白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2007年11月09日(金) ひと区切り

今日は私の1ヶ月健診だった。

乙女な母に来てもらって娘を託し、いざ出発。娘と離れて長時間過ごすのは初めての事で後ろ髪引かれる思いがしたが、今後はこういう機会もあるだろうから慣れないとね…と自分に言い聞かせた。妊娠中は遠く感じた駅までの道程をサクサク歩き、休み休み昇っていた駅の階段を駆け上がり「無事に出産したんだなぁ」ってことを実感した。

病院で検査と診察を受け「もう普通の生活に戻って大丈夫ですよ」と太鼓判を押してもらった。娘も順調に育っていることを告げると「良かったね。これから頑張ってね」との言葉を戴く。「寒くなったし、ゆっくりお風呂に浸かりなさいね」と主治医がニッコリ。妊娠中は厳しい顔ばかりしていた主治医の笑顔は値千金。主治医に「今までお世話になりました。ありがとうございました」とお礼を言った時、少し泣きそうになってしまった。

私は妊娠・出産生活を卒業ていく訳だけど、産婦人科の人達は延々と妊婦さんや赤ん坊を受け入れているのだなぁ……なんて思うと感傷的な気分になってしまった。あの病院を頼ってくる妊婦さんや赤ん坊が健やかな妊娠・出産が出来ますようにと心の中で手を合わせた。

何度となく書いてきた事だけど感謝してもしきれない。あの病院でお世話になったことは一生忘れないと思う。

病院帰りに駅前の書店で文庫本を1冊購入。あまり品揃えの良い書店では無いのだけれど新鮮な活字が読みたかったのだ。スーパーで食料品を買い早足で帰宅。2時間半ほどの外出だった。娘は乙女な母とお利口に留守番をしていたようだ。

これで私の妊娠・出産生活にひと区切りがついた。夫に健診結果の報告がてら「今までありがとう。これからもよろしく」と携帯メールをして「これから頑張っていこう」と、あらためて自分に言い聞かせた。これまでの事を忘れる訳ではないけれど、これまでの事よりも、これからの事を大切にして進んでいかなくちゃなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


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