白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2007年12月20日(木) 価値観の違う友人

今日は幼友達が遊びに来てくれた。

幼友達は小学校の同級生で同じ書道教室に通っていたこともあり、なにげに付き合いが続いている。昨日は夫から「彼女と会う前の日はいつも憂鬱そうだけど、そんなに憂鬱なら会う必要無いのでは?」と言われた。実際、彼女と会うのはいつも憂鬱だ。彼女は短大を出て保育士になったものの、仕事のキツさに保育園を辞め、その後10年ばかりは実家暮らしでアルバイトをしている。いわゆる「ニート」ってヤツだ。

彼女はとても心優しい女性で、たぶん私のことを好いてくれているのだと思う。なんとなく間遠くなっても必ず彼女の方から連絡してくれて、年に1度は会っているのだけど、私は彼女と会うたびにモヤモヤしたものを感じずにはいられない。

私と彼女は別個の人間で、価値観も違うから、そんな事を考えるのは大きなお世話だって事は分かっているのだけど「35歳にもなってニートってのはどうかと思う」ってところが引っ掛かって仕方が無いのだ。彼女とて周囲から「いいかげん結婚したら?」等の事は言われるようだけれど、私は結婚云々よりも彼女が自分の将来のことを真剣に考えずに「今さえよければそれでいい」的な生き方をしているのが端で見ていてヤキモキするのだ。

結婚はしなきゃならないものではないと思うけれど、彼女の両親はいつまでも元気でいる訳じゃないのだから、生きていく手段は確保した方が良いとおもうのだ。正直なところ、親に財産がごっそりあって、それを食いつぶし生きていけるのならそれもアリかと思うのだけど、彼女の家は極普通のご家庭で決してお金持ちではない。

数年前までは「定職につかなきゃ駄目だよ」なんてお節介なことを口喧しく言っていたけれど、最近は「気になるけど、それが彼女の生き方だから仕方ない」とて何も言わないようにしている。しているのだけど……やはり気になって仕方が無い。

なんて言うのかなぁ……こう言う言い方をしては悪いのだけど、彼女とは話をしていてもちっとも面白くないのだ。価値観の合わない人と話をするって、そんなものなのだろうか。それならば付き合わなければ良いと自分でも思うのだけど、彼女に悪い点は無いし、しかも私のことを大事に思ってくれているのも分かるだけに、切り捨てることは出来ないでいる。

今日もモヤモヤしたものを感じながら、他愛も無い話をして時間を潰した。

自分と価値観が違う人の生き方も、それはそれとして受け止められるようにならなきゃなぁ……と思うのだけど、これがなかなか難しい。なんだかなぁ…とモヤモヤしながら今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2006年12月20日(水) 出来心…?
2003年12月20日(土) モモンガの女
2001年12月20日(木) 蜜柑味の吐息

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