連休中の話。楽しくなかったこと、その1。
雛人形を飾った日、大阪は雪が降っていた。雪なんて滅多に積もることのない大阪に雪が積もるだなんて大事件。ウィークディなら通勤に支障を来たして大変だけど、週末だったので自宅で暢気に雪見など。暖かい部屋で中国風白菜鍋、偏炉(ピエンロー) を突付きながら、のんびりと夕食など。
「娘をお風呂に入れて寝かし付けたら、あとは大人のまったりタイム」となった時、私の携帯が鳴った。乙女な母からだった。「具合が悪いから来て欲しい」とのこと。手足が痺れ、息が苦しいとのこと。電話の声からしてただごとでは無さそう。この冬1番の寒い夜に生後4ヶ月の娘を連れ出す訳にもいかないので、夫に娘を託して実家へ急いだ。
乙女な母はグッタリと横になっいた。「息が出来ない・胸が苦しい・手足が痺れる・寒い」と訴える。今すぐどうこう…というレベルではなさそうだったが、これはちょっとヤバいぞと、救急車を呼ぶ。救急隊の指示に従い掛かり付けの病院へ電話。掛かり付けの病院へ搬送されることとなった。乙女な母は救急処置室へ。私は外出中の愚弟と夫に状況報告。愚弟は小1時間ほどして病院へやって来た。
乙女な母は60歳。そんな年では無いけれど、何があってもおかしく無い。入院・手術等は覚悟しなくては…と思っていたら、看護士さんに処置室へ入るよう言われた。
乙女な母は……過呼吸だった。
今まで過呼吸にかかった事が無かったため、余計にパニックになってしまったらしい。過呼吸だと分っていれば私も救急車を呼ばずに処置出来たのになぁ。適切な処置をすれば救急車を呼ばなくて済んだのに…と反省。「手足が痺れる・胸が苦しい」などと言われたものだから、別の病気を連想してしまっていた。ちなみに原因は不明。とりあえず良かったね…と言うことで、乙女な母を連れて愚弟の車で実家へ帰った。
帰宅したら娘は夫がお風呂に入れて、哺乳瓶で冷凍母乳を飲ませて寝かしつけてくれていた。それなりにおりこうだったとのこと。しかし、眠る時にお乳が無くて私がいない……という異常事態に興奮したのか、その夜は珍しく夜泣きが酷くて大変だった。
少し残念だったのは、
いざと言う時のために用意していたまとまった現金(へそくりに非ず)を、こんな形でデビューさせてしまったこと。本当なら夫がピンチの時、山内一豊の妻のように「こんな事もあろうかと」と出したかったのだけど。「とりあえず家にあるだけの現金を……」という夫に「大丈夫。こういう時の用意はあるから」とサラリと出してしまった。夫は「へぇ。なるほど。用意がいいなぁ」と思ったとのこと。
吃驚させられたが、今回は大したことが無くて良かった。と思うと同時に、今後はこういう事(もっと大変な事)もあるだろうなぁ…と改めて思った。とりあえずは良かった…って事で今日の日記はこれにてオシマイ。