先日、ダイニングテーブルをリサイクルショップに引き取ってもらった。
夫は1人暮らしが長かったため、たいていの家具は揃っていたので、結婚した時も新しい家具はほとんど買わなかったのだけど、ダイニングテーブルは数少ない自分達で選んだ家具で、天板がガラス貼りで、ちょっとお洒落なデザインだった。本当のことを言うと手放したくは無かった。しかし、娘が産まれてからは居間のちゃぶ台で食事をするようになっていたし、何よりも娘が動き出すまでに家の中を危なくないように片付けるため、ドナドナを歌いながら涙を飲んで手放した。
ダイニングテーブルが無くなった台所はガラン広くなってしまった。台所は我が家で1番広い場所となり、一休さんのように床掃除をすることが出来るようになった。「それにしても広くなったなぁ、珍念」と夫。「えっ、珍念さんはO(夫の名前)さんでしょ?」と私。「まさか自分が一休と思ってる訳?」などと軽口を叩きながら、夫と2人で安国寺の小僧さんのように台所の床を磨いた。
この連休はホームセターへ出向いてカラーボックスを2つとカラーボックス用の引き出し買い、広くなった台所に置いて娘の玩具置き場を作った。「子育て中の家族が住む家」と書けば聞こえが良いが、別の言い方をするならば「所帯臭くなった」とも言える。お洒落生活からは遠ざかってしまったけれど、娘がある程度成長するまでは、娘主体の生活をしていきたいと思う。
お洒落な家作りは娘が成長してからでも遅くないのだ。
家というのは家族の形態によって変化していくのだなぁ。いままでは子供のいない共働き夫婦が暮らす家。これからは夫婦と子供が暮らす家。そしていずれは老夫婦が暮らす家になっていくのだろう。家は家族で暮らす場所なのだもの。家族が住み良い場所でなければ。
娘が動くようになるまでに片付けたい箇所は他にもあるので、少しずつ片付けていこうと思う。こういう用事ってけっこう楽しい。娘が安全で、なおかつスッキリ暮らしやすい家を作っていきたいなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。