ここ数日、お散歩日和が続いている。娘を連れて散歩するため、寒い時期はスーパーに行くついでに遠回り…というパターンが多かったのだけど、ここのところ目的地を決めずに出掛けることが多くなった。
街中ではなく田畑の広がっている地域を歩いている。冬の間は風を遮るものが全く無いので敬遠していた場所なのだけど、暖かくなってきたのでその心配も無くなった。人の多い場所を歩くのも、それ相応に楽しいけれど散歩はやはり自然の多い場所の方が断然楽しい。
畑にはまだ何も植えられていないのだけど、育ち過ぎた大根が地面からニョロリと長く突き出していたり、ナズナが咲いていたりと案外賑やかだ。今日は雑草の茂った畑に首の長い鳥がキーキー鳴きながら遊んでいた。(本当は遊んでいたのではなく餌を捕っていたのかも知れないが)しばらく立ち止まると、独特の鳴き声が気になるらしく、娘は熱心にその様子を眺めていた。
娘を連れて散歩をすると、娘の目線に合わせて歩くので自然と立ち止まる回数が多くなる。鳥を見たり、花を見たり。そういえば私も子供の頃は所在無くブラブラ歩きをしたものだ。草を摘んでみたり、小石を蹴っ飛ばながら歩いたり。他所のお宅の庭を眺めたり。何度となく立ち止まりながら娘と散歩していると、自分が子供返りをしているような錯覚に陥る。
そう言えばそろそろ白い木蓮の花が咲くなぁ。今年は娘と一緒に見上げるのだと思うと幸せでならない。いつか娘に「お母さんが1番好きな花なのよ」と話をすることもあるのだろう。娘とお喋りするようになるのが待ち遠しいなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。