先日、クリスマスの贈り物を編むために買った毛糸を使い切ってしまい、編む物が無くなってしまった。
編み物をするには毛糸がいるのだけれど、自宅から歩いて行ける範囲に手芸店が無いので、残念ながら毛糸が手に入らない。通販だと手触りを確認出来ないので、いまだ踏み込む気になれず悶々としていたら、昨年、練習用にと100均で購入したアクリル毛糸が目についた。
ふと、思い立ち、今さらながらアクリルタワシを編んでみることにした。アクリルタワシとは洗剤無しで食器が洗えるってことで数年前に流行して、母の友人のオバチャン達が熱狂的に編みまくっていた記憶があるのだけれど、私自身は使ったことが無かった。
かぎ針での編み物は全く初めてなのだけど、ネットで検索したら丁寧に解説してくれているサイトがあったし、アクリルタワシの編み方も分かったので、早速作ってみることに。
ヤバイ……アクリルタワシにハマってしまいそうだ。
アクリルタワシの性能云々…以前に、編むのが楽しくて病み付きになりそうだ。ボーッとしていても編めるような簡単さと、簡単なわりに、ちゃんと作品が仕上がるというお手軽さがたまらない。ほど良い単純作業を繰り返す事によって、少しずつ大きくなっていくタワシを見るのが楽しくてたまらない。
この感覚、何かに似ているなぁ……と頭を巡らしていて思い出した。そう…子供の頃に熱狂した「リリアン」に似ているのだ。リリアンとは、組み紐を編む子供向けの小さな編み機のようなもので、私が小学生の頃に大流行していた。編んだ組み紐で何かを作る訳でも無いのに、ダラダラと長くなっていく組み紐を見るのが楽しくて、毎日ひたすらに編みまくっていた覚えがある。
そう言えば、母の友人のオバチャン達は大量に編んだアクリルタワシを大きなビニール袋にギッシリと詰め込んでいたっけか。当時の私は「あんなに編んでどうするつもりなんだろう?」と不思議に思っていたのだけれど、あのアクリルタワシは使うための物と言うよりも、むしろ編むのが楽しくて編み過ぎてしまった産物だったのだと思う。
このままでは私も大量のアクリルタワシを編んでしまいそうだ。ここは1つ、複雑な編み方に挑戦して大量生産に歯止めをかけるべきだろうか。とりあえず今はアクリルタワシを編むのが面白くって仕方が無い。今夜も滋養熱的に編んでしまいそうだなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。