白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2009年11月27日(金) 収集癖

近頃、娘は石や葉っぱを収集するのにハマっている。

公園に行ったり、散歩に行ったりするたびに何某かのお土産を持って帰ってくる。帰宅すると上着のポケットに石ころがギッシリ詰め込まれていた……なんてのは珍しい話ではない。

先日もポケット一杯の石ころを家に持って入ると主張する娘を説得するのに随分骨が折れた。私はどちらかと言うと大雑把な方だけど、それでも大量の石ころを家に持って入られると危なくってかなわない。先日は「たくさんある石は玄関の中に置いて、家の中にはYが1番好きな石をひとつだけ持って入ろう。その代わり、その石に、お母さんが顔を描いてあげる」と言うことで母娘間における取引が成立した。娘は顔を描いた石を「石くん」と呼んで、毎日愛でている。

石に顔を描く作戦は、なかなか気が利いていたな…と思っていたら、今度は拾ってきた葉っぱに顔を描いて欲しいと言う。今日はスーパーの袋いっぱいに落ち葉を拾って帰ってきた。「1つだけ作戦」では納得してくれそうにもなかったので、カレンダーの裏に葉っぱをセロテープで貼り付けて、娘と2人で絵を描いてみた。美術用語的に言うならコラージュと言えなくもないのだけれど、そんな立派な物ではない。

秋が深まるにつれ、どんぐりだの、葉っぱだの、石ころだの、外で拾ってきた物が我が家の居間を占拠するようになっている。娘との工作は楽しいけれど、娘の収集癖は日に日にエスカレートしているので、ちょっと心配だ。お洒落な生活なんて、とっくの昔に諦めているが玄関にも居間にも娘の収集した物が我が物顔で鎮座していて、掃除をするにも気を使う。

でも、たぶんこれは「ブームが去ればおさまる」タイプの物ではなくて、娘が相当大きくなるまで続くのだろうなぁ。むしろ成長するにつれ大人の子細工は通用しなくなるだろうから、今のうちに覚悟しておいた方が良いのかも知れない。娘はきっと明日も何か拾ってくるのだろう。かさ張る物は遠慮して欲しいんだけどなぁ……などと思いつつ今日の日記はこれにてオシマイ。

左は枯葉を貼り付けて描いた絵。娘と私の合作。右は娘が愛してやまない「石くん」。娘の寵愛がいつまで続くのか、そっと見守っていきたい。






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【同月同日の過去日記】
2007年11月27日(火) 楽をする
2006年11月27日(月) 毛糸と鶏頭
2005年11月27日(日) ありがとう。さようなら。
2003年11月27日(木) 手帳を買う。
2002年11月27日(水) 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』とか。
2001年11月27日(火) 日記という名のラビリンズ

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