いま、童謡が熱い。娘のために童謡のCDを購入して数日、毎日童謡のCDを聞いて悦に浸っている。娘でなく私が……なのだけど。
初めて買った童謡のCDは想像以上に刺激的だった。記憶の底に埋もれていたような歌も1度聞いてみると思い出してくるもので、案外楽しく歌えるものだ。あらためて聞いてみると、長く歌い継がれている童謡ってのは、曲も歌詞も素晴らしいってことに気が付いた。
特に私の心を鷲掴みにしたのは「歌詞」である。
童謡の歌詞を作った詩人さん達って天才だなぁ…と感心する。子供の頃は童謡よりも、むしろアニメの主題歌や歌謡曲の方が好きだったが、当時は童謡の本当の良さを分からなかったのだろう。大人になって童謡を歌ってみると、その歌詞にマジ泣きさせられると言うのに。童謡ってのは子供のためのものだけど、むしろ大人のためのものなのかもみ知れない……とさえ思う。
たとえば「からす なぜなくの」から始まる『ななつのこ』など、カラスは「かわいい かわいい」と泣くのだ。七羽の子を育てるカラスが夕暮れの空を飛んでいく姿は、家族のために遅くまで働いて家に帰ってくるサラリーマンのお父さんを彷彿とさせる。子育て中の私には泣けてしょうがないのだ。
童謡って人間の営みの温かい部分とか、優しい部分だけを抽出して作られているんじゃないかなぁ……なんてことを思う。
毎日ノリノリで童謡を歌いまくる私だが、娘が喜んでいるかどうかは激しく疑問だ。娘が童謡を楽しむのはもう少し先なんじゃないかと思う。まぁ、私がご機嫌ってのは娘にとっても良いことだろう……と1人で納得している。
ちなみに童謡のCDが届いたらデタラメの歌(替え歌)を歌わなくなるかと思っていたが、そうでもなかった。むしろバリエーションが増えたような。以前と違って、ちゃんとした歌も歌うようになったのだからヨシとしましょうかね……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。