昨年、夫に編んだ帽子がヨレヨレになってしまったので湯のしをして編みなおすことにした。
今回編みなおす夫の帽子は、編み物をはじめたばかりの時に作ったもので、いまひとつの出来だったと言うことに加えて、通勤時バイクを乗る時、ヘルメットの下にかぶっていたためヘルメットをかぶる度に引っ張られて、少し伸びてしまったのだ。ヘルメットの下にかぶっているならサイズが緩くても気にならないのだけど、夫は昨年末からバイク通勤を止めて普通に帽子を被るようになったため、帽子の不恰好さが目につくようになっていたのだ。
1度編んだ毛糸をほどいて湯のしをして使うだなんて、年輩の方の話で聞いたことがあるだけで、実際にいるのは初めての経験。困った時はグーグルに聞け…って事で、湯のしの方法を調べてみた。毛糸を解いて束にして、熱いお湯にくぐらせて、陰干しすれば良いとのこと。早速、湯のしにチャレンジした。解いた毛糸は編み癖がついてグルグルになっているのだけれど、湯のしをした後は元通りの「編みやすい毛糸」の状態になっていた。
湯のしなんて馴染の無い作業だけれど、調べてみると『湯のし器』なんて器具もあるそうで、昔は極当たり前にしていた作業なのだろうなぁ。もっとも、私が知らないだけで今でも当たり前にしている作業なのかも知れないけれど。
眠っているセーターやなんかを解いて湯のししたら、面白いものが出来るんじゃないかなぁ。我が家には眠っていセーター類は無いのだけれど、乙女な母あたりは何か死蔵していそうなので聞いてみようかと思う。気が付けば毛糸編みシーズンも、あと2ヶ月弱。編み物歴2年目の今年も、なんだかんだと楽しませてもらっている。
これを書き終わったら、夫の帽子を編みましょうかね……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。