白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2011年02月08日(火) 苺のチョコレーテフォンデュ

娘は今日、何をやっても駄目な日だった。

先週末からの鼻炎でイマイチ調子の良く無い娘。今日は午前中、買い出しの後に耳鼻科へ連れて行った。娘は病院が平気なタイプ。診察も注射も点滴も泣かずに出来るのだけど、耳鼻科で鼻の穴に器具を入れられるのだけは苦手みたい。「もうお鼻治ったから、お鼻の病院へ行かなくてもいいよ!」と強く主張していたが、なだめすかして連行した。

……当然、娘は耳鼻科で大泣きした。

ちょっと長引いているものの、鼻水に色がついて堅くなってきているので治りつつあるのは間違いなそう。「よく我慢したね」と帰りに100均で塗り絵を買って帰宅した。

昼食後は自転車で図書館へ行ったり、自宅で絵本を読んだりして過ごしたのだけど、娘はトイレでスカートを濡らしたり、自分で転んで柱の角に額をぶつけたり、やることなすこと裏目に出ていて、傍で見ていても気の毒なほどだった。もちろんテンション下がりまくり。仕舞いには不貞腐れてゴロゴロ。

あまりにも可哀そうだったので、娘の気持ちが晴れるようなオヤツでも作ろうと思ったのだけど、思い立ったのが遅過ぎて凝ったオヤツは作れそうにもなかった。ふと冷蔵庫に戴きものの苺と、私の心の友であるチョコレート(自分用に板チョコを切った物を小さいタッパに入れて常備している)があることを思い出して、苺でチョコレートフォンデュを作ることを思い立った。

器にチョコレートと牛乳を入れてレンジで溶かし、苺を娘が一口で食べられる大きさに切って楊枝に刺したものを作って、不貞腐れている娘に見せた。「今日は素敵なおやつを作るよ」と娘に作って食べさせたところ……娘の機嫌が一発で治った。「これ、すごく美味しい! 苺チョコレートだねぇ!」と娘。苺3個分のチョコレートフォンデュはアッと言う間に無くなった。私も味見してみたけれど、なんて言うか……すごく美味しかった。

実は私。チョコレートフォンデュを食べるのは初めて。今まで「果物にチョコレートを付けるだなんてけしからん!果物の美味しさを殺してしまうじゃないか」と思っていて、食べようとしなかったのだ。でも……チョコレートフォンデュは想像以上に美味しかった。果物自体の味を楽しむなら、生が一番だと思うのだけど、あれはあれでアリだと思った。チョコレートフォンデュが巷で流行っている理由も今なら理解出来る。

チョコレートフォンデュで気を良くした娘は以降ご機嫌で過ごしてくれた。「チョコレートに何か入っていかのかしら?」と思うほど。明日は鼻炎がもう少し楽になってくれると良いのだけれどなぁ。娘も可哀そうだが、付き合うこっちも草臥れる。首と肩の凝りが半端じゃない。明日は娘にとっても私にとっても楽しい日でありますように……と祈りつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


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