娘、登園3日目。今日も泣きながらバスに乗った。
しかし娘はドヤ顔で帰宅。「今日は泣かなかった!」と自慢げ。娘が言うには「バスに乗る時は泣いたんじゃなくて、ちょっと声を出してしまっただけ」とのこと。どうやら娘にとって泣くと言う行為は涙と鼻水を流しまくることであって「ほろり」と涙が出たり「お母さ〜ん」と泣きを入れたりすることは含まれないらしい。よって娘の公式記録としては「今日は泣かなかった」となるようだ。政治家並みの解釈に驚かされる。
そんな娘は顔に大きな傷をつけて帰ってきた。思い切り走っていて転んだとのこと。「転んだけど泣かなかった。平気だった」と娘は自慢げに報告してくれた。担任の先生からも電話があったのだけど、むしろ元気に遊んでくれているようで嬉しく思っている。バスでは泣いてしまう娘だけれど幼稚園自体は楽しいようだ。今日も靴下が泥んこだった。娘は「明日も泣かない」と力強く断言。お手並み拝見といきましょう。
原発の事は「騒いでも仕方がない」という気持ちから、日記にはあえて書かないようにしていたのだけど、余震だの「レベル7」だの、追い打ちをかけるような話ばかりで言葉もない。もし私が福島県民だったら、どう感じただろう……と思うと胸が痛む。人を恨んだり、呪ったりするのは悪い事とされているけれど、私が福島県民だったら、そういう感情に押し潰されてしまうんじゃないかと思う。引き続き自分の出来る範囲のことはするつもりだけれど、お金以外のこととなると、正直どうしたら良いのか分からない。お金で買えない物の穴はどうやって埋めたら良いのだろう……。
しかし私の生活は実に淡々と進んでいる。家事をしたり、娘を幼稚園へ送り出したり、娘と遊んだり。義母のことが落ち着きつつあるので、少しばかり本を読む余裕が出来てきた。当面の目標は、今の生活サイクルに慣れることと、自分自身の身体のメンテ。少々医療費がかかってしまうけれど、長い目でみれば大切なことだ。明日は久しぶりに特別な予定の無い日なので、娘が幼稚園に行っているうちに図書館へ行ってこようと思う。1人で図書館へ行けるなんて嬉し過ぎるなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。