白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2008年12月02日(火) 選ばれし勇者

先の日曜日は義祖母の百寿のお祝へ行ったのだけど、その時に「100歳まで生きられる人って、ドラクエとかFFで言うなら選ばれし勇者のような存在だなぁ」ってことを思った。

義祖母は息子の世話になっているとは言うものの、母屋とは別の建物で暮らしているので半1人暮らし状態。足腰が弱ってきているとの事だけど、いまだに畑に出ているし、自分の食べる物は自分で作るらしい。お肉が好きとのこと。義祖母が望めば、3食昼寝付きの生活が可能な訳だが「自分の好きな物を、自分の好きなように作って食べる」のが良いらしい。

自分1人のためだけに食事を作るって素晴らしいことだと思う。

私は現在専業主婦なので毎日夫や娘の食事の世話を一手に引き受けているのだけれど、自分1人のためだったら作れないなぁ…と思う。実際、独身時代は経済的な理由から毎日お弁当を作ってはいたもものの、味よりも「とりあえず体裁が整っていてお腹が膨れたらいいや」という低レベルな意識で作っていて「自分の好きな物を作って食べる」と言えるような状態では無かった。

実家の母や、義母は2人とも夫に先立たれていて「自分のために食事の支度なんて真っ平」というタイプ。まったく台所に立たない訳では無いけれど、お惣菜をガンガン利用していて、食事に招待したり、私が作った物を持っていくと「自分で作るのは面倒でねぇ」と喜んでくれる。

義祖母は、実家の母や義母と比べててみても、食べること、生きることに貪欲だ。独立独歩と言うのだろうか。人が生きるためにしなければならないことを、ちゃんとこなしている印象がある。

生きるって当たり前のことだけど「ちゃんと生きる」って案外難しい。当たり前のことを、当たり前に出来るのが100歳まで生きることを許された選ばれし勇者なのだと思う。

義祖母を見ていると見習わなければならないことがとても多い。人生の良き先輩として学ばせてもらいたいなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。

日記の内容とは何ら関係はないけれど公園の楠。秋と言えば紅葉だけど常緑樹もいいなぁ…と思う。いつも、そこにある緑にホッっとしたりして。今日は晴天で余計にそう思った。










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【同月同日の過去日記】
2001年12月02日(日) 走ってきた師走。

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