娘の幼稚園用の靴下に穴が開いた。
靴下に穴が開くくらい元気に遊んでくれたのだと思うと誇らしい。「新しいのを買ってくるね」と娘に言ったら、娘は「修理してちょだい」と言う。
物を大切にするのは良いことだけど、いまどき穴の空いた靴下を繕って履かせるのはなぁ。しかし娘の中では「壊れる→修理」は当たり前になっているらしい。玩具も、靴も、大抵の物は私に頼めば修理してもらえると思っている。娘がどうしても修理して欲しいと言うので、靴下の穴は繕って履かせることにした。
1人娘に新しい靴下も買ってやらない鬼母ではないって事を強く主張したい。
まぁ、だけど私にも分かっているのだ。娘の言っていることの方が正しいってことくらい。物は大切に使った方が良いに決まっている。「娘には見栄えの良い物を身につけさせたい」と言うのは親の見栄だ。いつか娘も周囲に対して見栄を張るようになるだろうけれど、それまでは娘の希望通りにしようと思う。
西村賢太『寒灯』を読んでいる。この作家さんは、なんかいい。軽く無頼派の匂いがする。嫌いな人も多そうだけど、私は「それしか出来ない。それしか取り柄が無い」人が好きなのだ。切羽詰まった感に酔いしれてしまいそう。
ここ数日「書きたい欲」が停滞中。色々と感じることは多いのだけど、外に出す気になれずにいる。ちょっと発酵が足りない感じ。書きたいことは充分発酵するまで放置することにして、とりあえず今日の日記はこれにてオシマイ。