「子供が産まれたら、今よりずっと大変だ…って言われるけど、今より安心出来る気がする」と夫が言った。私も全く同意見だ。
諸先輩方から「本当に大変なのは赤ちゃんが産まれてから。妊娠中のトラブルなんて、それに較べれば、なんて事無いよ」ってな話をよく聞かされる。その通りなのだろうなぁ……と思うと同時に、素直にうなずけない部分がある。
妊娠の経過が順調なら「産まれてからの方が大変」と素直に思えるのだろうけれど、そうとは言えないだけに「無事に産まれてくれると良いけど…」と言う不安が常に付き纏うのだ。自分自身の体調の変化や、胎動の具合にも神経質になりがちで、どうにも落ち着かない。
妊娠9ヶ月目に入った今、早産したとしても今の医学なら赤ん坊はちゃんと育つ……って事は充分理解している。まずまず大丈夫だろうと思っていて、毎日、鬱々と暮らしているかと言えば、そうでもなくて、寝たきりながらも読書をしたり、音楽を聞いたり、ノートに日記を書いたり、友人が贈ってくれた塗り絵をしてみたりと、動けないなりに楽しく過ごせるよう努力している。
それなのに……頭では「大丈夫」だと思っているのに、どうしても不安を払拭出来ないでいる。
特に夫が夜勤で、夜1人で寝ていたりすると余計な事を考えてしまいがちだ。私はどちらかと言うと無鉄砲な性質で、心配性ではないはずなのだけどなぁ。
そんなこんなも、娘が産まれたら「いい思い出」になるのだろう。
ちょっと弱気になっているけど、娘との対面まで、あと少しの辛抱だ。「頑張れ、自分!心を強く持て!」と自分を励ましつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。