白い木蓮の花の下で ~逝くときは白い木蓮の花の下で~ 目次|過去|未来 【検索からお越しの方へ】
日曜日の朝、3連休を前にして私はいつになく機嫌が良かった。 火曜日、水曜日、そして祝日が休日……という勤務体制の私にとって 祝日は「土日休み」の友人と逢える貴重な休日。 ましてや「はっぴい・まんでぃ」3連休ともなると幸せはさらに倍。 なのに。 ご機嫌で出勤した私は電車の中で気分が悪くなってしまった。 「あちゃぁ。食事後の猛ダッシュがアカンかったかなぁ」 などと思いつつ、その日は相棒のCADオペレーターが欠勤届を出していて どうしても、出勤する必要があったし まぁ、それほど大した事どもなかろうかと気にせず出勤した。 最初は「気分悪りぃ」だけだったのに「頭痛い」が加わり「咽喉痛い」が加わり 「背中に子泣き爺か、おんぶおばけが乗ってる?」という重たさが加わり 「なんだか身体の節々が痛いんだなぁ」ということになって はじめて「私って風邪ひいたのかも」ってことに気がついた。 最悪だった。 仕事は山積みで早退なんて出来やしないし 気分が悪くて食事どころでしないし 「祝日の予定」はキャンセルしなくちゃならないし それでも、ど~にか、こ~にか、仕事だけは済ませて帰路についた。 職場を出ると。 若草山では恒例の「山焼き」がはじまっていた。 京都の大文字焼きは雅やかな趣があって良いが 若草山の山焼きは、豪快で、勢いがいって、とにかくスゴイのだ。 私にとっては3回目の山焼きだったが もちろん、山焼き見物どころではなかった。 「熱出てる……絶対。こんだけしんどくて、熱なかったら気ぃ悪いし」 「奈良盆地で行き倒れは嫌やぁ。どうせなら大阪で…って大げさ過ぎか?」 1人でボケ・ツッコミを展開しつつ、自分を励ましつつ帰宅。 はたして熱はあった。 7度5分ほどの熱で高熱というほどではなかったが なんとなく満足した。 流石に3度の食事の次に好きなPCを繋ぐ元気もなくて 食事をして、薬を飲んで、布団に直行。 うつら、うつらと、まどろみつつ 熱がある時は、なぜか頭の芯が冴えてしまうので くだらないことを考えつつ 暇にまかせて体温を測ってみたりして ↑それでも最高体温は8度程度だった。 その夜を地味に寝て過ごした。 翌日の今日も1日寝て過ごした。 薬と休養のおかげで、ちょっとだけ復活。 「風邪みたいなで日記は休みます」などとわざわざ書いたのに 私は毎日「明日付の日記」を書いているので 日記的には「休み」になってないよなぁ~ ……と、また1人でボケ・ツッコミを入れてしまった。 明日は寝て過ごさないまでもゴロゴロ過ごす予定。 「はっぴい・まんでぃ」は、ちょっと「あん・はっぴい」だったが 風邪はこじれることなく落ち着きそうなので それだけでもヨシってことで、納得する。 風邪レポートを書いたところで、今日の日記はこれにてオシマイ。 |