東京旅行といっても、黄金週間に次いで2度目なので
新たしい発見は少なかろうと思っていたのだが
今回の旅行では大発見をしてしまった。
浅草で喫茶店へ入った時のことである。
その喫茶店はお洒落なカフェではなくて
マスターかママさんが1人で経営しているタイプの
昔ながらの「喫茶店」で、メニューも定番ばかり……
と思っていたらば、メニューの最後に「こぶ茶」があった。
流石は浅草。年配者の好みに対応してメニューを考えているのだ。
などと非常に感激していたらば
同行者の東京人から「普通だよ」と言われた。
東京の喫茶店のメニューには普通に「こぶ茶」があるらしい。
↑昔ながらの喫茶店に限る。
関西の喫茶店には「こぶ茶」はおいていないので、かなり驚いた。
名古屋の喫茶店で「柿ピー」を出された時の驚きと
匹敵するくらいの衝撃だった。
喫茶店のメニューに「こぶ茶」があるのは
東京だけの風習なのだろうか?
それても全国的に見て普通のことなのだろうか?
浅草見物の後の「お茶オフ」で関西出身の東京在住者に
「こぶ茶」の話をしてみたところ
彼女はいまだ「こぶ茶」の存在に気付いていなかったらしく
関西人2人で手を取りあって、その驚きを共有した。
そんなことからオフ会では「関西と関東の違い」について
なんだかんだと話が盛り上がってしまった。
まずは方言について……関西では「飴」のことを「飴ちゃん」と言うとか。
そして食物文化……関東では「牛すじ肉」は、あまり食べないとか。
そして人づきあいの風習について。
どうも関西と関東では、人との距離の取り方が微妙に違っているらしい。
関西は、ズカズカと他人の領域へ踏み込んでいくが
嫌いな人、あるいは気に添わぬ人とは付き合わないことがあるのに大して
関東は、誰とでもそつなく付き合うが
自分と他者の線引きがキッチリしている……という。
私は関西以外の土地で暮らしたことがないので
なんともよく分からないのだけれども
どこまで行っても人付き合いは、永遠の謎なのだろうなぁ……と思った。
「こぶ茶の謎」や、その他諸々について書いてみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ……ではなく
本日は欲張って、もう1日書いてみようと思う。
翌日に続く。