夫から「今まで(仕事)お疲れ様」と労いの言葉をかけられてハッとした。3年近く働いた職場を去ると言うのに、まったく感慨が無いってことを。
今の職場は居心地が良くて、仕事のやりがいもあり、同僚達には、兄弟に抱くような親愛の情を感じていた。予定通りの時期まで働いて、送別会なんかがあれば、泣いちゃってたんじゃないかと思う。
職場としてのお別れもさる事ながら、長く従事してきた「図面描き」と言う職種とも、たぶん、お別れ。子育てが落ち着いて社会復帰したとしても、図面描きとしてはやっていけないと思う。技術的な面で役に立たないだろうし、第一、家庭優先で出来るような仕事でもない。今の職場は実績が買われていたので、我儘な契約が出来ただけの話なのだ。
長くやってきた仕事を辞めるのに、感じないなんて寂しい気もするが、お腹の子が心配だったのと、自分自身がしんどかったのとで、それどころでは無かったのだ。なんだかなぁ…と思う反面、私にとっては、かえって良かったような気がするのも事実だ。
早産しそうになって「私は、お母さんになるんだ」という意識が、今まで以上に強くなった。仕事にしても、素っ気無い終わりだったからこそ、気持ちを残さずに決別出来たのかも知れない。そして、自分が家族から「お世話される立場」になった事で、より一層、家族の大切さを実感した。
どんなトラブルにだって某かの意味があるのだ……と思いたい。
なんて、強がってみる日曜日である。まぁ、それはそれとして、安静生活を少しでも楽しく出来るように努力しなくちゃなぁ〜とは思っている。行動が制限されているので、なかなか難しいけれど、生活パターンにしろ、気持ちの持っていきようにしろ、出来る事はあるはずだ。長丁場を上手く乗り切りたいなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。