2009年冬至。今日は南瓜を食べて柚子湯に浸かった。
所帯を持つまで季節行事には鈍感だったのに、いざ自分が家の中を切り盛りするようになったとたん「やらなくちゃ」とか「やらねば」と言う使命感に突き動かされるようになった。
実家の母は季節行事に頓着しない人で、クリスマスとお誕生日だけは押さえていたけれど、それ以外の事となると世間が騒いでいても「ふ〜ん」と我関せずを貫いていた。そのせいか私は子供の頃から、季節行事をキッチリ押さえているご家庭に憧れていた。季節行事に執着するようになったのは、その辺が発端なのかも知れない。
冬至に南瓜を食べて柚子湯に浸かると風邪をひかないと言われているけれど、今日は娘の新型インフルエンザの2回目の予防接種だった。娘は南瓜を食べて、柚子湯に浸かり、予防接種を受けたことになる。風邪をひかずに、この冬を乗り切ってくれたら嬉しいのだけどなぁ。「風邪をひかずに」などと贅沢なことは言わない。大きな怪我や病気に見舞われなければそれで充分幸せだ。
私も娘と一緒に柚子湯に浸かったのだけど、柚子の良い香りがお風呂に充満していて、いつものお風呂よりものんびり出来る気がした。自然の香りってありがたいなぁ。入浴剤も好きだけど、やはり本物の香りには叶わない。昔の人の知恵って馬鹿にしたものではないと思う。
冬至とクリスマスが終わったら、駆け足で今年が終わってしまう。柚子湯に浸かりながら、ふと今年1年のことを振り返ってみた。穏やかな良い1年だったと思う。このまま穏やかに年の瀬を迎えたいなぁ……と思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。