日はスーパーに買い物に行ったり、公園や図書館へ行ったり。言うなれば「お父さんのいる平日」ってところだろうか。夫がいる以外は普段と何一つ変わらない1日だった。娘はまだ咳が残っているものの、それ以外はすっかり元気。久しぶりの「お外」を全身で満喫していた。最近、走るのが早過ぎて困る。

そして本日、日曜日は娘の幼稚園見学のための「上靴」を買いに出掛けた。ついでに大型ショッピングセンターまで足を伸ばして紅茶を購入。紅茶に凝りまくった時期もあったけれど、最近はもっぱらダージリンとアールグレイを買う程度。気が向いたら季節物を買うこともあったけれど「やっぱり定番が美味しい」ってところに行きついた。日々、地味に暮らしている我が家にとって紅茶と本は贅沢品だが欠かすことの出来ないアイテムだ。

地味ながらも良い週末だった。

お昼間、トイレの便座に座っている時、ぼんやりと夫と娘のやり取りを聞きながら「あぁ…私は結婚していたんだなぁ。しかも、娘までいる……」なんて事を、他人事のように思ってしまった。トイレに入っている時って、不意に意識が飛ぶことがある。独身時代…仕事しかしていない時期にも「あぁ…私はどうしてこんなところで働いているんだろう?」と、思ったものだ。結婚して足掛け5年。娘が生まれて2年。もう、いい加減、既婚者であることも、母親であることも「当たり前のこと」として受け入れていいはずなのに、いまだ慣れていない自分がいる。今日は「おかあさ〜ん」と娘がトイレの扉を開けて入ってきて、ハッっと我に返った。

実際のところ、自分の置かれた立場に慣れきっている人って、どれくらいいるのだろう? それとも、世の中には自分の置かれた立場に慣れている人の方が多いのだろうか? その辺の人を片っぱしから捕まえて聞いてみたい……と、いつも思う。

今日は母の日ってことだけど、娘はまだ「お母さんありがとう」なんて言ってくれる年ではない。むしろ私の方が「お母さんでいさせてくれてありがとう」と思う。

先週は半ばから娘の発熱に振り回されて、何かとくたびれたけれど、今週末はのんびり過ごさせてもらったので、心身共に回復したと思う。娘も元気になったことだし、明日からまた頑張ろう……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2008年05月09日(金) 娘のお手伝い
2006年05月09日(火) 懸案事項
2005年05月09日(月) ロバの耳。
2004年05月09日(日) 顔が濡れて……
2003年05月09日(金) 通勤の技術。
2002年05月09日(木) 複雑な心境。

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