この週末は大型ショッピングセンターへ出掛けた。
やたら涼しかったのでウォーキングがてら徒歩30分。よく知らない道を歩くのって楽しい。古くからある村を抜けて、中小工場の密集している地域を抜けて幹線道路へ。週末のショッピングセンターはサマーバーゲン中で、家族連れで賑わっていた。
用事を済ませて昼食はショッピングセンターのフードコートでとることに。テイクアウト式のうどん屋やお好み焼き屋、ミスタードーナツにケンタッキーフライドチキンなど。私達はケンタッキーフライドチキンを食べることにした。フライドチキンを食べるのは久し振り。たぶん、娘を出産する前に食べたのが最後だったと思う。
ファーストフードって吃驚するほど味が濃いのだけど、たまに食べるとけっこう美味しい。
娘が生まれるまで、私はショッピングセンターのフードコートで食事をするなんて思ってもみなかった。どうせお金を払って食事をするなら、ちゃんとしたお店で食べたいと思うし、安く済ませるのが目的なら家で食事をしてから出掛ければいいと思っていたのだ。
だけど、娘が生まれてから考えが変わった。小さな子供を連れていると「ちゃんとした店」に入るのは難しい。本当なら昼食をはさまずに行動するのが理想なのだけど、娘の生活テンポに合わせて行動すると、そうも言っていらないのだ。フードコートなら子供が泣いたり、グズグズしたりしても逃げ場があるし、テーブルを汚してしまっても自分達で処理出来るので気遣いがいらない。
しょっちゅう利用する訳ではないけれどフードコートとかファミリーレストランの存在は子連れには本当にありがたい。行動パターンも家族の形態によって変わっていく……と言うか変えていかなければならないのだなぁ。
そして私は「こういうのも楽しいよね」などと思いながら昼食をとった。安っぽい幸せに満足している自分に吃驚する。独身時代は…娘が生まれるまでは知り得なかったことだ。
娘がもう少し成長して「ちゃんとしたお店」に気兼ねなく入れる日まで、しばらくフードコートのお世話になるのだと思う。フードコートを卒業出来る日を楽しみにしつつ今日の日記はこれにてオシマイ。