白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2007年12月21日(金) 公立保育園の現状

昨日、遊びに来てくれた友人は先月まで公立保育園でアルバイトをしていた。私はしばらく育児に専念するつもりなので、娘を保育園に預ける予定はないのだけれど、保育のプロがどんな風に乳児と接しているのかを知りたくて、いろいろと質問を投げかけてみた。

色々と話を聞いたのだけど、私の住んでいる市の公立保育園の現状には失望してしまった。保育園ってところは親が働いていたり、あるいは病気等で子供を育てるのが大変な人が利用するところだと思っていたのに、あまりにもサービスが手薄過ぎるのだ。

吃驚することは多かったのだけど、1番驚いたのは、おむつは紙ではなく「布おむつ」を使っているってこと。使い終わった布おむつは、フタ付きのバケツに入れて保護者が持って帰って洗濯していると言うのだ。友人は「布おむつは紙おむつよりも始末がしやすくて楽ちんだよ〜」と気軽に言っていたけれど、働いてクタクタになって帰ってきた親御さんが、オムツを洗濯しているのかと思うと泣けてきてしまった。おむつかぶれ等の理由から布おむつを使用するならともかく「保育が困難」な家庭に、おむつの洗濯を強いるのは酷と言うものだ。

そして0歳時の保育は4ヶ月以降しか受付てもらえないとのこと。育児休暇は法律的に認められている訳だけど、現実問題として育児休暇をバッチリ取れる人ばかりでは無いだろうに、4ヶ月以降って縛りは厳し過ぎるように思う。保育時間も私立保育園に較べると短く設定されているので、よほど恵まれた状況でないと、保育園の終わる時間までに親が子供を迎えにくるのは無理だろう。

それ以外にも、一事が万事「?」と思うことが多くて、自分自身が利用している訳ではないのだけれど「誰のための保育園?」とて憤慨してしまった。あれでは私立保育園や無認可保育園を利用せざるを得ない。「子供を産みたくても産めない」と言う話は見聞きしていたけれど、昨日は切実にそれを感じてしまった。友人と話していて「預ける側」と「預かる側」の意識の違いの大きさも吃驚させられた。公立だと「働く人の権利」が前面に出過ぎているような気がする。

大家族で子供を育てる時代は終わってしまったのだから、根本的な考え方を変えていかないと、女性に子供をたくさん産んでもらうのは無理だろうなぁ……なんて事を考えつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2006年12月21日(木) 年齢差のある集い
2004年12月21日(火) 目から鱗のチョコレート。
2001年12月21日(金) 自分の体液に溺れてました。

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