昨日は夫婦で町内会の公園掃除に参加した。
昨年もそうだったのだけど男性の姿は少なくて参加者のほとんどは女性だった。「日曜日はゆっくり寝ていたい」と言う働く男の大変さは分からなくもないけれど「なんだかなぁ」と思わずにはいられない。ちょっとした会合ならまだしも、公園掃除は力仕事も多いので、男手があった方が良いと思うのだ。
男手云々…という問題もあるけれど、地域行事に参加するってのは、誰のためでもなくて結局は自分のためなのだ。団塊世代男性陣が定年退職を迎えて「地域デビュー」が出来ずに孤独になる人が問題になっている…なんて話を聞くにつけ「どうして彼らはそういう類の努力しないのかなぁ?」と不思議に思う。こういうチャンスに顔見知りの1人でも作っておけば、日々の暮らしが少しばかり楽しくなるのに。
私達夫婦は平日、働いているのでご近所の人とは滅多に話をする機会が無いので、昨日は作業中のお喋りがとても楽しかった。「あら、奥さん。おめでたなの?」と数人の女性から声を掛けられた。ご町内は若い世帯から、お年寄り世帯まで年代にバラつきがあるので、色々な方向から話が聞ける。
特に印象的だったのは、団塊世代の女性達の話。子育てを終え悠々と暮らしている彼女達はとても楽しそう。私の妊娠を喜んでくれて、自分が現役で子育てをしていた頃のエピソードなどを聞かせてくれた。当時を語る彼女達は、とても誇らしげで、ある種の女性達にとって「子育てをした時間」というのは宝物なのだなぁ……と思った。
もちろん母になったからって誰もが子育てを楽しめた人ばかりではないとは思うのだけど「子供を育てるのって楽しいわよ」って話を聞くと、お腹の子供が出てきてくれるのが、ますます待ち遠しくなってしまった。
公園掃除は、けっこうキツかったけれど良い時間を過ごすことが出来た。夫もご近所の年輩男性と話をして、思うことがあったらしい。こういう行事に参加すると「所帯を持ったんだなぁ」としみじみ感じる。これからも、この土地で穏かに暮らしていきたいなぁ……なんて事を思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。