最近「ところで2人目はどうするの?」と聞かれることが多い。
2人目どころか1人目だって産んじゃいないのに、そんな事を聞かれても面食らってしまう。基本的に「子供は授かり物」だと思っていて「そんな自分の思い通りにいくとは限らないでしょうに」と思うのだけど、私もいっぱしの大人なので「兄弟はいた方が楽しいでしょうけどねぇ。こればっかりは。それに私も35歳ですからねぇ」などとお茶を濁すことにしている。
しかしながら、そういう質問をする人は大抵似たようなことを口にするのだ。「最近は40代で産む人も多いから大丈夫だよ。ジャガー横田とかね。年子でさっさと作っちゃうと後が楽ちんだよ」と。
正直。ジャガー横田の話は聞き飽きた。
そして私は違和感を覚えずにはいられない。人生って、そんなに自分の思い通りに進むものか……と。希望や目標を持って努力するのは大切な事だと思うけれど、努力だけではどうにもならない事柄だって多いように思うのだ。無邪気に2人目云々の質問を口にする人って、よほどスムーズに今まで生きてこられたのだろうか。
私は自分が結婚して所帯を持てるとは思っていなかった。(だからって絶望していた訳ではないし、それなりに努力だってしていた)ましてや母になれるなんて露も思っていなかった。だからかも知れないけれど、夫と出会って結婚したことも、子供を授かったことも「スゴイこと」あるいは「ラッキーなこと」だと思っている。だけど一般的には結婚とか出産ってのも、当たり前に出来る至極普通の出来事なのかも知れない。
だけど、これは感覚の相違なので相手が間違っている訳でもないし、私が間違っている訳でもない。
今の私の当面の目標は無事にお腹の赤ん坊をこの世に送り出してあげること。そして明日は検診日。経過順調だといいなぁ。赤ん坊のエコーを見せてもらうのを楽しみにしながら今日の日記はこれにてオシマイ。